2006年から日本サッカーは進化してない?中田英寿のブラジル戦感想が核心をついていた

サッカーコラム
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2022年6月6日新国立競技場で

サッカー日本代表とブラジル代表が

対戦した。

2022年はカタールワールドカップがあり

現在10月であることからもう一ヶ月もない。

我らが日本代表が国内でマッチメイクしたなかでは

ブラジルは最高の相手だといってもいいだろう。

最近ではUFFA がFIFAに対抗して

ネーションズリーグなるものを代表ウィークに開催することにしたため

ヨーロッパとの親善試合が日本でできなくなった。

そのなかでも南米のヨーロッパ選抜ともいえるブラジルは

日本の現在地を図るのに最も適した相手と言える。

日本も20年前とは違いスタメンにJリーグのメンバーは1人か2人という

構成が当たり前になってきた。

ブラジルと国内であればある程度はやれるし

勝てるのではないかという期待も抱かせたが…

 

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中田英寿がゲームをコントロールしようという意思が感じられないと語る

新国立競技場で行われたブラジルとの試合は

数々のレジェンドも観戦に来ていた。

日本サッカー協会の企画で

ちょうど日韓開催のワールドカップから20年ということで

中田英寿や小野伸二、当時の監督トルシエが観戦に訪れていた。

中田英寿と小野伸二は隣に座り観戦。

そこでの会話で中田英寿はまたしても核心をつく。

「あまり変わってないんだなっていうのが第一印象でしたね。日本もそうだし、ブラジルもそう

そもそもサッカーというスポーツ自体が思ったほど変わってない。もっと進化していると思っていた。」

中田英寿が現役を引退したのはもう16年も前のことだ。

そこから現代のサッカーになるまでに

ペップがバルセロナで0トップで革命を起こし

クロップがドルトムントでゲーゲンプレッシングで対抗すれば

という形で今も有望な若手監督によって戦術は進化している。

さらにテクノロジーでもサッカーは劇的な進化を遂げている。

2006年では誤審でゴールが取り消され

ファールしてないのにレッドカードを出される場面が

多々あったが、2022年の現在はVARやゴールラインテクノロジーにより

そのようなことはなくなりつつある。

それでも中田英寿は進化してないと言い放った。

さらに中田英寿は続ける。

「今のデータを生かせば選手がここに来たらこちらはこう動く、このスピードでこうやれば

確実に連動してボールを運べるっていうのはわかると思う。依然として感覚で

サッカーをやっている」

この指摘は日本だけでなくブラジルでさえもそうだったと語っていた。

どれだけテクノロジーが進化しても人間選手がそれにアップデートできてないという

冷静な見立てである。

これはサッカーに限らず、実社会でもそうでないだろうか。

スマホで誰でもインターネットにアクセスできる時代になったものの

それを活かせる人間と活かせない人間で差はあり、

総合的にみても人間の方はスマホほど大きな進化は果たしてない。

「日本はどういうサッカーをやるのか、やりたいのかをどれだけ多くの人が考えるか

その国のスポーツ文化を作っていくっていうかね。海外でプレーする選手が増えたからといってどうこうなるものでもない。」

これは少々省いた部分があるが、ニュアンスは伝わるかと思う。

選手のレベルが上がっても優秀な監督を連れてきてもサッカーが文化になるには難しいと

中田英寿は言っているのだ

わたしが注目したのは海外でプレーする選手が増えてもという部分。

今の日本は自由にやらせてもある程度はやれるチームになっている

と思っているがそれを思わせるのは戦術がない森保監督に任せても

選手たちの判断力が海外でプレーすることによって向上したからだといえる。

しかしそれでも中田英寿の口から僕らの時よりも日本はよくなったという言葉はなかった。

「ゲームをコントロールしようという意志が感じられなかった。

こうしたいからこうしたいっていう選手が日本はあまりいなかった。

そもそも意志を持った選手、意志を持ったチームを作らない限り、限界があるのがサッカーっていうスポーツ。」

ゲームをコントロールするというのは監督の仕事ではなく、

やはり選手自身になるだろう。

それに関して中田英寿は日本にはそういう選手はいないと言い放った。

できる選手がいないのではなく、意志が感じられなかったというのが

今の日本の課題といえるかもしれない。

冷静に考えてみればわかる。

日本人選手でゲームをコントロールしクラブでそれだけの地位を築いているのは

海外ではほとんどいない。

レアルソシエダの久保建英くらいだろうか。

ヨーロッパの強豪で日本人選手にゲームを作る役割を与えてくれるクラブはほとんどいないのが現状だ。

最近ではリバプールの南野がそうだった。

日本代表のエースだがリバプールでは控え。

クロップ監督のなかで南野の役割は使い勝手のいいターンオーバー要員だった。

香川真司や本田圭佑などクラブでも存在感がある選手が数年前でも1人か2人はいたが、

海外でプレーする選手は増えた現在でもそんなに変わりはない。

ブラジルはゲームをコントロールできる選手が数人いると中田英寿は唯一そこだけは

誉めていた。

体力で差がなくなったから1対1で抜けなくなった、

だからゲームをコントロールする選手がいるチームは勝率が高いと中田英寿は分析している。

ブラジルにはビッグクラブの中心選手となっている選手が多数存在する。

そんな選手たちの集まりがブラジル代表なのだ。

日本がそのレベルまでいくにはまだまだかかるだろう。

日本は進化している技術は間違いなく。

しかし世界との差があまり縮まらず、ワールドカップでもベスト16のままなのは

他の国のレベルも上がっているからといえる。

そしてそのスピードに日本は追いついてないのだ。

まあ今年がワールドカップ開催と知らない国民ばかりの

サッカー文化レベルが低い国が勝てるほど世界は甘くない。

 

モロッコがアフリカ勢で史上初のワールドカップベスト4に。変わる世界のサッカー

ワールドカップの優勝は

いつも南米かヨーロッパで争われてきた。

しかし2022カタールワールドカップでは

その歴史が変わるのではと思った人も少なくなかったはずだ。

それがアフリカのモロッコの躍進である。

彼らは下馬評を覆し

ベスト4で大会を終える。

これはアフリカ勢で史上初。

ワールドカップの歴史が変わった大会であったともいえよう。

モロッコがアフリカ勢で格上のベルギーやスペインやポルトガルを撃破できたのは

まさに中田英寿が言っていた、差がなくなっていることの証明であるといえる。

誰もが簡単に

ネットで最新のサッカーを視聴できる時代でもあり、

一部の国をのぞけば、ほとんどの国のチームがヨーロッパでプレーする選手で固められており、

国によっての情報格差はなくなりつつある。

これからのワールドカップは出場国も増えることから

モロッコのようなダークホースが常に生まれるようになるかもしれない。

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