世代交代必須?3年後日本代表で30歳超えのベテランになる13人の選手とは?

サッカーコラム
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ロシアワールドカップから4年、カタールワールドカップで世代交代が加速

2018年ロシアワールドカップ23名のうち、

去年のカタールワールドカップで引き続き選ばれたメンバーの

数はなんとたったの6人だった。

しかも26人に枠が拡大されたにも関わらずである。

しかもポジションはMFから上はなく、

FWは1名も選出されていない。

そんな世代交代が激しかった今回のワールドカップであるが、

3年後にある、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同開催の

ワールドカップではまた世代交代が起こるかもしれない。

そして現在の日本代表で、

3年後に30代となっている選手たちをまとめてみた。

 

シュミットダニエル34歳

カタール大会では出番のなかった

シュミット・ダニエル。

彼も3年後は34歳となる。

正GKとして日本代表のゴールマウスを守りたいが

ワールドカップ未経験であるのがネックで

経験値で若いGKに優位に立てないのが残念なところ。

今はベルギーのチームに在籍しているが

そこからのステップアップは必須である。

 

権田修一 清水エスパルス所属 37歳

カタールワールドカップでは

4試合すべてで

日本のゴールマウスを守った

代表の正GK。

年齢は4年後、37歳となり、

高齢となる。

川島永嗣が4年後40歳オーバーとなるので

ワールドカップ経験者として

第3GKとして選出はあると思うが、

おそらくスタメンではなくなるだろう。

日本代表監督の森保が

j1を優先していくと言っていることから

今季は所属の清水エスパルスがJ2で戦っていることもあり、

しばらく代表から遠ざかる可能性がある。

 

谷口彰悟 アル・ラーヤンSC所属 34歳

フロンターレ一筋でやってきたCBがついに

海外移籍を今冬に決断。

移籍先はヨーロッパではなく、

なぜか同じアジアのカタール。

Jリーグよりもおそらくレベルは下のリーグになぜか移籍。

フロンターレ自体、トレーニングの質は高く、

谷口がワールドカップでみせたプレーは、

その証明となった。

3年後はCBとしてはまだまだ若い34歳。

ヨーロッパのクラブでプレーするには

今がラストチャンスであることから、

その経験ができれば次のワールドカップでも

選出の可能性はあり得る。

吉田麻也が30代後半となるだけに、

安定したプレーをしてくれるベテランCBは必須であることから

谷口には期待がかかる。

 

吉田麻也 シャルケ所属 36歳

3度のオリンピックにワールドカップ3大会出場を果たした、

日本を代表するセンターバック。

3年後にはそんな吉田も36歳という大ベテランとなり、

ワールドカップを3試合フルで出場するには難しい年齢に差し掛かる。

冨安や板倉という若いCBもいることから

26人のメンバーに入れたとしても

控えになることが予想される。3年後も同じようにスタメンでというのはかなり厳しいといえる。

ただワールドカップ後は中断明け後のブンデスリーガで安定のプレーをみせている吉田麻也。

ブンデスで安定したプレーを続けていれば代表の中心選手としての地位は揺るがないと考える。

 

山根視来 川崎フロンターレ所属 32歳

ワールドカップにたった1試合しか出場せず、

しかもその試合は敗戦したコスタリカ戦で、

パフォーマンスの評価も微妙だった選手の一人。

安定のフロンターレの選手というパフォーマンスをみせれなかったのが

残念なところであり、

3年後は32歳という年齢になることから選ばれるのは難しいと言わざるを得ない。

継続して選ばれるには海外移籍は必須であり、

遠藤航のような武器を身に付けるしかない。

 

酒井宏樹 浦和レッズ所属 36歳

ワールドカップに3大会出場し、

日本に欠かせないサイドバックになった酒井宏樹。

3年後は36歳だが、

今のところ、SBは人材不足であり、

今回の長友のようにワールドカップ経験者枠として

選ばれる可能性はあり得る。

やはり、1体1に強いSBがいるのといないとでは

チームの勝率もかなり違ってくるだろう。

経験が必須のポジションであることから

4年後に選ばれてもおかしくはない。

 

長友佑都 FC東京所属 38歳

本人もカタールワールドカップ後に現役を続けるかどうか

悩んでいたが、

すでに36歳。引退してもおかしくはない年齢である。

4年後は38歳となり、

試合で使える駒としては計算がたたない年齢となるだろう。

ブラジルでは同じ年齢のダニ・アウベスが

カタールワールドカップのメンバーに選出されたが

全然チームに貢献できず、選んだチッチ監督は批判の対象となっていた。

長友がもちろん今のまま衰えずに

安定したパフォーマンスを続けていれば4年後も選ばれるだろうが、

スタミナが必要なポジションなだけに

極めて難しいと思われる。

左サイドバックの後継者は

今回怪我で離脱した中山雄太がいるので

長友がいなくても大丈夫であろう。

あとはパリオリンピック世代で

ヨーロッパに移籍しブレイクするJリーガーのサイドバックにも期待したい。

 

遠藤航 VfBシュトゥットガルト 33歳

3年後の日本代表に絶対欠かせないのが

遠藤航である。

吉田麻也が代表を引退すれば

遠藤が次のキャプテンとなるは必定であり、

今まで以上に彼の代表での責任は重くなっていく。

33歳という年齢から

怪我で離脱することが多くなると思うが、

3年後はなんとかピークをワールドカップに持ってきてほしいものである。

 

柴崎岳 CDレガネス 34歳

今回のカタールワールドカップでは全然活躍の場を

与えてもらえなかった柴崎岳。

なぜ森保監督は選んだのか疑問で、

ロシア大会から4年間でパフォーマンスが急激に落ちてしまった

選手の一人である。

3年後は34歳、よっぽどのことがない限り、

次のワールドカップで選ばれることはないだろう。

田中碧や守田が代表の主力に定着したのもあるだろうが、

ワールドカップ経験者が、ずっとベンチに座っているなど

あってはならないことだと思う。

 

守田英正 スポルティング所属 31歳

フロンターレが生んだ

最高傑作のボランチの一人。

ゴールも奪える、

万能なMFはカタールワールドカップで

その評価をさらに高め、

イタリアセリエAの強豪ラツィオからの移籍オファーがあるなど、

確実に名を上げてきている日本人選手の一人だ。

3年後は年齢的にみても経験がプラスされ、

年齢的にも一番いいときであるといえる。

ラツィオのようの名門チームで主力として定着していれば

世界を代表するボランチへと成長していることだろう。

3年後に期待がもてる選手の一人である。

 

南野拓実 モナコ所属 31歳

南野にはがっかりしたという

日本のサポーターも多かったのではないだろうか。

フランスのリーグアン

モナコに夏に移籍してからもパフォーマンスをあげれず、

クラブでゴールという結果を出せてない、

日本の10番はカタールワールドカップでも

すべてのプレーが悪いわけではなかったが

三笘や堂安に比べて物足りなかったのは間違いない。

3年後は31歳となる。

今回原口元気が落選したように、

南野のポジションは日本の花形であることから

激戦区。

南野が年齢的にこれ以上ヨーロッパでのステップアップは

おそらく難しいことから

次のワールドカップは落選しているのが予想される。

 

伊東純也 スタッド・ランス所属 33歳

戦術によって長所を今一つ発揮できなかったものの

森保ジャパンの主力として

チームに貢献したスピードスター。

自慢のスピードは

日本代表のなかでは抜きん出ており、

稲妻と呼ばれるのは当然であろう。

3年後は33歳、乾や原口など

前回のロシア大会で一世を風靡した

30代のサイドアタッカーたちは

選ばれておらず、

香川もそうだが2列目は最も世代交代が激しい

ポジションである。

伊藤純也も選ばれるにはリーグアン以上のリーグで

試合に出場し続ける必要があるだろう。

 

浅野拓磨 ボーフム所属 31歳

ドイツ戦では相手DFのミスをつき

奇跡のゴールをノイアーの頭上を撃ち抜き決めた

ジャガー浅野。

もちろんこのゴールは称賛されるべきだし、

浅野がいなければ日本がグループを首位で通過することはできなかったのはたしかだ。

だが浅野はフロンターレの選手のようにパスワークの中から

最後に決める決定力が低く、

ポジショニングのセンスが低いのか、

そこを改善しないと、3年後は若い選手にとって替わられてしまうだろう。

また怪我をしているのに今回ワールドカップに選ばれたのは

広島時代森保監督の教え子だったこともあると思っている。

おそらく3年後も森保監督が継続して日本の監督であれば

多少パフォーマンスが低くても、呼ばれる可能性は高い。

しかし、もし監督がどっかの外国人監督になったら

年齢を考えるとよっぽどのことがない限り

呼ばれないと思われる。

 

日本代表のアタッカーの世代交代はさらに激しくなる

日本代表は今回森保監督によって

かなり年齢が若返ったと思う。

特にアタッカーの入れ替わりが激しく

大迫をはじめ、多くのベテランが落選した。

それも三笘のように大学生が4年後に

プレミアリーグのチームでプレーすることが

現実に起きているのが今の日本のアタッカー事情でもあるのだ。

アジアでは韓国よりもそこは上なのではないと思うほどで、

カタールワールドカップのメンバーに

惜しくも落選したセルティックの古橋などは

オーストラリア国籍だったら間違いなく選ばれていた

選手だっただろう。

それだけ日本のアタッカーの人材は豊富で、

3年後もだれがスタメンになっているのか、予想ができない。

おそらく、

堂安、三笘、久保が攻撃の中心にはなっていると思うが

世界に目を向けると

徳島ヴォルティスからスペイン5部の

CFバダロナに期限つき移籍中の

19歳FW鈴木輪太朗イブラヒームなど

多くの原石が日本人選手には存在する。

3年後彼らがヨーロッパでステップアップをする可能性は

かなり高く、今回のワールドカップでの

日本人選手の活躍によって

さらに日本人選手の移籍は活発になるだろう。

前回のワールドカップに出場した選手が出てこないのは残念ではあるが、

それだけ日本の選手層が厚くなっている証拠ともいえる。

3年後今は無名だが、三笘薫のようにブレイクしワールドカップメンバーに

選ばれる選手はだれになるのか、今から楽しみである。

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