名将といわれ歴史に名を残すであろう名監督であるファーガソンが
長いマンチェスターユナイテッドの指導歴で出会ったワールドクラス4人を
これから紹介していこうと思う。
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1人目元フランス代表FWエリック・カントナ
エリック・カントナ 1992-1997
1996 | When Eric Cantona scores this beauty against Sunderland pic.twitter.com/kOpLzen1D7
— SportFrantic (@SportFrantic) 2018年12月21日
キングエリックと呼ばれた元フランス代表のFW。
マンチェスターユナイテッドでは低迷したチームをその得点力で引っ張り、
4度のリーグ制覇に貢献した。
フランス代表といえばジダン、アンリを想像するがこのエリック・カントナも
2人に匹敵あるいはそれ以上の選手であり、
あの「将軍」と呼ばれたミシェル・プラティニもその才能を高く評価していた。
マンチェスターユナイテッドでキャリアを終え、引退後は俳優として活動している。
「エリックを探して」では本人役として出演している。
2人目元ウェールズ代表MFライアン・ギグス
ライアン・ギグス 1990-2014
現在、マンチェスターユナイテッドでコーチを務め、現役時代はウイング、ボランチを主戦場として活躍した。
ファーガソンが特に溺愛した選手の1人で、ユナイテッドでは14才で入団しユースからトップチームに昇格。
2014年に引退するまで他のチームに移籍することなく計672試合に出場した。
キャリア前半と後半ではプレースタイルが全く異なり、別の選手かと思ってしまうほどである。
2012-2013、2013-2014シーズンには日本代表香川真司とも一緒にプレーをした。
3人目ポルトガル代表レアルマドリード所属FWクリスティアーノ・ロナウド
クリスティアーノ・ロナウド 2003-2009
もはや説明不要の現役のスーパースター。マンチェスター時代には
2003年に移籍した直後にベッカムがつけていた7番をつけることになった。
ファーガソンが育てた選手の中では最高傑作といえるだろう。
前所属スポルティング・リスボンからマンチェスターへの移籍金は24億円であり、
2009年レアルに移籍した際には138億円とユナイテッドの6年間で約6倍の価値になる。
現在、アルゼンチン代表バルセロナ所属のリオネル・メッシと唯一渡りあえる選手であり、
レアルマドリーというスター軍団の中にいてもその存在感は圧倒的である。
最近ではチャンピオンズリーグでの歴代最多得点を更新し80得点と30才となった
今でもその進化はとどまるところを知らない。
しかしそのゴールへの執着心が異常に強いためか味方がゴールすると怒ることがあり、
エゴイストな部分も年々激しさを増している。
「(アメリカのサッカーは)もっと良くなることができるし、僕はそれを助けることができるだろう。助けるための覚悟もできている。いつかここでプレーできることを期待している」
キャリア最後はMLSか…C・ロナウド「アメリカでプレーしたい」 | サッカーキングレアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、アメリカのMLS(メジャーリーグ・サッカー)でキャリアを終えたいという希望をインタ···
現役最後はMLSを希望しているらしく、レアルマドリードから退団するという噂もある。
4人目元イングランド代表MFポール・スコールズ
ポール・スコールズ 1994-2013
ベッカムと同じ時期に入団し、ギグスと同じようにキャリアをユナイテッドで終えたレジェンドの1人。
2011年に一度は現役を引退するもののファーガソンの強い希望により、2012に電撃復帰。
マンチェスターユナイテッドの中盤をギグスと共に長い間支えた。
ファーガソンが惚れたルーニーとベッカムが入ってないのはなぜ?
ベッカムはマンチェスターユナイテッドのファンなら知らない人はいない、
クリスティアーノと匹敵するほどのスーパースターである。
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ファーガソンが彼をスーパースターに育てたといっても過言ではない。
そしてもう一人ウェイン・ルーニーである。彼はエバートンで無名の頃に
マンチェスターユナイテッドに移籍し現在もエースとしてチームを牽引している。
この2人の名前がワールドクラスのなかに入ってないのはなぜか?
個人的にはファーガソンとの「確執」が原因であると考える。
デビット・ベッカムの場合
ベッカムは現在の妻ヴィクトリア夫人とユナイテッド時代に結婚し、
その頃からファーガソンとの間に亀裂が生じるようになる。
服装は派手になり、髪形は奇抜、息子の体調が悪いので練習はサボる。
このような行為がファーガソンをイライラさせついに
追放という形で2003年にレアルマドリーへとベッカムは移籍することになる。
ベッカムは移籍した後も「ユナイテッドに残りたかった」
「レアルの一員としてユナイテッドと戦うのは気がめいる」などと話し、
一方のファーガソンは「ベッカム放出は後悔していない」と語っている。
ウェイン・ルーニーの場合
ルーニーの場合も同様で、ファーガソンの確執があり、
度々ユナイテッドから出て行くのではないかという移籍報道が流れたほどだ。
それは2009年のことである。この話が最初にでたときルーニーに対し、必死の説得をした後、破格の給与を与える契約を結ばせたという。
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理由としてはライバルマンチェスターシティに移籍しようしていた点、後はロナウドがレアルに移籍したことで攻撃の軸がいなくなってしまうからであった。
しかしルーニーを引き止めることがなんとかできたものの、その後もギクシャクした関係は続いたようである。
最高経営責任者(CEO)に対し、「私の倍額の給料をルーニーが稼ぐのはフェアではない」と提言したことを明かしている。
「簡単なことだ。どの選手も私より大金を稼ぐべきではないと話したんだ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000027-jij_afp-socc
おそらく2013年にファーガソンが監督業を引退しなければ、ルーニーはもう他のチームでプレーしていた可能性が高く、今彼がユナイテッドにいることは監督が交代したからという理由に他ならない。
ファーガソンは他にもスター選手を放出していた
ルート・ファンニステルローイ 2006年 レアルに移籍
ディエゴ・フォルラン 2004年 ビジャレアルに移籍
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ヤーブ・スタム 2001年 ラツィオに移籍
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ロイ・キーン 2005年 セルティックに移籍
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これらの偉大なワールドクラスの選手も実はファーガソンを一度はもめた事があり、ベッカムやルーニーの場合となんら違いはない。
しかしファーガソンという監督は偉大だと今でも思う。
これだけの選手を放出してきたが、そのせいでクラブの財政があぶなくなったことは
一度もなく、移籍金をたんまり他から頂戴し、
チームの成績も落ちないよう代わりの選手を次々と発掘してきた。
ベッカム、フォルラン、ファンニス、ロナウドなどはマンUから移籍した直後の
新チームですぐに結果をだし、その能力の高さを証明した。
そうファーガソンがその素晴らしい能力、才能を開花させたからこそ
移籍先のクラブでも活躍できたのはないだろうか。
皆さんはどう思うだろうか?ベッカムやルーニーその他にもワールドクラスは
いっぱいいるでしょ?おかしいよファーガソン!
などサッカーに対する熱い思い、意見を是非聞かせてほしい。
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