コロナがなければ降格?清水エスパルスの抱える問題点とは?

Jリーグ
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7連敗中のエスパルス。最下位で終われば監督解任も

選手のクオリティ不足が顕著…クラモフスキー体制の清水は1年で終わるのか?
ファンが喜ぶサッカーでFC東京との開幕戦で惨敗 横浜マリノスから今シーズン引き抜く形で 清水エスパルスはクラモフスキーを新監督に据えた。 開幕前から大胆なスタイル変更そして、王者のマリノスのサッカーを知っているとあって ファンの期待も高く、...

シーズン開幕直後、記事でも書いた通り、エスパルスの成績は予想以上にひどいものとなった。

まさかここまでひどくなるとは正直思ってなかったと同時に、

現在7連敗中でリーグ順位は最下位という最悪の数字はチームが

J1のクオリティに達していないという証明でもありショックを受ける。

新監督を迎え、新しいサッカーに切り替えたエスパルスだったが、

このままの順位でシーズンを終えれば、翌年には降格があるだけに

クラモフスキー監督を解任する可能性も大いにでてくるだろう。

 

立田・ヴァウドのCBコンビは失点40の守備力

エスパルスの監督クラモフスキーは、試合ごとにスタメンを変え、メンバーを固定化してはいないが

唯一、ほとんど変わってないのがCBの2人である。


ヴァウドと立田は決していいコンビとはいえず、失点を重ね、

ここまで40という数字を重ねてきた。

開幕のときにも言ったが、エスパルスにはJ1クラスのCBが不足しており、

クラモフスキー監督が掲げる理想のサッカーをするにはこのポジションの強化は必須である。

 

川崎・鹿島から自陣からのスローインで失点。自陣でのプレッシャーに弱いエスパルス

エスパルスの失点の多くは自陣からのボールロストにある。

ゴールキーパーから丁寧にビルドアップをするエスパルスに対し、

レベルの高いJ1のチームは高い位置からプレッシングをかけてくる。

これは今シーズンがコロナの影響で交代人数が増え5名になったこともあるだろう。

そのプレッシングを上手くかわしてエスパルスの効果的なロングパスが

例えば敵陣の深い位置に入れば

背後のスペースを突く形となり、逆にエスパルスの決定機につながるのだが、

大半が敵に奪われ、シュートもしくはゴールとなり失点となっている。

そして印象的なのが自陣でのスローインからいとも簡単にボールを敵に奪われ、

鹿島と川崎に同じような形で失点しまうシーンだった。

相手のプレスが上手いというのもあるが、エスパルスの守備にも問題があり、

奪われた後のネガティブトランジションが上手く機能しておらず、

ボールにいくのか?スペースを埋めるのか?がはっきりしていないように思える。

またバイタルエリアからのシュートが多く入っており、ペナルティエリアに侵入は許してないものの

危険なスペースを与えているのはいただけない。


前半の30分くらいで2失点する試合があり、

最近だと鹿島と柏戦でどちらもエスパルスのホームゲームだったが、

前半のうちから守備陣の集中力が欠如しているようでは勝利を手繰り寄せることはできないだろう。

 

マイナスのクロスからの得点をもっと増やし、クラモフスキー監督を続投させろ

今のエスパルスを支えているのはやはりファンタジーな攻撃の側面だろう。

中央から崩すゴールやポジティブトランジションからサイドの金子が決めれば

セットプレーからカルリーニョスが決めるなど実に多彩で

そこは見事である。

だがすべての試合をみて分析したわけではないが複数得点をした試合をみて感じたのは

相手のハーフスペースを突き、そこからエスパルスのアタッカーがえぐり、

マイナスのクロスからのゴールが少ないということだった。

相手ペナルティエリアからマイナスのクロスを入れれば、クオリティの高い

アタッカーならゴールを決めることができるだろう。

こういうシーンが増えれば、おそらくエスパルスの得点は今の倍となるのは間違いない。

まずは守備を立て直し、ここから巻き返して、なんとか13位くらいでシーズンを終えてほしいところである。

このまま失点を重ね最下位でシーズンを終えるとなれば翌シーズンは4チームが

降格する見込みとなっているだけに、

クラブ側としては監督を続投させるかどうか今一度考えなければならなくなるだろう。

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