地域リーグはプロアマが混在しているリーグです。
アマチュア契約、プロ契約の違いを説明していこうと思います。
(チームによって、契約内容は異なっています。今回はJリーグを目指しているチームのケースを取り上げていこうと思います。)
アマチュア契約
このチームはJリーグを目指しているため、基本的に誰もが所属できるわけではありません。
セレクションや指導者間の紹介のみによって、チームに加入できます。
チームには20人以上所属しているため、
全員がサッカーのみで生活できるプロ契約を結べるとは限りません。
残念ながらアマチュア契約となってしまった選手は
チームのスポンサー企業で半日働くこととなります。
このメリットとしましては、
・練習や試合優先のシフトやスケジュールを組んでもらえること
・時間当たりの賃金が高いこと
・職場で食事を提供してもらえること
・セカンドキャリアに向けた経験を養えること
などがあります。
またスポンサー側としましても、
・働き手を確保できること
・若くて元気なスポーツ選手が来ることで職場が活気付くこと
といったメリットを享受できます。
このような形を採用することで、選手たちは生活に不安を抱えることなくサッカーに打ち込むことができます。
またサッカー選手は生涯続けられる職業ではないため、
いずれ来る引退・転職といったイベントへの糧となることも多いです。
プロ契約
プロ契約は、基本的にサッカーをすることでお金が発生する契約のことです。
固定給が年俸制で定められており、
そこに勝利給やゴール給といった形でインセンティブがつくケースが多いです。
正社員ではなくて、業務委託といった雇用形態となっています。
なので、選手個人で各種税金を支払う必要があります。
地域リーグには資金力が潤沢なチームは決して多くはありません。
そのためプロ契約とはいっても独身生活ならなんとかなるものの、
家族を養うことは難しいといった現状があります。
またサッカーだけで生活できるほどのプロ契約はJリーグから移籍してきた実績ある選手に与えられることが多いです。
プロ契約で少額のお金をもらいながらも、アルバイトの給料を生活費の足しとしている選手も多いです。
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