半ば戦力外状態でも移籍拒否し
ミラン加入以来最も苦しいシーズンを送っている本田圭佑。
ラツィオとハル・シティがオファーを出すも本田は移籍拒否
冬の市場最終日には、
過去にも本田獲得に動いたことがあるラツィオとプレミアリーグの
ハル・シティがオファーを出したようだが、本田が拒否。
結果ミランは、本田の移籍金でサンプドリアのMFルカ・チガリーニを獲得予定だったが、
そちらも破談となった。
これを受けイタリアメディアは、契約が残り半年を切っても契約延長の予定がない本田が
今回の移籍拒否で完全に戦力外と扱われると見ている。
後半戦はもう本田がベンチに入ることですら珍しくなるかもしれない。
イタリア代表ボナヴェントゥーラが4ヶ月の負傷離脱
そんな本田に思わぬ形でチャンスが巡ってくる可能性が出て来た。
1月29日の22節ウディネーゼ戦で
イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラが左足の内転筋を痛め離脱。
手術を要するほどの重症で順調に回復したとしても復帰まで4ヶ月ほどかかる見込み。
また、最近の戦績の悪さからシステムを4−3−3から4−2−3−1に変更するという。
ボナヴェントゥーラの創造性を失ったのを組織でカバーしようということに加え、
1ボランチから2ボランチにすることで
19歳のMFマヌエル・ロカテッリの負担軽減もあるようだ。
3の部分には、右にエバートンからレンタル加入した
スペイン人FWジェラール・デウロフェウ、
トップ下にスペイン人MFスソ、
左にジェノアからレンタル加入したアルゼンチン人MFルーカス・オカンポスと並び、
最前線にカルロス・バッカまたはジャンルカ・ラパドゥーラが入る布陣になるだろう。
2列目に3人起用されるということは必然的に本田の出場機会も増える可能性がある。
ベンチ要員からスタメンへ。本田は毎シーズン逆境を乗り超えて来た
思えば、毎シーズン本田は監督の考えを変えさせチームの中での立場を築いて来た。
必ずシーズンの中で本田がチームにとって欠かせない存在になる時期があったが、
今シーズンはそのチャンスも気配すらもなかった。
今や、パンキナーロ(イタリア語でベンチ要員の意)という不名誉なあだ名も
完全に定着してしまっているが、汚名返上しミラニスタからの愛情を取り戻すチャンスは
来るか。
ロッソネーリ(赤と黒の意。ミランの愛称)のSAMURAIが再び輝いた時、
それはミランにヨーロッパコンペティションの出場権がもたらされるかもしれない。
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