セルジ・ロベルトとはどんな選手?
セルジ・ロベルトはバルセロナの育成機関カンテラの出身で現在23才。
ポジションはMF。
2010-2011シーズン、まだ20才にも満たないスペイン人の少年はバルセロナのトップチームの試合に
出場した。
なかでも驚きだったのがチャンピオンズリーグのレアルマドリード戦でCLデビューを飾ったことだ。
大一番で他の控え選手を差し置いて投入されたことに彼の才能の高さを感じた。
そして今シーズンはバルセロナB(バルセロナ2部チーム)でお世話になったルイス・エンリケ監督の元
先発する機会も多くなってきている。
本職ではないSBもこなすユーティリティープレーヤーでもある
セルジ・ロベルトはゲームメイクを得意としている選手でバルセロナでいえば
シャビやイニエスタに近いタイプだ。
しかしルイス・エンリケ監督は大胆にもこのセルジ・ロベルトを右サイドバックで使っている。
このコンバートというのはサッカーでは珍しいことではなく、日本代表の森重真人なんかは大分トリニータ時代にボランチからセンターバックに転向している。
セルジ・ロベルトはこのコンバートによって新境地を開拓し、意外に強いフィジカルと加速力によって
見事に適用してみせた。
同じく右サイドバックであるバルセロナのダニエウ・アウベスはもう30を超えそろそろ年齢的にも引退というころに差し掛かる。
このセルジ・ロベルトがそう遠くない未来、ダニエウ・アウベスを退団に追い込みポジションを完全に奪う時が来るのかもしれない。
レアルマドリードとのクラシコでメッシの代わりに右サイドで先発出場
先日4-0で大勝したレアルマドリードとのクラシコでバルセロナのエースメッシは欠場。
その代役でメッシと同じ右サイドのポジションに入ったのが23才のセルジ・ロベルトである。
元々この位置にはFWムニルとFWサンドロという控え選手がいるのに起用されたのは
サイドバックを任されているセルジ・ロベルトだったのだ。
レアルマドリードとのクラシコで大胆すぎる起用だったが
セルジ・ロベルトは恩師の期待に応えてみせる。
1点目のスアレスのゴールを相手DFをドリブルで引き付けラストパスでお膳立てしたのだ。
カンテラ出身選手ファンの私からすればこんなに嬉しいことはない笑
ペドロが今夏移籍しカンテラ出身選手の活躍が減ってきたなぁと思ってたところに
このセルジ・ロベルトが登場。
バルセロナの新たな象徴になり得る可能性を秘めたセルジ・ロベルトの活躍に今後も目が離せそうにない。
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