2016-2017チャンピオンズリーググループステージでドルトムントはレアルと2試合を行う
ヨーロッパ王者レアルマドリードとドルトムントは今シーズン
CLで同じグループに入り、当然開幕前から香川の活躍が期待された。
しかし先日2試合目を行ったが、1試合目と同様香川の名前はベンチにすらなく
ドルトムントのトゥヘル監督にとって香川は構想外なのか?と疑いたくなる扱いだ。
ロイス復帰そして新加入組のモル、デンベレ、カストロ、シュールレからポジションを奪われる香川真司
マルコ・ロイスが10月に戦列に復帰し、2列目のポジションの競争はさらに激化した。
カストロやモル、デンベレ、シュールレなど新加入組がポジションを香川に渡してくれず、
この上、ロイスも復帰したとなればいよいよ日本代表10番も移籍を視野に考えねばならないのかもしれない。
トゥヘルのレアル戦2試合のフォーメーションをみてみるとヴァイグルの1ボランチに2列目は
ゲッツェ、カストロ、ラファエウ・ゲレイロ、デンベレと並ぶ。
次にセカンドレグのレアルのホームで行われた試合のフォーメーションは次の通り。
2ボランチにしてシュールレとプリシッチが2列目に並んでいる。
トップ下はサイドもできるデンベレ。
これをみて皆さんは気づかないだろうか。
香川が先発できない理由を。
それは1トップがオーバメヤンだからであると私は考える。
香川がいたクロップ時代に1トップを務めていたのはバイエルンに所属しているレバンドフスキやルーカス・バリオスだった。
この2人はどちらかというとポストブレータイプで、スピードでぶっちぎるオーバメヤンとはプレースタイルは異なる。
昨シーズンまではギュンドアンとムヒタリアンという、香川にスペースを空けてくれる2人の存在があったが
今は移籍して代役をやってくれる選手はいない。
1トップにオーバメヤンがいる以上、その背後でしかプレーできない香川は今のドルトムントには不要。
オーバメヤンが移籍し、トゥヘルが戦術を変更しない限りは香川の出番は多くなることはない。
香川が岡崎慎司のように献身的な動きで守備に奔走するなら道は開けるかもしれないが、
ザック時代も最後までサイド起用に反発しトップ下に固執したプライドの高さがあるので無理だろう。
サイド?ボランチ?できないのならチームを去り、トップ下を必要としている中堅クラブに今冬に移籍するべき
サイドでも中に切り込み、中央でプレーしたがり、ボランチをやるにも視野が広いわけでもない香川は
空いたスペースに忍者のように現れ、ゴールに直結したプレーが求められるトップ下しか生きる道がない。
若いころにもっと多くのポジションを経験し、適応できていれば今のような状況になってはいなかったと思うが
たらればを言っても仕方ないのでミランで出場機会を失っている本田と一緒に今冬移籍を検討するべきと私は考える。
香川を必要としているクラブはおそらくまだまだあるはず。
ドルトムントはいいチームでサポーターも香川のことを愛してくれているのはわかるが、ここは出場機会の優先。
日本代表でもスタメンから外れていることからドルトムントに居続けるのは得策ではない。
オーバメヤンがレアルに移籍するとの噂があり、戦術が大きく変わる可能性はあるがあくまで噂であり、
ベンゼマやモラタがいる今のレアルが欲しがる選手なのかも疑問なので移籍の可能性は低いと思う。
ブンデスリーガでの試合でも出場機会が失われており、今の香川の状況は暗黒のユナイテッド時代と重なる。
とにかく、いいオファーがあれば移籍し、試合に出ることを優先してほしいただそれだけである。
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