J1リーグ2019年シーズン、昇格組ながら躍進をみせる大分ト
かつてはJ3まで降格したチームをここまで導いたのが、
戦力的には決して充実しているとは言えないチームを如何にして今
バルセロナもやらない自陣からボールをつなぐ危険な戦術
大分トリニータの戦術を一言で表すと「ポゼッションサッカー」
ポゼッションサッカーといえば、
しかし、大分トリニータのポゼッションサッカーは少し違う。
ボールを支配するエリアのほとんどが自陣なのである。
今シーズン、実に70%
ポゼッションを志向する代表的なチームである川崎フロンターレが
さらにポゼッションサッカーの代表的な世界的クラブバルセロナのバルベルデ監督も
私たちのポゼッションは相手陣地で行わなくてはならない。自陣でポゼッションをして、相手からプレッシングを受けるならば意味がない。
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自陣でのポゼッションを完全否定している。
大分トリニータはその逆をいっているわけだ。
この戦術には、相手を自陣に引き込み、
ただ、1つのミスが即相手のチャンスにつながる危険な戦術とも言える。
実際、
手堅くきっちりリトリートする守備
先ほども述べたが、
しかし大分トリニータは、ボールを奪われると自陣まで戻り、
実際、ボールを奪取した回数、
自陣でのボール保持率が高いことも、
大分トリニータのポゼッションは必ずしも攻撃のためだけでなく、
ロングパスを多用した攻撃
ポゼッションを志向するチームは、
ロングパスを多用するチームの多くは、どちらかといえば引いて守る守備的なチームである。
実際、2019年シーズンのJ1リーグでも、ショートパスの少ない比較的守備的なチームが前方へのロングパスが多い傾向にある。
そんな中で、最もロングパスの本数が多いのが大分トリニータである。
ポゼッションを志向しているため、ショートパス本数も多いが、状況を見て長短の使い分けて戦っていることが良くわかる。
まとめ:大分トリニータは異質な戦術によって昇格クラブながら高順位
他チームに比べ、戦力的に劣る大分トリニータが異質な戦術によって今の順位に着けていることがよくわかる。
これも一重に、片野坂監督の手腕、戦術を理解して信頼している選手、フロントの一体となった力によるものだろう。
対策を講じられるであろう今後の戦いでは、どのような戦術をみせてくれるか楽しみである。
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