【こだわりが半端ない】戸田和幸が日本一の解説者だと認めざるをえない5つのこと

サッカーその他
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

清水エスパルスでキャリアをスタートし

2002年日韓ワールドカップにも出場した後、

プレミアリーグのトッテナムに移籍した経験をもつ

元日本代表戸田和幸氏。

そんな戸田和幸さんが最近テレビのサッカー中継で解説をやっているのをよくみかける。

ロジカルにサッカーを語るあのセンスを好きな人も多いことだろう。

そんなプロ解説者の戸田和幸さんの5つのこだわりを

著書である「解説者の流儀」を参考に紹介していこうと思う。
Embed from Getty Images

 

スポンサーリンク

準備として過去の試合映像を各チーム2試合ずつみるので、両チーム合わせて4試合もみる

解説者の戸田さんは毎月15試合の解説を担当しているという(2018年6月)

1試合につき両チームの過去の試合映像を2試合ずつみて分析するという。

合計4試合。90分だとして360分である。

さらに流しっぱなしでみることはなく、自分の理解が足りないと感じたら

その都度止めては巻き戻し、確認するという。

1試合の分析にかかる時間はなんと長い場合で2時間。

戸田さんの解説がしっかりしている理由がこれだけでわかるだろう。

 

中継では実況を務めるアナウンサーとのコンビネーションを大事にしている

野球好きには申し訳ないのだが年寄りの野球解説者はアナウンサーに対して

偉そうなイメージがあり私は嫌いである。

戸田さんはまさにその逆で、あれだけ知識が豊富なのに実況をするアナウンサーと

雑談の時間を大事にしているという。

それには理由があり現役時代しか戸田さんのことを知らないアナウンサーさんに

今の自分のことを知ってもらい、自分の中継に対する考え、姿勢を理解して

もらうことを努めているからだそうだ。

さらにはコンビを組むアナウンサーさんの特徴と守備範囲を

理解しておくことも忘れないという。

アナウンサーとの言葉のパス交換が上手くいかなければ視聴者にサッカーを

楽しんでもらうことはできないと戸田さんはいっている。

 

信ぴょう性のないキーワードは視聴者に言わない

サッカーを紹介する番組では制作側からこのキーワードを言ってくれと

解説者の方に指示することがある。

NHKのニュース番組に出演した戸田さんはある試合のキーワードで

「イラクのメッシ」というのを言ってくださいと頼まれたという。

これは製作サイドが視聴者にわかりやすい視点を与えるために

キーワードを用意するらしい。

だがその日のキーワードである「イラクのメッシ」というのは

戸田さんの中で納得しなかったらしく、

そんな選手にみえなかったので解説者の信用にも関わることだから

自分の口では言えないと丁重にお断りしたそうだ。

 

Zoneに掲載された吉田麻也のミスを指摘した記事。戸田さんはこれに猛抗議

戸田和幸というのがどれだけサッカー解説にこだわりをもっているかが

わかるエピソードがある。

それは2017年ロシアワールドカップ最終予選日本対イラクのときの

日本の失点シーンの原因が吉田がGKに任せず

クリアしなかったことによる判断ミスと

戸田さんが主張しているという記事をZONEが掲載し、それに

戸田さんは大激怒。

すぐに抗議をしたという。

戸田さんのブログ記事をそのまま転載したそうだがそもそも転載許可を与えて

いなかったこと、さらに吉田一人のせいにはしていないのに、

ZONEの転用記事のタイトルには

「戸田が吉田を一刀両断」と

書かれており、戸田さん的には事実を捻じ曲げられたものが掲載され

怒りを覚えたようだ。
Embed from Getty Images
その試合では吉田のミスにふれつつも、

課題はチームとして連動した守備ができていなかったことだと戸田さんは自分のブログに書いている。

戸田さんからしてみれば勝手に吉田の悪口を言っていたことを書かれ

イメージが悪くなるのだからマイナスでしかないだろう。

それにちゃんと抗議できるのは戸田さんが解説者の仕事に大きな責任と

自分が発する言葉の重要性を理解しているからだと思う。

 

審判にも厳しく指摘。ピッチ上でおきている全てのことを正確に視聴者に伝える義務

解説者戸田和幸は一切手を抜かない。

それがヨーロッパの試合でもJリーグの試合であってもだ。

もちろん選手、監督だけではなく、ときには審判のミスジャッジにも厳しく言及する。

それがわかるエピソードが、2016年9月にあった鹿島アントラーズ対ジュビロ磐田

との試合の解説のときである。

鹿島のFW鈴木優磨が飛び出した後、ジュビロのカミンスキーが

右足でシュートをブロックしたところで

ペナルティキックの判定が審判に下される。

ここで戸田さんは

「ゴールに向かってドリブルするボールが直角に飛ぶことはない」

と指摘。

つまりゴールキーパーの足に当たらなければこのときボールは直角には飛んでないと

いうことだった。

正当な守備によってシュートを止めたジュビロのカミンスキー。

戸田さんは「審判の位置なら映像をみないとわからないレベルではない」とも言っている。

判定に関しては自分の見解を述べるリスクはあると自負していながらも

プロ解説者である戸田さんは「視聴者にピッチ上の事象を正確に伝える義務がある」

と考えているようだ。

観ているこちら側からすればこういった間違いを指摘してくれることは

大いに助かるといえよう。

 

今回一部を紹介した戸田和幸さんの著書「解説者の流儀」はこちらから買えます↓

 

解説者の流儀

新品価格
¥1,620から
(2018/10/15 15:46時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました