ベスト8が出そろいユーロ2016もいよいよ佳境
6月10日に開幕したUEFA EURO2016 FRANCEもベスト8が決まり
残すは準々決勝、準決勝、決勝のみとなった。
ベスト8に進出した国は以下の通り。
ベルギー
ドイツ
イタリア
ポルトガル
フランス
ウェールズ
ポーランド
アイスランド
開幕前には予想もしていなかった優勝候補イングランドが格下アイスランドに負け、敗退。
また開幕前にプレッシャーにさらされていたフランスは綱渡り的なサッカーをするも
順当に勝ち抜け開催国の意地をみせている。
ベルギーはエースアザールがチェルシーファンから「新しいアザールと契約したみたい」と絶賛される活躍をみせ、難なくベスト8にまでコマを進めた。
イングランド敗退よりも衝撃だったのがユーロ3連覇を狙うスペインの敗北で、決勝トーナメント初戦でいきなりイタリアと潰しあい、姿を消した。
また同じくスペインと優勝を争うであろうブラジルワールドカップの覇者ドイツはスロバキアに格の違いをみせつけて勝利。
グループステージではハンガリーと危ないサッカーをしていたポルトガルだったが、
今大会スペインを負かしたクロアチアに勝ち、ベスト8。
大エースクリスティアーノ・ロナウドが大爆発すれば決勝も夢ではない。
ウェールズやポーランドはベイル、レバンドフスキという世界で10本の指に入る選手を擁してはいたが、ベスト8にくるとは予想外だった。
ギリシャが優勝した2004年大会を振り返れば、優勝もあり得るか。
そして今回は、今世界中を沸かせているユーロに残念ながら欠場をした主な選手を紹介していく。
カリム・ベンゼマ レアルマドリード所属
まずは、開催国フランス代表FWのベンゼマ。
レアル・マドリーに所属するこのストライカーは、
友人がしていたレ・ブルーの同僚MFマテュー・ヴァルヴュエナに対する
“SEXテープ恐喝”に加担した疑いで昨年10月にフランス当局に逮捕され、
FFF(フランスサッカー連盟)から無期限の代表活動の停止処分を科せられた。
2016年3月に、この処分は解除されたものの、
4月に入ると「代表チームの和を乱さぬために」
という理由でEURO2016の代表チームには、招集されないことが発表された。
マルコ・ロイス ドルトムント所属
ドルトムントのファンタスティック4はブラジルワールドカップに続き、まさかの開幕前に大けがを負い、欠場。
だがこのイケメン天才選手がいなくてもドイツはワールドカップで優勝し、ユーロではベスト8に難なく進出している。
日本では香川が欠場し、強豪と試合をした場合、勝てる気がしないが、ドイツではそんな心配は無用。
ドイツのチーム力には驚くばかりだ。
フェルナンド・トーレス アトレティコマドリード所属
トーレスは開幕前、若い選手に機会を与えてほしいということで、選ばれたいとは発言していなかった。
デルボスケ監督は最終的にトーレスを選ばなかったわけだが、スペインが敗退した今となっては
大舞台に強く、2008年、2012年大会で優勝を経験し、2012年には得点王となったこの男を切り札としてベンチに置くべきだったのかもしれない。
バンサン・コンパニ マンチェスターシティ所属
5/4のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグのレアル戦。コンパニはチーム在籍後、初のCLベスト4の舞台で重傷を負ってしまう。
これでユーロ出場の道は断たれ、残念ながら今大会ベルギー代表としては出場していない。
ベルギーはコンパニなしでベスト8に進出したが、ここから先はごまかしのきかない勝負になってくる。
コンパニが欠場したから敗退したと、メディアに叩かれないようしっかり守って、勝ち進んでほしい。
クラウディオ・マルキージオ ユベントス所属
ベラッティに続き、中盤の要であるマルキージオを左足の前十字じん帯怪我で欠いたイタリア代表。
4月のセリエAパレルモ戦でまさかの負傷をしてしまった、イタリアでも貴重なボランチ。
マルキージオを欠いたイタリアだったが、前回王者であるスペインに完封勝利を収め、開幕前の不安は一切ない。
ラファエル・バラン レアルマドリード所属
開催国フランスが少し危ないサッカーをしているのはこのCBがいないからだろう。
バランは2015-2016シーズンのバルセロナとのクラシコ前のフランス代表として臨んだ親善試合でまさかの負傷。
その怪我が治らず、ユーロの欠場が決まった。
フランスのデシャン監督はバランの代わりに、2年近く代表から遠ざかっていた本田ともチームメイトだったラミを召集。
フランスはグリーズマンの活躍もあってか、ベスト8にまでバランを欠くもベスト8にまで進出した。
アリエン・ロッベン バイエルン所属
こちらは予選落ちしユーロ本大会出場を逃したオランダの快速ウイングロッベン。
ブラジルワールドカップで3位に入ったオレンジの軍団は先日マンチェスターユナイテッドをクビになったファンハール監督が退任し弱体化。
目立った若手の台頭もなく、出場枠が増えた今年のユーロでまさかの予選落ち。
ワールドクラスのウイングがオランダの生命線。
ロッベンの後継者が早急に現れないとワールドカップ出場もあやしくなるだろう。
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