フェルナンド・トーレス リバプール⇒チェルシー
リバプールでかつて名声を高めた元スペイン代表のFW。
イングランドプレミアリーグのリバプールで142試合出場し81ゴールをマークした。
その活躍が認められ92億円の移籍金で2011年冬にチェルシーに禁断の移籍。
優勝を争うライバルチームの加入に腹を立てたリバプールのサポーターにトーレスのリバプール時代のユニフォームは燃やされた。
ファンを裏切りチェルシーに移籍したトーレスだったが110試合出場20ゴールしか挙げることができずかつての輝きを取り戻せないまま2014年にチームを去っている。
2014年8月にセリエAのACミランに移籍し日本代表本田圭佑とチームメイトに。
その後アトレティコマドリードに期限付き移籍し現在に至っている。
アトレティコマドリードのシメオネ監督にはゴール数が少なくても重宝されているようである。
アンディー・キャロル ニューカッスル⇒リバプール
フェルナンド・トーレスが2011年冬にチェルシーに移籍したことでリバプールにはストライカーがいなくなってしまう。
そのトーレスの後釜として期待され加入したのがアンディー・キャロルだ。
キャロルは191cmの大柄なストライカーで一昔前の典型的なCFである。
リバプールのロジャース監督はパスサッカーを志向していたため足元の技術がないキャロルは構想外となってしまう。
結局58試合で僅か11ゴールしか挙げられずにリバプールを退団し現在はウェストハムに在籍している。
ちなみにチームから主力が引き抜かれまた別のチームから主力を引き抜く上記のような移籍を「玉突き事故」ならぬ「玉突き移籍」という。
クリストファー・サンバ アンジマハチカラ⇒クイーンズパークレンジャーズ(QPR)
2013年冬にクイーンズ・パーク・レンジャーズに移籍し当時のチームの指揮官からは
「彼はモンスターであり、空中戦、スピード、フィジカル、リーダーシップでトップレベルであり、自陣と敵陣のボックスエリアで圧倒的な存在感を示す」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151227-00010019-soccermzw-socc
大きな期待をされていた。
またサンバはときどきFWとしてもプレーすることがありDFながら攻撃力もある元日本代表闘莉王のような選手である。
ブラックバーンでプレミアリーグは経験済みだったためクイーンズでも大丈夫だろうと思われたが移籍金22億の価値を証明することができず
チームは2部に降格してしまった。
キム・シェルストレーム スパルタクモスクワ⇒アーセナル
スウェーデン代表のMFで右サイドハーフ以外の中盤のポジションであればどこでもこなせるユーティリティープレーヤー。
2014年冬にアーセナルに期限付き移籍。
活躍が期待されたが初練習で重傷を負い公式戦の出場は僅かに4試合に終わりチームを去っている。
「とても興奮したし、アーセナルの一員としてプレミアリーグでデビューするという夢を叶えることができた。でも、デビュー戦を勝利で飾れなかったことは残念に思っている」
アーセナルデビューを果たしたシェルストレーム「夢を叶えた」 | サッカーキングプレミアリーグ第29節の延期分が25日に行われ、FW宮市亮の所属するアーセナルはスウォンジーとホームで対戦し、2-2で引き分けた。 同試合で、79分にチェコ···
アーセナルに移籍しプレミアリーグに出場し夢を叶えたキムだったがその夢からはすぐに覚めてしまった。
フアン・クアドラード フィオレンティーナ⇒チェルシー
2015年1月にセリエAのフィオレンティーナからチェルシーに移籍したコロンビア代表のMF。
2014-2015シーズンにチェルシーはプレミアリーグを制覇したがこのクアドラードは期待されたほどの活躍を全くできなかった。
2015年夏にバルセロナからペドロをチェルシーは獲得すると苦しい立場に置かれ今夏セリエAのユベントスに売却されている。
在籍期間はわずかに半年であった。
プレミアリーグは適応に最も苦しむリーグで冬の移籍はとってもリスキー
プレミアリーグで適応に苦しんだ5選手を紹介したが探せばこんなものではない。
おそらく数えきれないほどの選手たちが全くと言っていいほど活躍ができずに退団している。
プレミアリーグの挑戦が4大リーグの中で最も難しく、適応に苦しむのが上記の5選手をみてお分かりいただけかと思う。
もうすぐ2016年冬の移籍が解禁する。
今度はどの選手がこの特集を組まれることになるのだろうか。
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