森保監督率いる日本代表はメキシコに完敗。ロシアW杯ベルギー戦を思い出す
ロシアワールドカップでの激闘から2年と半年ほどが経過しようとしているが
日本代表はそこから大きく成長できたという実感がない。
しかもサッカー自体に盛り上がりはなく、野球の日本シリーズのほうが国民の関心度は高いのが現状だ。
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先日のメキシコ戦は濃い霧に包まれた異様なゲームだったが、日本は内容も結果も全てにおいて完敗。
ワールドカップベスト16の常連国に戦術においても後手をふみ、対策をされると何もできないという不安を残した。
前半が上手く機能したのはスカウティングによる功績が大きく、45分間で得点を奪えなかったのは
日本に決めきるストライカーがいないことを示した。
メキシコとの親善試合はロシアW杯のベルギー戦を思い起こさせ、
森保監督の手腕が改めて問われるゲームであったといえる。
次期監督について真剣に考えなければいけない時期になったのではないだろうか。
外国人監督で成功したのはザッケローニのみ。彼は日本の文化を受け入れた人格者
次期監督を選ぶなら順序的に日本人ではなく、外国人ということになるだろう。
私個人の考えを述べると森保さん以外の日本人から選ぶなら現状、
結果をだしている岡田さんしかいないからだ。
だが岡田さんは今治から離れることはなく、100%引き受けてはくれないだろう。
賛否両論あるとは思うが岡田さん以外なら名古屋を解任された風間さんを推したい。
彼の攻撃的サッカーは日本国民にウケるのは間違いないからだ。ただワールドカップで勝つには…
そして外国人監督に任せるのであればザッケローニのような人格者を選ぶしかない。
過去にハリルやトルシエといったわがままを押し通すタイプの外国人が指揮をとったが
サッカー協会のウケはよくなかった。トルシエは結果をだしたが、ハリルは本番を迎える前に解任されている。
ザッケローニは2014年ワールドカップで惨敗したが、本番前にものすごいサッカーを盛り上げてくれて
日本メディアに対するウケもよかった。今と比べればすごく日本サッカーが盛り上がっていたと思う。
ワールドカップでは結果を残せなかったが、国民に認められた外国人監督しては成功したといっていい。
私が試合に勝つのではない。質の高いプレーヤーの特性を生かすことで勝利に近づく。
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日本人のことをより理解し、選手ありきで戦術を考えてくれたという点は日本のサッカーにすごく合っていたと思う。
トルシエが指摘する日本に哲学を植え付けられない理由。外国人監督にしても結果がよくはならない
アジア諸国との試合では80%近い時間、ボールを支配できる。つまり、(そんな国で彼の哲学を植え付けようとするのは)言い換えるならバルセロナで『守備をしろ、デュエルで勝てるグループを作れ!』と言っているようなものだ。
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元日本代表監督トルシエがハリルのサッカーは日本に合わなかった?と質問されたときに
答えたのが上の文である。
日本は強豪国相手となると守備的なサッカーになる傾向があるが、
総合的にみるとボールを支配し主導権を握るサッカーをしているのが多い。
親善試合も国内で大体行うので相手が時差ボケでくることが多く
強豪相手でも圧倒して勝利という試合も過去に何度かみた。
日本人は攻撃サッカーが好きという傾向は
バルセロナファンの日本人が多いということでもわかる。
日本サッカーに合うという観点でいうとハリルのように結果重視で守備から入り、
たとえ力の劣るアジアの国相手でも自分のサッカーを選手に強要する監督は向かないだろう。
となると外国人監督を選ぶのは大変である。それなりに実績も考えると
ジダンやエンリケなど点をとり勝つことが至上命題なクラブで成功した監督に限られるからだ。
だが日本はスペイン代表ほど人材が豊富でもないし、
レアルのように勝負所で絶対に点を決めてくれるストライカーもいない。
少なくとも日本の至宝久保建英を先発から外す、
ビジャレアルの現監督エメリは日本代表監督には向いてない。
彼は日本のシンボルであり、調子悪い、良いに限らず、使わなければならない選手だからだ。
選手主体でこだわりを持たず結果をだす監督は欧州では引く手あまた、
遠い島国の日本に来てくれることはまずないだろう。
となれば監督未経験のバルサの元選手か、もしくはセレッソのロティーナなど
Jリーグである程度の成績を残している監督をクラブから引き抜くしかない。
しかし日本サッカー協会に、チェルシーやアーセナルのように実績のない監督を招聘する勇気があるかどうかだ。
アギーレ、ザック、ハリル…
過去の傾向をみればないだろう。
いずれも主要リーグ、世界大会で結果を残している監督たちであり、
ある程度強くなってしまった今の日本では
未経験者を受け入れることは難しい。
未経験の監督を招聘してもおそらくは長続きはしないことは安易に予想できる。
森保監督を解任し、新たな指揮官を据えたいところだが現状いい候補者がいないのだ。
と言ってもワールドカップ本番はもうすぐそこ。
メンバーもある程度固めなければならない時期に入る。
で、話の結論になるが、結果的に外国人監督を招聘したとしても
サッカー協会と仲良しになるのは短期決戦型の監督ではない。
どちらかといえば結果よりも内容を重視し、スポンサーのことまで考えてくれる監督が協会的にはベストということだ。
短期決戦型の監督は天才であろうと、その選手を勝つためならベンチ外にする。
かつて本田、岡崎、香川をワールドカップ本番で外そうとしていたハリルのように。
それでは日本は困るのだ。いろいろと。
だから運良く、協会が望む監督が来てくれても結果を伴うことはないだろう。
調子の悪い選手を使って勝てるほど、ワールドカップは甘くない。
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