1月31日で冬の移籍マーケットが閉幕。
コウチーニョのバルセロナへの移籍が大きな注目を集めた市場だが、
そんな中、日本人選手の移籍も話題となった。
長友佑都のガラタサライ移籍も話題となったが、
それと並び話題になったのワースランド=ベフェレンからアンデルレヒトへの移籍を果たした森岡亮太である。
サッカーに精通している方はアンデルレヒトについてはご存知であろうが、
日本ではまだまだ知名度は低いクラブなのが現状だ。
アンデルレヒトはベルギーのジュピラーリーグ所属の国内屈指の名門。
特に若手の育成に定評のあるクラブで、多くのタレントを輩出している。
そこで今回はアンデルレヒトがこれまでに輩出した選手の中で、
特に優秀な3選手を紹介していくので、最後まで見てほしい。
①【DF】ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ所属)
03/04シーズンにCLで17歳という当時では驚異的な若さでトップチームとチャンピオンズリーグデビューを果たす。
デビュー1年目で瞬く間にレギュラーに定着。
10代と思えない冷静さとフィジカルタフネス、ラインの統率力、更にはビルドアップの能力を兼ね備えており、
すぐさまその若者の名は欧州に知れ渡ることに。
そしてドイツのハンブルガーSVに移籍し、その2年後に現所属のマンチェスター・シティに移籍を果たす。
初年度からマンチェスター・シティで主力として活躍したコンパニは、
次第にプレミアリーグを代表するCBに成長し、チームのキャプテンも務めるように。
2009-10シーズンにはFAカップとクラブ史上初のCL出場権獲得に貢献し、
自身もリーグベストイレブンに選出された。
更に2011-12シーズンにはチームに44シーズンぶりのリーグ優勝をもたらす活躍を見せる。
31歳となった現在は、度重なる怪我やオタメンディやストーンズの活躍により、
出場数を減らしているが、老け込むにはまだ早い。キャプテンの復活が待たれる。
②【MF】ユーリ・ティーレマンス(ASモナコ所属)
2013年にアンデルレヒトの下部組織からトップチームに昇格を果たし、
昇格した年からレギュラーに定着当時の年齢なんと16歳。
そのシーズンのリーグ年間最優秀若手選手賞を受賞した。
ポジションは基本的にはボランチやセンターハーフ。
特にダブルボランチの一角としてプレーすることが多い。
非常に万能性が高い選手で、
やわらかいボールタッチでテクニカルなプレーを見せたかと思えば、
破壊力抜群の弾丸ミドルを放つ。両足を遜色なく駆使する稀有な選手でもある。
更にはゴール前に飛び出して得点を挙げることもしばしば。
特に昨シーズンのアンデルレヒトでは37試合で13得点とボランチの選手とは思えない非凡な得点力を披露。
夏のシーズン終了後の移籍市場では約31憶円の移籍金でモナコへのステップアップを果たす。
現在20歳だが、移籍先のモナコでも確実に出場機会を得ており、更なるブレイクを果たす日もそう遠くはないだろう。
③【FW】ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド所属)
ベルギーが生んだ怪物ロメル・ルカクもアンデルレヒトが輩出した傑物である。
ルカクはティーレマンスと同様に16歳でトップチームデビューを果たす。
さらに驚愕なのはデビューシーズンでリーグの得点王に。
16歳での得点王のタイトルはもちろんリーグ史上最年少の戴冠である。
その後2011年にチェルシーに引き抜かれる。
その風貌とプレースタイルからチェルシーのレジェンドであるディディエ・ドログバの後継者として注目を浴びたが、
出場機会を得られず、WBAへレンタルに出される。
そこで遂にその才能を開花させる。シーズン17ゴールを叩き出し、
レンタル元のチェルシーよりエバートンへ当時のエバートン史上最高額の移籍金で完全移籍を果たす。
エバートンでもゴールを量産。
特に2016-17シーズンは得点ランキング2位となる25ゴールを記録し、
前年より2年連続でプレミアリーグのベストイレブンに選出された。
さらに今シーズン前の移籍市場でマンチェスターユナイテッドへ約110億円という破格の移籍金での移籍を果たす。
チームは違えど、チェルシー以来のビッグクラブ再挑戦でルカクはどのような活躍を見せるのか楽しみである。
圧倒的なフィジカルでDFを弾き飛ばす身体能力、
爆発的なスピードで置き去りにしゴールを量産する姿はまさに”モンスター”だが、
課題はポストプレーなどの味方を活かすプレーと大一番での勝負強さ。
それを身に付けることができれば世界屈指のFWの仲間入りを果たすだろう。
名門アンデルレヒトの10番を与えられ、期待の高さが窺える森岡。ビッグクラブ移籍も夢ではない
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ベフェレンでの活躍が認められ、ジュピラーリーグ屈指のクラブに加入した森岡。
与えられた背番号は『10』と、クラブからの期待と評価がいかに高いかがわかる。
典型的な10番タイプで、精度の高い長短のパスと視野の広さ、
そして展開力を駆使して、チャンスメイクをする森岡にはその背番号通りの活躍が期待できる。
先に挙げた3選手のように、アンデルレヒトで中心選手として活躍し、
ビッグクラブへ更なるステップアップを果たせるのか。
この10番が注目されるのは間違いない。
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