2005-06シーズンは無敗優勝のメンバーが退団しても強かった
ベンゲル体制のアーセナルで最も強く、最強と言われた時代は2003-2004シーズンであるといえるが、
実は2005-2006シーズンもそれに比較するくらいに強かった。
とりわけチャンピオンズリーグでは決勝まで駒を進め、
当時最強だったスペインのバルセロナと互角に試合をしていた。
アーセナルは先制したので、GKレーマンの退場がなければ勝っていた試合だったように思える。
アーセナルは新しい時代を迎えており、
無敗優勝のメンバー
パトリック・ビエラ
デニス・ベルカンプ
マーティン・キーオン
はクラブを退団していた。
代わりに入った、若手
セスク・ファブレガス
ロビン・ファン・ペルシー
エマニュエル・アデバヨール
コロ・トゥーレ
マテュー・フラミニ
エマニュエル・エブエといった選手が
見事に穴を埋めていた。
バルセロナとの決勝戦まで決勝トーナメントは無失点
このときのアーセナルは攻撃もすごかったが守備も安定していた。
ビエラという中盤の壁がいなくなったことでシーズン序盤は苦しんだが、
CLではレアルとの決勝トーナメント1回戦を制すると、
無失点で決勝まで勝ち上がっている。
決勝ではGKのレーマンが退場したことで数的不利となり、
2-1で惜しくも敗れた。
当時最強だったバルサ。あのイニエスタが控えに
2005-2006シーズンのバルセロナは強かった。
日本でも有名なスペイン人のMFアンドレス・イニエスタが
ベンチにおり、
スタメンにはエトー、ロナウジーニョ、デコなどが名を連ねていた。
CL優勝はして当然のチームではあったが、
後半に試合終了残り9分という時間までにピッチ上では9人となった
アーセナルから2点目を取ることはできていなかった。
おそらく、GKのレーマンが退場をしなければこの試合はアーセナルが勝っていただろう。
ベンゲル時代の終焉。アルテタがプレミア優勝争いをするかつてのアーセナルを復活させる
2005-06シーズンはベンゲル時代で最後の輝きを放ったシーズンであり、
終焉の始まりでもあった。
このシーズンを境にアーセナルはCLはおろか国内のプレミアリーグの優勝すらできなくなってしまう。
昨シーズンようやく暗い長いトンネルを抜けたアルテタ監督のアーセナルが
20年ぶりのプレミアリーグ優勝まであと1歩と迫り、
アーセナル復活を予感させた。
2022-2023シーズンは優勝したマンチェスターシティとはわずか5ポイント差。
今シーズンは5試合を消化し勝ち点10で5位につけており、
優勝を狙える位置にいる。
メンバーもアルテタが見極めて獲得した若手が中心で
ブカヨ・サカ
エンケティア
ウーデゴール
ラムズデイル
ベン・ホワイト
ジンチェンコなど
20代の選手ばかりである。
ベンゲルからアルテタへ。
アーセナルは久しぶりの黄金期を迎えようとしている。
コメント