- バルセロナがこれまで放出した選手たちの移籍金をランキング
- 10位 サミュエル・エトー バルセロナ⇒インテル 23億円
- 9位 ズラタン・イブラヒモビッチ バルセロナ⇒ACミラン 移籍金28億円
- 7位 ロナウジーニョ バルセロナ⇒ACミラン 移籍金29億円
- 7位 チアゴ・アルカンタラ バルセロナ⇒バイエルン 移籍金29億円
- 5位 ペドロ・ロドリゲス バルセロナ⇒チェルシー 移籍金31億円
- 5位 ロナウド バルセロナ⇒インテル 移籍金31億円
- 4位 ヤヤ・トゥーレ バルセロナ⇒マンチェスターシティ 移籍金35億円
- 3位 セスク・ファブレガス バルセロナ⇒チェルシー 移籍金38億円
- 2位 アレクシス・サンチェス バルセロナ⇒アーセナル 移籍金49億円
- 1位 ルイス・フィーゴ バルセロナ⇒レアルマドリード 移籍金70億円
バルセロナがこれまで放出した選手たちの移籍金をランキング
バルセロナといえばここ最近リーガのタイトルを独占しているクラブであるが
超名門ゆえにチームにフィットせず、放出された名選手も多い。
スペインメディアはそんな高額移籍金を残し、他クラブへ旅立っていったスター選手たちを
移籍金の額でランキングしている。
では10位から順にみていくとしよう。
10位 サミュエル・エトー バルセロナ⇒インテル 23億円
バルセロナ在籍時、100ゴール以上をマークしていたモンスター級のストライカー。2004年から2009年まで在籍し
あのメッシをはじめ、ロナウジーニョ、アンリなど名だたるFWと共演してきた。
調子が悪いシーズンでも18試合に出場すれば16ゴールを決める仕事人でもあり、メッシを除けば歴代バルサの中で
最高のCFではないかと個人的には思っている。
2008-2009シーズン終了後に当時のグアルディオラ監督に構想外とされ、イブラヒモビッチを獲得するための
おまけとしてセリエAのインテルに移籍した。
当時の価値は23億円で、インテルでの2シーズンの活躍をみれば安かったといえる。
9位 ズラタン・イブラヒモビッチ バルセロナ⇒ACミラン 移籍金28億円
今夏マンチェスターユナイテッドに移籍しなにかと話題のワールドクラスのFW。
2008-2009シーズン終了後にインテルからバルセロナに加入。
移籍金は60億円+エトーなので当時の金額でいうと90億円である。
ものすごい移籍金で移籍したイブラヒモビッチだったが、グアルディオラ監督が望んだ選手だったにも関わらず
1シーズンで退団し、ACミランにレンタル移籍。
その後、28億円という獲得時の半額以下の値段で移籍している。
7位 ロナウジーニョ バルセロナ⇒ACミラン 移籍金29億円
ロナウジーニョといえば今メッシがつけている10番を彼が背負う前につけていた創造性溢れる選手だ。
フランスのパリサンジェルマンから2003年36億円でバルセロナに加入。
2004年、2005年にはバロンドールを受賞し、選手として最高のシーズンをバルセロナで過ごした。
しかし2007年頃から徐々に調子を落とし、2008年グアルディオラが監督になってからは完全に構想外となり
ACミランに29億円で移籍した。
7位 チアゴ・アルカンタラ バルセロナ⇒バイエルン 移籍金29億円
ロナウジーニョと同じく、29億円でバルセロナからバイエルンに2013年移籍した
スペインのMF。
バルセロナ在籍時は、Bチーム時代から使ってもらっているグアルディオラ監督の下コンスタントに試合に出場したが
ベップがバイエルンへと去ると後を追うように彼に引き抜かれ、バイエルンに移籍。
バルセロナの下部組織で育った天才MFはイニエスタとシャビの牙城を崩せず、
ポジションを奪えなかったためバイエルンへと移った。
しかもアルカンタラがトップチームへと定着しようとしていた時期に、
アーセナルからバルセロナに移籍してきた
セスク・ファブレガスもいたため、早めに移籍を決断したことは良かったのかもしれない。
5位 ペドロ・ロドリゲス バルセロナ⇒チェルシー 移籍金31億円
バルセロナでグアルディオラが監督になって以降、コンスタントに試合に出続け
2009-2010シーズンから2シーズン連続でレギュラーの地位を築いた。
しかし2011-2012シーズンからはアーセナルに在籍しているアレクシス・サンチェスが移籍してきたり
テージョやクエンカなど生え抜きの選手が目立つようになると出場機会が徐々に減っていき
いつの間にかレギュラーではなくなっていた。
2014-2015シーズンはライバルサンチェスがアーセナルに移籍したものの、スアレスがリバプールから加入。
メッシ、ネイマールと共に3トップを形成し、ペドロはこのシーズンも控えだった。
2015年夏に出場機会を求めて31億円でチェルシーに移籍。
しかし2015-2016シーズンはわずか7ゴールと不甲斐ない結果に終わった。
そんなペドロを今年の6月にバルセロナが復帰させようとしているとも報じられたが移籍の報道はまだ出ていない。
5位 ロナウド バルセロナ⇒インテル 移籍金31億円
1994年にブラジルのクラブからオランダのPSVに移籍し、公式戦で57試合55得点を記録。
1996年にバルセロナに移籍すると、37試合34得点をマークし、スペインでも高い得点能力を示した。
バルセロナの当時の監督ボビー・ロブソン氏が攻撃の戦術がないと批判された際、「私の戦術はロナウド」と答えたのは有名な話。
移籍直後のシーズンで大活躍をしらロナウドだったが、1シーズンでバルセロナを退団し、
セリエAの現在日本代表長友佑都が所属するインテルに移籍した。
移籍金はペドロと同じ31億円である。
4位 ヤヤ・トゥーレ バルセロナ⇒マンチェスターシティ 移籍金35億円
ヤヤ・トゥーレもグアルディオラに嫌われた選手の1人である。
セルヒオ・ブスケツを正アンカーに据えたグアルディオラはトゥーレを冷遇。
しかしアビダルやアウベスが試合に出場できないときにCBとしてプレーするなど
ユーティリティー性も発揮していたことからグアルディオラがやったことは過ちだったことがわかる。
2010年にマンチェスターシティへ35億円で移籍。
アフリカ最優秀選手を4度連続で受賞するなど、その後の活躍をみればブスケツがいたにしろ、放出は間違いだったと言えるだろう。
そして今シーズン、そのグアルディオラがシティの監督に就任。
本人は移籍を希望しているが、まだ買い手が見つかっていない。
2人は再び違う色のチームで共演するのか?それは誰にもわからない。
3位 セスク・ファブレガス バルセロナ⇒チェルシー 移籍金38億円
バルセロナ下部組織出身選手だが、17才の頃にアーセナルに引き抜かれたため、
選手としての大事な時期をイングランドのプレミアで過ごしている。
2003年から8年間過ごしたアーセナルに別れを告げ2011年に43億円でバルセロナに帰還。
念願の古巣に戻ったセスクだったがシャビ、イニエスタが不動の地位を築いていたため、
中盤以外のポジションで起用されることもしばしば。
ストライカーが不足していたときはトップで起用されることもあった。
結局、バルセロナを2014年に退団し、プレミアリーグのチェルシーに38億円で移籍。
移籍した当初はアーセナルファンから裏切り者扱いされるも、そのシーズンにプレミアを制覇。
リーグでは最多の18アシストを記録し、パサーとしての能力の高さを示した。
2位 アレクシス・サンチェス バルセロナ⇒アーセナル 移籍金49億円
安い若手選手を育てることに定評があるベンゲルのアーセナルにおいてサンチェスは特殊だった。
バルセロナから移籍する際に発生した移籍金は49億円。
セスクやロナウドよりも高い金額だったが、移籍した直後のシーズンの活躍をみれば
金額以上のいい買い物だったことがわかる。
2014年に移籍したがバルセロナにはネイマールが2013年に加入し、その1年後にはウルグアイ代表のスアレスがやってきた。
メッシと共にMSNトリオを結成し、
ペドロがその後、出場機会が激変したことを踏まえれば、タイミングと共にベストだったといえる。
またバルセロナと同じチームスタイルのアーセナルに移籍したことも好判断だった。
1位 ルイス・フィーゴ バルセロナ⇒レアルマドリード 移籍金70億円
バルセロナで活躍したドリブラーといえばこのフィーゴを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
ポルトガル代表の黄金世代の1人にして、バロンドールにも輝いた名ドリブラーである。
ただ、フィーゴの場合、ドリブラーという印象よりも「裏切り者」というイメージが強い。
それはバルセロナで絶頂期にあった彼が移籍金70億円で白い巨人のライバルレアルへと禁断の移籍をしてしまったからだ。
フィーゴが移籍した最初のバルサとレアルのカンプノウで行われたクラシコでは
観客席から豚の頭が放り込まれ、試合が10分間中断したことからもこれがサッカー史に残る重大事件ということを物語っている。
バルセロナ⇒レアル
レアル⇒バルセロナ
の移籍は絶対にしてはならないというのを当時の若い選手は思い知った、そんな移籍だったといえる。
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