ウーデゴールにそっくり？天才ラフィク・ゼフニニの現在は？

17歳ラフィク・ゼクニーニにドルトムント移籍の噂が

2015年のヨーロッパリーグプレーオフで当時の日本代表香川真司が所属するドルトムントは当時17歳のノルウェーの神童ラフィク・ゼクニーニが所属するノルウェーのオッドと対戦した。

なんとか4-3で逆転勝利したドルトムントだったが、相手の左サイドから高精度のクロスをあげられ先制されてしまい、格下相手に思わぬ苦戦を強いられる。

オッドの両ウイングが非常にスピーディだったとドルトムントの主将フンメルスは試合後に語っており、その左ウイングを務めているのが17歳のゼクニーニだったのだ。

当然ドルトムント相手に無双をしたのだから17才の天才ノルウェーの神童をドルトムントが獲得しようとしていると当時は噂がたった。

しかし噂だけで実際にドルトムントに移籍することはなかった。

伸び悩む天才ゼクニーニのキャリア

プロフィール

生年月日/年齢: 1998/01/12 (26歳)

国籍: ノルウェー

ポジション:左WG

身長: 179 m

利き足: 右

所属クラブ:サルプスボルグ08（2024現在）

クラブ経歴

23/24 サルプスボルグ
21/22 モルデ
20/21 フィオレンティーナ
20/21 ローザンヌ・スポルト
19/20 フィオレンティーナ
18/19 トゥウェンテ
17/18 フィオレンティーナ
17/18 ローゼンボリ
17/18 フィオレンティーナ
14/15 オッド

ゼクニーニは2024年現在まだ26歳の若い選手ではあるが、ベテラン選手のようにクラブの移籍履歴がついている。

母国ノルウェーのオッドからイタリアのフィオレンティーナに移籍したのが2017年であるが、それ以降

フィオレンティーナから他所にレンタル移籍をされては戻り、2021年にはついに見放され、フリー移籍で母国のモルデに移籍している。

もはやドルトムントに獲得の噂があったころとは違い、日本のメディアは彼のことを話題にもしなくなった。

現在はノルウェーのサルプスボルグ08に在籍している。

26という年齢を考えてもビッグクラブへと移籍することは可能性としては低く、30歳を過ぎれば消えた天才となっているだろう。

マルティン・ウーデゴールとキャリアがそっくり

日本で言う学年こそ違うが、生まれた年はアーセナルで活躍するもう一人のノルウェーの天才MFウーデゴールと同じである。

ウーデゴールはゼクニーニと同じようなキャリアのスタートを切っている。

16歳という若さでスペインのレアル・マドリーへと移籍。しかしトップチームに出場できたのはわずかで、ローン移籍を繰り返す日々だった。

たまたま最後の移籍先がアーセナルだったこともあり、そこで評価を高め、レアルから2021年に完全移籍を果たす。

アルテタ監督という若き指揮官がアーセナルにいたことも功を奏したといえよう。彼がウーデゴールの才能を伸ばした。

10代から評価され、若くしてステップアップしたのはゼクニーニとキャリアがそっくりである。

たらればではあるが、キャリアがもう少し違ったらゼクニーニもウーデゴールのようなビッグクラブでレギュラーとなっていたかもしれない。

ノルウェーは現在ウーデゴールに加え、マンチェスターシティで活躍する大型サイボーグストライカーハーランドもおり、黄金時代を迎えようとしている。

非常にもったいない選手だった。