【欧州スーパーリーグから考える】Jリーグ成長にプレミア化は必要か?

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Jリーグの過密日程。チーム数の多さACLで勝てない

Jリーグの問題点をあげればきりが無いが

個人的に一番となっているのは

 

やはり「リーグ試合数の多さ」である。

 

昨シーズンと今シーズンはコロナ禍ということもあり、中断による過密日程が目立ち、

リーグ戦を水曜と土日に行う、週2試合が当たり前となっている。

やはり平日にカップ戦以外の試合を行うのは選手の負担を考えるとノーだろう。

加えて今季はJ1で20チームになったことにより、さらに増えている。

またACLに出場し勝ち上がるとリーグ戦の成績が著しく悪くなるのも問題だ。

リーグ戦が過密であるが上に、ACLが重なるとかなりチームは疲弊する。

ゆえに国内のリーグ戦を優先すればACLで勝ち上がれないし、逆もまたしかりだ。

AFCはJリーグの都合を考えてくれるわけではない。

昨シーズンのACLで決勝にいったのはヴィッセル神戸であるが

彼らのJリーグ順位は何位だったか?と振り返ればわかりやすい。

 

14位である。

欧州サッカーで例えるならドイツブンデスリーガの

大迫がいるブレーメンがチャンピオンズリーグで決勝まで行くようなものだ。

これがJリーグでは常識ですというなら話は別だが。

 

 

欧州スーパーリーグ構想から考える外国人枠撤廃でアジアから世界のリーグへ

 

先日欧州スーパーリーグが立ち上がるというニュースが全世界で話題になった。

結果は参加クラブの選手が欧州チャンピオンズリーグとワールドカップに出場できないという問題を解決できず、

参加クラブが次々と離脱。もはや実現不可能な感じとなっている。

だが改めて考えるとスーパーリーグ構想はおもしろい。

ゲームの中でしかできなかったことが現実になるのだ。

改めてJリーグのプレミア化について考えたい。

Jリーグの成長を妨げ、今ひとつ欧州にリーグが知られてないのは、外国人枠があるからだろう。

もしリーグを10チーム制にし、優勝する可能性のあるクラブで構成されたJプレミアリーグができ、

外国人枠の撤廃がされればかなりおもしろいことになる。

全員スペイ人というのもできてしまうわけだ。

そもそも陸続きで、多くの移民が当たり前となっているヨーロッパと違い、日本はほとんどが日本人である。

最近ではオナイウやシュミットなどハーフの選手も増えてきたが、やはり欧州には遠く及ばない。

日本人だけで構成されるチームも魅力はあるが、それは日本国内もしくは一部のアジアに限った話で

知名度が低い選手を起用してもヨーロッパでの日本のチームの知名度向上にはならない。

日本チームの外国人化を阻むのが外国人枠であり、それが成長を妨げていると想う。

全員外国人の選手のチームがあると最初は違和感があるし、多くの反発もあるだろう。しかし人は慣れる生き物だ。

数年経過すれば当たり前となる。もちろんチームが勝ち続けることが前提となるが。

プレミアリーグの導入を本格的に検討することが決まったらしく、

是非とも立ち消えにならないよう実現に向けてがんばってもらいたいものである。

 

 

アメリカのMLSを超えるリーグになる可能性

 

アメリカのMLSはJリーグよりも若いリーグだが、かなりの成功を収めている。

それはアメリカ独自のやり方をしているからに他ならない。

さらにリーグが盛り上がったことでヨーロッパのビッグクラブでプレーする若いアメリカ人選手もかなり増えた。

現在18歳でドルトムントでプレーするレイナなどは今後大化けする可能性のある選手であり、

アメリカのワールドカップでの躍進もかなり期待ができる。

一方日本は、J1の観客動員の推移をみてみると

たしかに2010年から2019年を比べると100万近く増えいてはいるものの爆発的に増えているわけではなく

各クラブのスタジアム規模を考えると、今後ものすごく増えることはないだろう。

海外でプレーする日本人が増えることは日本サッカーのレベルアップにはつながるだろうが

お金が日本に流れてくるわけではない。

しかしJリーグには伝統がない分、新しいことにチャレンジしやすいメリットがある。

日本独自のリーグのルールを作り、ヨーロッパと差をつけることができればアジアのプレミアリーグになることも夢ではないだろう。

高校サッカーや大学サッカーなどは日本にしかないものだし、学生をドラフトで取るという仕組みもおもしろいのではないだろうか。

 

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