【ビックネームばかり!?】ロシアW杯で期待を裏切り評価を落とした6選手とは!?

サッカーコラム
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近年稀に見る盛り上がりで、テンションの高い試合が繰り広げられているロシアW杯。

日本を含む下馬評の低かった国が大健闘を見せ、強豪国を苦しめる試合も多数。

予想が困難な試合が続いたグループリーグ。新たなスター候補が生まれた半面、

その中で期待を裏切り評価を落とした選手も。

今回はグループリーグで低調なパフォーマンスに終始し、評価を落とした選手を紹介していく。

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①【グループB】ダビド・デ・ヘア(スペイン)

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クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルと同組ながら、見事に1位通過を果たしたスペイン。

そのスペインのゴールマウスに君臨するのはマンチェスター・ユナイテッドの絶対的守護神

ダビド・デ・ヘアである。

ユナイテッドでは今季のプレミアリーグで18試合クリーンシートを達成し、自身初のゴールデングローブ賞を獲得。

4度目のチームの年間最優秀選手にも選ばれ、満を持してこのW杯に臨んだ。

しかし、グループリーグ初戦のポルトガルとの大一番で、デ・ヘアは痛恨のミスを犯す。

クリスティアーノ・ロナウドのシュート放ったシュートはデ・ヘアの真正面だったにも関わらず、それをファンブル。

確かにシュートは強烈だったが、その実績と実力を考えれば与えた失望は大きく、この試合ではロナウドにハットトリックを許した。

2戦目のイラン戦こそクリーンシートを達成したものの、モロッコ戦では2失点。

さらには決勝トーナメント1回戦の開催国ロシアとの一戦ではFWジューバのPK1本と、PK戦の4本の計5本のPKを1本も止めることができなかった。

このPKを含めると、今大会のデ・ヘアは全試合で12本の枠内シュートの内、11本を決められており、スペイン敗退の戦犯の一人と言われても擁護できない。

 

②【グループE】セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(セルビア)

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今季のセリエAでブレイクを果たしたミリンコビッチ=サビッチ。

その活躍により価格が急騰した”1億ユーロの男”だったが、W杯では思うような活躍ができず。

持ち前のダイナミズムは鳴りを潜め、高い得点能力も示せず。

ラツィオで見せた思い切りのいい攻め上がりからのミドルシュートや

192cmの長身を生かした高いヘッドも見られず、大柄にもかかわらず、存在感は皆無。

文字通りほとんどの時間帯で消えていた。

そこにはラツィオで12ゴールを挙げ、圧倒的な存在感と確実にボールを収める技術と強さ、

高い精度のパスや力強いフィニッシュを見せるミリンコビッチ=サビッチの姿はなかった。

W杯前までは右肩上がりを続けていたミリンコビッチ=サビッチへの評価だが

このパフォーマンスは今後の移籍や評価にどのような影響を及ぼすのだろうか。

 

③【グループF】ティモ・ヴェルナー(ドイツ)

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今回のW杯の参加国で最も失望を与えた国と言えば、多くの人間がドイツを挙げるだろう。

前回大会の王者として、連覇を目標として臨んだドイツだったが、

終わってみれば1勝2敗のグループF最下位で大会を終えた。

前回大会からほとんどメンバーは変わらない中、大きく変わったポジションが

長年ミロスラフ・クローゼが君臨し続けたセンターフォワード(CF)のポジションだ。

今大会でCFを務めたのはブンデスリーガで躍進を続けるライプツィヒのエース、ヴェルナーだ。

シュツットガルトからライプツィヒへ移籍して2シーズン連続で2桁得点を記録し、

昨シーズンはチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。

ドイツ代表ではデビュー直後の2017年のコンフェデ杯でも得点王に輝くなど、ライプツィヒのスピードスターはドイツの新たなエースとなるはずだった。

しかし、ロシアW杯ではこれまでの活躍が嘘のようにヴェルナーは沈黙。

質の良いパスが少なく、惜しいシュートも見せていたが、持ち味の爆発的なスピードでスペースへ走り込む姿はほとんど見られなかった。

得点も0と、ヴェルナーの初めてのワールドカップは苦い記憶となる大会になった。

しかし、まだヴェルナーは22歳、これからの飛躍に期待したい。

 

④【グループF】メスト・エジル(ドイツ)

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グループリーグで敗退したドイツからはもう1人。

10番を付けたメスト・エジルは今大会でのドイツ代表敗退の最大の戦犯と言っても過言ではない。

長年ドイツのトップ下として君臨してきたエジルだったが、今大会は存在感が極めて希薄で

スペインの『マルカ』紙からは”行方不明”と揶揄されるほど。

グループリーグの第2戦スウェーデン戦ではスタメンを外されてチームは勝利、スタメンで出場した

第1戦のメキシコ戦と第3戦の韓国戦はノーゴールでチームが敗れるなど、10番を背負い、攻撃のタクトを振るうエジルの責任は重い。

来季から所属するアーセナルでは10番を背負うエジルだったが、かつてないほどの批判に晒されている。

批判の理由はプレーだけではない。

ギュンドガンとともにワールドカップ直前にトルコのエルドアン大統領を表敬訪問。

エルドアン大統領が他国の、そして独裁的政治家ということもあり、大スキャンダルとして取り上げられドイツ国民は大激怒。

この行動に対し、コメントしたギュンドガンに対し、いまだ沈黙を貫いているエジルへの風当たりは日に日に増していく一方だ。

プレーだけでなく、その行動でも失望を与えたエジルとドイツ代表が別れる日が来るかもしれない。

 

⑤【グループH】ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)

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日本と同組のグループHのポーランドは前評判ではグループHを首位で突破するとも言われていた。

しかし、結果1勝しかできず、グループ最下位に終わり、大会を後にした。

期待値が高い中、全体的に低調なパフォーマンスに終始したポーランドの選手たちだったが、

その中でも最も期待を裏切ったのは絶対的エースのロベルト・レヴァンドフスキだった。

レヴァンドフスキの経歴はもはや語る必要はないだろう。

ドルトムントでワールドクラスに成長し、バイエルン・ミュンヘン移籍後もエースに君臨。

今や世界屈指のCFとして知られているストライカーである。

大会の得点王候補としても挙がっていたレヴァンドフスキだったが、結果1ゴールも奪えずに

ロシアを去っていった。

ポストプレーなどではチームに貢献していたが、エースとして求められているゴールを挙げて

チームを勝利に導くことはできなかったレヴァンドフスキには多くのファンが失望したはずだ。

彼ほどのFWがノーゴールで終わるのは、やはり納得できるようなことではない。

 

⑥【グループH】カリドゥ・クリバリ(セネガル)

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最後の1人も日本代表と同じグループHから。

セリエAではスクデットまであと一歩のところまで迫ったナポリの原動力の一人になり、

今シーズンのセリエAベストのCBとの呼び声高かったセネガル代表のカリドゥ・クリバリだ。

前線にはサディオ・マネやケイタ・バルデ・ディアオ、中盤にはシェイク・クヤテやイドリサ・ゲイエとタレントを揃えるセネガルで

強靭なフィジカルと高さでありとあらゆる攻撃を跳ね返し、かつビルドアップでは攻撃の起点になれるクリバリは

守備の要として期待と注目を集めていた。

しかし、セネガルは全試合で失点し、日本に競り負け、グループリーグで姿を消した。

失点の全責任がクリバリにあるわけでもなく、良いパフォーマンスを見せていた場面もあったが

本来のポテンシャルを考えると、この結果と内容はいただけない。

普段のパフォーマンスに比べると迫力がなく、特にカウンターの場面では対応に四苦八苦していた印象だ。

国民のみならず、ナポリターノを始めとするセリエAファンもW杯での更なる飛躍を期待していただけに失望は大きい。

 

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