勝ち組だったのはウェストハムのパィエ、ウェールズのカヌ、優勝したポルトガルの18才レナト・サンチェスの名前も
ディミトリ・パイェ ウェストハム所属 MF フランス代表
ウェストハムで2015シーズンにブレイクした29才のフランス代表。
年齢が少し高めなところ以外はマイナス要素が見当たらず、完成された攻撃的な中盤の選手である。
フリーキックは素晴らしいし、チャンスメイクも上手い。
フランスの躍進はグリーズマンの活躍がクローズアップされるが、その陰にはこのパイェの存在があったのを忘れてはならない。
ハル・ロブソン=カヌ 所属なし ウェールズ代表
所属なしの選手がユーロのような主要大会でブレイクすることなどあるのだろうか。
ベスト4という好成績を残したウェールズの中にあって、カヌのテクニックはチーム随一といえる。
ベリギー戦でみせたクライフターンからのゴールは大会の中でもベストゴールの1つである。
岡崎の所属するレスターやクーマンが新監督になったエバートン、セリエからはジェノア
トルコの強豪ガラタサライなど複数のクラブから大会後に、獲得の噂がでるなど
人気急上昇中の選手となった。
ウェールズを歴史的な躍進に導いた無所属の男は今夏どこに移籍するのだろうか。
コルベイン・シグトルソン FCナント所属 FW アイスランド代表
フィジカルが強い割に柔らかいボールタッチも魅力のアイスランド代表選手。
アイスランドは今大会で優勝候補であるイングランドを破り、ベスト8となった。
そのイングランド戦でゴールを決めたのがこのシグトルソンである。
ユーロでの活躍を機に今夏の移籍市場でも目玉となるかもしれない。
レナト・サンチェス バイエルン所属 MF ポルトガル代表
ポルトガルにロナウドを超えるかもしれない逸材が登場した。
それがこのレナト・サンチェス18才である。
10代でユーロに初めて出場し、いきなり優勝を経験。
年齢詐称疑惑があるほどプレーはベテランのように落ち着きがある。恐ろしい18才だ。
今夏すでにドイツのブンデスリーガの優勝常連クラブバイエルンに移籍することが決まっている。
クラブでもいきなりリーグ優勝を経験すれば持っている男といっても過言ではないだろう。
期待外れだった選手達。イングランドからはハリー・ケイン、デル・アリ。バイエルンからはレバンドフスキとアラバ、ミュラーまでもが・・
ハリー・ケイン トッテナム所属 FW イングランド代表
2015-2016シーズンのプレミアリーグの得点王にして、イングランドの未来を担うとされるストライカー。
大会前、イングランドは優勝候補の筆頭だった。理由はハリー・ケインを始めとする、有能な若手選手がいたからに他ならない。
しかしプレミアで無双していた男はホジソン監督の迷采配のせいもあってか思ったような活躍ができず
期待外れに終わった。
デル・アリ トッテナム所属 MF イングランド代表
ジェラード2世とも言われ、19才でイングランド代表デビューを果たした新進気鋭の20才。
当サイトでも開幕前にブレイクする選手として紹介したが、見事に期待を裏切ってくれた。
ハリー・ケインとこのデル・アリがトッテナムでみせたようなプレーをしてくれれば
イングランドがベスト16で敗退することはなかっただろう。
ロベルト・レバンドフスキ バイエルン所属 FW ポーランド代表
レバンドフスキといえばポーランドのエースにしてユーロ予選でも13点を決め得点王に輝いたスーパーストライカー。
しかし今大会では5試合で1得点とストライカーとしては物足りない結果に。
前評判が高かっただけに「負け組」にされるのは必然かと。
ダビド・アラバ バイエルン所属 DF オーストリア代表
若い選手が数多くいるオーストリアの中でもビッグクラブに所属しているアラバはユーロでも注目の的だった。
前マンチェスターユナイテッドの監督ファンハールがバイエルンの指揮をとっていたころ見出され、
グアルディオラ監督からは「世界一のDFになれる」と評価された男はユーロで活躍することができずオーストリアはグループリーグで敗退。
フットウォールの記事でもダークホースと挙げていたのがオーストリアだったが、早々に姿を消した。
アラバは過大評価だったと批判が相次いでいる。
トーマス・ミュラー バイエルン所属 FW ドイツ代表
ユーロ予選でも得点ランク2位の9得点、ワールドカップでもゴールを決めまくっているワールドクラスの選手は
今大会まさかのノーゴール。
「ボールタッチ、フィニッシュは自信を喪失していた」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160710-00010017-soccermzw-socc&p=2
このように批判されてしまったミュラー。
イタリア戦ではPKも外すなど、ユーロではゴールに嫌われ続けた。
なお2012年から振り返ってみても、ミュラーがユーロの大会で決めたゴールはなんと0。
ワールドカップでは2大会で10ゴール決めているとは対照的に相性が悪い大会であることをデータは物語っている。
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