有名な日本人選手を獲得し日本企業のスポンサー獲得を
日本人選手で有名なのは誰か?と海外の人に聞けば
必ず名前があがるのが香川と本田である。
本田の実績は申し分なく、ミランでは10番を背負い、代表では3大会のワールドカップに出場、
さらに3大会連続でゴールも決めているからブラジル人の記憶にも残っていてもおかしくない。
ボタフォゴに本田がやってきたとき、地元のサポーターの熱気は凄まじく、
これがフロントの狙いであったのと同時に日本企業のスポンサー獲得を目論んでいるとされる。
事実ボタフォゴは財政難に苦しんでいるからだ。
元オランダ代表セードルフと同じ役割を本田圭佑に託す
歴史のあるボタフォゴは今低迷期にあり、生え抜きのネイマールのようなスター選手が生まれていない。
コリンチャンス、サントス、パルメイラス、フラメンゴなどは次々とスター選手をヨーロッパに送り込んでいるにだ。
リオのビッグ4と呼ばれるかつてのブラジルのビッグクラブが本田に期待したのは
まさしくチームのアイドル的な価値を生み出してくれること。
かつてミランで活躍した元オランダ代表のセードルフもここボタフォゴでプレー。
チームのアイドルとなった。
中心選手としてチームを牽引しファンを喜ばすプレーを
ボタフォゴのデビュー戦で本田圭佑が魅せたクオリティーはかなりのものだったようだ。
トップ下としてプレーし、かつての輝きを取り戻した本田はボタフォゴのチームの王様に。
PKではあるがデビュー戦で待望の初ゴールをマーク。
結果で応えてみせた。
本田は単なるマーケティング要員ではなく、ボタフォゴをプレーで引っ張るチームの中心選手である。
監督も本田を中心に今後はチームを作っていくだろう。
ファンを喜ばすための勝利こそ本田が獲得された本当の理由に違いない。
33歳でブラジルで結果をだし、世間の引退間近の選手からオリンピックオーバーエイジ候補に
本田は自身のYoutube動画で
「このリスクを背負ってレギュラーで活躍したらそれの対価は大きい」と語っている。
33歳、決してもう若くはなくサッカー選手として終わりは近い年齢の本田は
オリンピック出場をあきらめてないことを証明するためにあえてブラジルに挑戦することを選んだ。
コロナウイルスの影響でオリンピックは1年延期。
本田もそのときまでにまだ現役の選手であれば、35歳の大ベテラン選手になっている。
30代後半で選ばれるのは難しいかもしれないが、1年延期になったことで
本田をほぼ構想外としている森保監督の更迭も考えられ、
新監督に代われば、本田への風向きも変わるかもしれない。
むしろ本田が選ばれる可能性がオリンピック延期によって高まったといえるだろう。
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