フランスワールドカップではベスト16でオランダ代表に敗退したなでしこジャパン。
ベスト8の8チーム中7チームがヨーロッパ勢。
日本はヨーロッパの女子サッカームーブメントから完全に取り残されてしまった。
そこで、高倉麻子監督が続投すべきか解任すべきか考えていきます。
続投させるべき理由
前任者の佐々木監督からリオオリンピック予選敗退のあとにバトンタッチした際の高倉麻子監督へのミッションは世代交代!
実際に、ベテラン選手を一掃して、杉田妃和選手、長谷川唯選手、遠藤純選手、三浦成美選手ら高倉麻子監督が抜擢した若手選手が今大会活躍。
大会前には、ワールドカップ優勝メンバーのベテラン選手を外したことへ批判がありましたが、若手選手のパフォーマンスを見る限り的外れな批判だったのだ。
また、今大会は怪我人が多く、とくにボランチでチームの中心となるはずだった阪口夢穂選手が靭帯の怪我で使えませんでしたし、
籾木結花選手、小林里歌子選手、植木理子選手が負傷でほとんど試合に参加できず。
これだけ怪我人が多いと不利ですし、運も悪かった。
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怪我人が多かった理由がトレーニング、マネジメントになかったかを精査するだけで解任する必要はない。
また、前任者の佐々木則夫監督はなでしこジャパンの監督は女性が望ましいという理由で復帰を否定。
日本の女子スポーツ界で蔓延するパワハラ、セクハラの体質を変えるためにも、女子サッカーのトップが女性であることは社会的な意味においても大きいのだ。
サッカーはサッカー以上の意味を持つのである。
そして、なでしこジャパンの監督が務まる女性監督はいまのところ高倉麻子監督しかいない。
解任させるべき理由
高倉麻子監督がなでしこジャパン就任から3年経ちましたが、戦術的な進歩は全く見えない。
ボランチがどういう状況なら降りるのか、センターバックが運ぶことをどこまで許容するのか?
すべてがなんとなく。
後方からビルドアップする戦術も選手任せで、
最終的にはロングボールを蹴ってセカンドボールを拾うという従来の戦術にワールドカップ初戦のアルゼンチン戦引き分けの結果、
佐々木体制の頃のようなスタイルに戻している。
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それでチームは形になってきたが、3年間は何だったのか?
また、シュートから逆算した攻撃パターンもほとんどなく、ゴール前までボールを運んだらあとはアイデアと個人能力で勝負といういまどきブラジルでもやらないような放任主義サッカーを展開。
このまま、高倉麻子監督が率いたところでチームとしての成長は全くないので、ビルドアップ、シュートパターンの構築、前線のプレスのかけ方を整理しなければならない。
東京オリンピックでもあの時代遅れのサッカーを見させられると思うとうんざりだ。
これだけのタレントがいる世代を無駄にするつもりか?
簡単に結論は出ないが・・・。
高倉麻子監督が就任してからの3年間を見てきた気持ちをぶつけてみました。
解任しても後任がもっとひどいかもしれないですし結論は出ないですが、現状の問題点は把握して欲しいですね。
というわけであなたは解任、続投どっち派?
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