首位ナポリとの勝ち点差は1。ミランへ移籍したボヌッチの穴を埋めることが実はできていない
首位と1ポイント差の2位。
これがセリエA第17節消化時点のユヴェントスの位置づけだ。
これだけ聞くと悪くない成績と思われるだろう。
しかし、内容に目を向けると昨シーズンほどの安定感が今シーズンは感じられない。
その理由は2つ。
①DFラインの不安定さ
②ビルドアップの引き出しの乏しさ
である。
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① DFラインの不安定さ
これが一番の問題点だろう。
今シーズンより守備の柱であるレオナルド・ボヌッチがミランへ電撃移籍。
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未だにその穴を埋められず、ユーヴェ伝統の堅守に綻びが見受けられる。
特に今シーズンは相手FWへの楔のボールが入った際にしっかりと潰しきれず、
走り込んできた選手にボールを展開されピンチを迎えるシーンが多い。
2CBの一角のジョルジョ・キエッリーニは安定したパフォーマンスだが、
問題は前述したボヌッチの後釜だ。
後継者として期待されたダニエレ・ルガーニは伸び悩んでおり、
ベテランのアンドレア・バルザーリはフィジカル面での衰えが明らかで、
メディ・ベナティアも安定感がなく信頼を置くには至らない、
今期シャルケから加入したベネディクト・ヘーヴェデスに関しては故障が多く計算が立たない。
将来性を考えるとルガーニを我慢しながら使い続けることが、
選手補強を除いたベストの選択だと言える。
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② ビルドアップの引き出しの乏しさ
もう一つの問題点がビルドアップの際の引き出しと選択肢の少なさである。
特に最終ラインからの組み立てが今シーズンは大きく変わった。
①で挙げたボヌッチの退団と、パリSGへ移籍した
右サイドバックのダニ・アウヴェスの退団がこれに大きく影響している。
最終ラインからのビルドアップは昨シーズンまではユーヴェの大きな武器だった。
ボヌッチに関しては長短のパスを使い分け、
イグアインへの楔のボールやサイドチェンジ、
DFライン裏へのロングボールなど、文字通り攻撃の起点になっていた。
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ダニエウ・アウベスPSG移籍によりビルドアップがうまくいかず、イグアインの位置も下がりゴール数が激減
ダニ・アウヴェスに関しては相手のプレスを交わすテクニックと
自ら持ち上がり崩しの局面でも大きな存在感を放った。
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今シーズンは2人の後釜の選手にはビルドアップには期待できず、選択肢が限られる。
そのため、対戦相手は奪いどころを絞りやすく、
最終ライン付近のビルドアップ時に奪われる危険なシーンが多い。
この問題はチーム全体にも影響を及ぼしており、
イグアインが降りてきて組み立てに参加するため、
昨シーズンよりプレーする位置が低い位置になっている。
そのため裏に抜ける回数も減少しており、
チームのゴール数は多いがイグアイン自身のゴール数は減っているのだ。
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国内リーグでは内容が悪くても勝ててはいるが、
欧州制覇を目指すビアンコネリにとってはこの2つの問題点の解決は必須事項である。
15-16シーズンの大不振から逆転優勝に導いたアッレグリ監督の手腕が再度試される。
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