【ラスベガスシティFC堀田一海に独占取材】アメリカのサッカーは日本人に適してるのか?

取材記事
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アメリカ4部の独立リーグUPSL

ラスベガスシティFCでプレーする

堀田一海(ほったかずうみ)27歳にフットウォールが独占取材。

アメリカのサッカーの仕組みとプレー環境について今日は聞いてみた。

 

メジャーリーグサッカー、UPSLとはどんなリーグなのか?

NA
Naoki(以下NA):今日からアメリカの独立リーグのラスベガスシティFCでプレーする堀田選手にお話をお伺いしたいと思います。では堀田選手(かず)よろしくお願いいたします。
kAZU

Kazuumi(以下KAZU):よろしくお願いいたします。

NA
NA:まずはアメリカでプレーしようと思ったきっかけを教えてください。
KAZU

KAZU:もともと海外でプレーしてみたくて高校のときに

大阪府選抜に選ばれて韓国で練習、試合をしたのがすごくいい経験になって

日本に戻ってきていつか海外でやってみたいと思っていました。

19歳の時に一度サッカーを離れFリーグ(日本フットサルリーグ)のシュライカー大阪(サテライト)で

数年間プレーし海外の選手や日本のトップ選手のすごさを感じ、

再びサッカーへ戻ったときに海外への挑戦の気持ちがさらに強くなっていて

数年前に当時アメリカでプレーしている知人がいたので

その人にオーナーや監督に話を通してもらって練習生として参加したのが始まりです。

NA
NA:アメリカの独立リーグUPSL(ユナイテッド・プレミアサッカーリーグ)とはどんなリーグなんですか?

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KAZU

KAZU:アメリカでは東西に分かれて

プレーオフ進出に向けてリーグ戦を行い、

そこでチャンピオンを決めてやるのがMLS(メジャーリーグサッカー)

対して僕のチームが所属している独立リーグは東西に分けて行うのもありますし

近隣だけの州(地域)だけで試合をしたりと様々な方式で行っていますね。

リーグ戦以外にもカップ戦があり去年僕が戦ったカップ戦では

1日に2試合3日間連続という時が去年はありました。

NA
NA:日程的にきつかったのでは?
KAZU

KAZU:たしかにきつかったです(笑)

3日間というのが前から決められていたらしくて。

1日に2試合、3試合してるチームもありましたね。

NA
NA:チームの登録メンバーは何人なんですか?
KAZU

KAZU:チームの登録メンバーは22人でしたかね。

丁度2チーム分 それを入れ替えてやっていた。

ほぼ出てる人は決まってる。だいたいメンバーは固定してます。

 

日本人はMLSでプレーしたら通用する?フィジカルが求められるリーグ

NA
NA:日本人がMLSでプレーすることになったら適応できそうですか?
KAZU

KAZU:選手個人によって色々なプレースタイルあるけれど、

日本人はボール扱うのは巧いのでそこは通用するかなーとおもいますね。

フィジカルで勝負のときも実際あるんですよ。

アメリカでプレーしている選手はフィジカル面は強く、

いいプレーをさせないようにガツガツ来るし、

球際の強さも日本では経験したことのないぐらいの強さだったので

そこに慣れてどうやってプレーしていくのかがキーになってくると思います。

NA
NA:アメリカでは下のカテゴリーであってもフィジカルの面は求められる?
KAZU

KAZU:そうですね。最初の方は厳しかった。

NA
NA:適応するのにどのくらいの時間を擁しましたか?
KAZU

KAZU:1試合ごとによくはなっていったと思うので

そんなに時間はかからなかったです。

慣れたというか最初に比べたら安定してきたプレーができるようになりましたね。

NA
NA:Jリーガーの中で、アメリカで通用する選手はいますか?

KAZU

KAZU:代表選手は成功するんじゃないでしょうか。

具体的な選手を挙げるというのは難しいです。

Jリーグでプレーする選手の中にも良い選手はたくさんいますし、

成功しないということはあまりないのではないでしょうか。

なかなか海外で成功できてないGKとかCBのポジションの選手でも大丈夫だと思います。

NA
NA:ジャッジは日本と比べてどうですか?甘いのか、それとも厳しいのか。
KAZU

KAZU:甘くはないと思いますね。しっかりファウルも取ってくれるし、

逆に取られなかったらチームメイトも監督も抗議にいきます。

プロアマ関係なく、ジャッジの方はしっかりしていると思います。

 

ラスベガスシティFCのチームメイトには本田圭佑がかつてプレーしていた元パチューカの選手も

NA
NA:Las Vegas City FCのチームメイトでヨーロッパでプレーしたいって夢を描いている選手はいるんですか?
KAZU

KAZU:ヨーロッパでプレーしたいとは聞いたことないですね。

ただ元パチューカの選手だったり、ボカジュニアーズの下部組織でやってた選手はいました。

ヨーロッパでプレーしていた選手はあんまりいないかな。アメリカから近い国が多くてメキシコが特に多いですね。

NA
NA:メキシコとMLSは似てるところとかあったりするんですか?

KAZU

KAZU:似たようなチームとかメキシコのリーグが生中継でテレビでやってることがあるので

ヨーロッパのリーグよりメキシコリーグの方がテレビでも中継しています。

僕の住んでいるところ(ラスベガス)がメキシコ人が多いのでその影響もありますね。

NA
NA:本日はありがとうございました。
KAZU

KAZU:ありがとうございました。

 

ラスベガスにサッカーのチームがあったことに驚き。オーシャンズ11からスポーツの街へ

これは本日取材したかずさんに失礼な話かもしれないが、

僕自身、ラスベガスにまさかサッカーチームがあるとは知らなかった。

メキシコリーグがテレビ放送されているのも驚きである。

てっきりヨーロッパのトップリーグが盛んだと思っていた。

調べたところによるとアメリカで最も多く観られているのは

リーガMX(メキシコリーグ)だそうだ。

ラスベガスといえばカジノのイメージが強く

オーシャンズ11という映画が日本でもゼロ年代始めに流行ったが、

まさしくあの世界観である。

ラスベガスといえばカジノというイメージが世界中に定着しているにも関わらず、

それにサッカークラブを作ってしまうあたり

アメリカ人の凄さを感じてならない。
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ホッケーのチームもあるらしく、かずさんいわくこちらはかなりの人気のようだ。

ラスベガスシティFCも2016年に本格的に発足し、

本当に最近できたチームらしい。

2016年といえばつい3年前。ポケモンGOが日本にやってきた年である。

こち亀の連載が終了したのもこの年。

こち亀が終わると同時期にラスベガスから新たなサッカーチームが生まれたというわけだ。

カジノからスポーツへ。

アメリカのラスベガスは大きく変わろうとしている。

 

堀田一海選手が所属しているラスベガスシティFCの公式HPはこちら↓

http://lasvegascityfc.net/home

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