【堀田一海選手独占コラム】日本とアメリカ(外国)のサッカー文化の違いについて

取材記事
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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] Naoki(以下NA):今日もアメリカの独立リーグのラスベガスシティFCでプレーする堀田選手にお話をお伺いしたいと思います。では堀田選手(かず)よろしくお願いいたします。[/speech_bubble]

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Kazuumi(以下KAZU):よろしくお願いいたします。

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アレックス・モーガンが日本で話題となったアメリカの女子サッカー。男子も最近は盛り上がっている

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:今日は日本とアメリカのサッカー文化の違いについて聞きたいと思います。[/speech_bubble]

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KAZU:そうですね、まず僕が住んでいるラスベガスはメキシコ人が多いです。

それもあってテレビでも中継が行われたりとサッカーが盛んな地域ですね。

けど地域によってはサッカーが盛んでないところもあってそこは日本とは違うかなと。

アメリカのサッカーは女子チームが昔から強くて人気がありますけど、

男子はいまいちというところがあったんです。

しかしMLS(メジャーリーグサッカー)の発展のおかげでどのカテゴリーでも人気が出ました。

他には1つのコートに小学校のチームで3,4チームで練習しているのを見て日本ではあんまり見ない光景でしたね。

正直驚きました。男女関係なく一緒に交じって練習しているというのはよく見るんですよ。

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:アレックス・モーガンを思い出します。かなりの美人だったような(笑)日本だと義務教育の体育の授業からすぐに男女で分けられるので、それは新鮮ですね。[/speech_bubble]

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KAZU:モーガン選手、対戦したくない選手です(笑)

それにアメリカのファンの方は感情的で熱狂的。

プロアマ関係なく、試合でいいプレー悪いプレーに過剰なほど反応してくれます。

そういう印象が強いです。

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:かずさんがプレーしているポジションはウイングだと思うのですがご自身がプレーしているとどういったところで拍手が起こったりだとかブーイングがくるんですか?[/speech_bubble]

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KAZU:相手を交わしたり、ドリブルでもっていってシュートまでいったときは拍手がきますね。

逆に悪いプレーだとシュートが中々入らなかったときとか、

そういう時は見ていてイライラしてるなという風には感じましたね。

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:自分がプレーしていて、その野次っていうのは常に気にしているのですか?[/speech_bubble]

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KAZU:向こうはスペイン語で話す人も多いので正直何言ってるか聞き取れないときもあります(笑)

英語はもちろん、スペイン語、ポルトガル語で言われますが、

何となく言ってることは分かるけど全然気にしません。勝手に言っとけって感じですね(笑)

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:アメリカでのピッチ外での交流はどうですか?

それと日本ではみないなーと思うファンサービスはあったりしますか?

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KAZU:練習とか試合前には握手とかそういう対応をする程度です。

アメリカだけの特別なサービスはないですね。

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南米から来ているサッカー選手は熱意がすごい。メジャーリーグサッカーの決勝戦は7万人も来場

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:ラスベガスのチームに入って最初に感じたカルチャーショックはなんでしたか?

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KAZU:サッカーに対する熱意というのがブラジルとかアルゼンチンなどの南米から来ている選手は強いなというのは感じましたね。

プライベートでもトレーナーつけている選手いましたし一日中サッカーの動画をみて研究している選手もいて、それには驚きました。

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”naoki.jpg” name=”NA”] NA:観客の数でいったらどのくらい違うのですか?

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KAZU:MLSも決勝戦は7万人近く入ったらしいですが、

それに比べてUPSLの試合では全然ですね。人がいないとこでもやったりしますし。

観客の数は遥かにおちるのでくらべものにならないですよ。

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北米サッカーリーグ消滅から11年後にMLSが発足。日本にはないアメフト文化のアメリカでサッカーが流行ったのは必然だった

堀田選手もプレーしているアメリカサッカーの歴史を少し振り返ってみると

それは決して順風満帆ではなかった。

Jリーグができるもっと前1968年に北米サッカーリーグが誕生したが、

これが経営不振やサッカー人気の低迷により、

1985年には完全消滅。
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1980年代を代表するオランダのトータルフットボールの体現者

ヨハン・クライフもプレーしたリーグだった。

その後、1994年のワールドカップがアメリカで開催されることになり、

もう一度サッカーリーグを立ち上げようということで

今のメジャーリーグサッカーが1996年に誕生した。

一度の大失敗から学んだアメリカは、Jリーグを追い越す勢いで今も

新しいチームが次々と生まれている。

なぜアメリカにサッカー文化がこれほど根付いたのか。

私が考えるにアメリカのトップオブスポーツNFL(アメフト)を観戦することが

彼らの日常になっていたことが挙げられると思っている。

アメフトを観たことがある人なら分かると思うが、サッカーよりもルールが複雑で

さらに戦術のバリエーションも多い。

アメフトの選手になるために子供たちは必死で勉強し、プロになるまでにあらゆる戦術を叩きこまれるという。

そんな知力に長けた彼らだからこそ、複雑で常に進化するフットボールにも対応できたのではないだろうか。

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