チェルシーの新監督候補!ドイツW杯で日本をグループリーグ敗退に追いやった元オーストラリアの監督ヒディンクとはどんな監督?

サッカーコラム
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モウリーニョのチェルシーは現在15位と低迷

どうしたチェルシー?

2014-2015シーズンにプレミアリーグ優勝を果たしたチェルシーが今年、早くもつまづいている。

第10節を終えた時点で僅かに3勝。

リーグ順位は15位とビッグクラブがいる順位ではない。

得点が15点で失点が19点と今シーズンは失点が多く、それが白星をあげることができない原因となっている。

モウリーニョはシーズン中に解任か

 チェルシーは、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督の後任としてかつてチームを率いた2人の名将をリストアップしていることが明らかになった。25日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。

http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=35755

新たにモウリーニョの後釜候補となっているのは現在フリーのこの2人である。

カルロ・アンチェロッティ

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2013-2014シーズン、レアルマドリードに10度目のチャンピオンズリーグ優勝を就任1年目に達成した名将。昨季は無冠だったため監督を解任され、現在はフリーに。

フース・ヒディンク

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オランダ代表、ロシア代表、韓国代表などを率いた相手に対して嫌な戦術を使う戦略家。日韓ワールドカップでの韓国代表ベスト4の快進撃はこの監督1人の功績といっていいだろう。

 

ヒディンクは日本代表に戦術で勝利

皆さんのなかでも覚えている方がいるかもしれないが、2006年ドイツワールドカップで日本代表がグループリーグ初戦で戦ったオーストラリア代表を率いていたのがこのヒディンクである。

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この試合、日本は10番中村俊輔が先制ゴールを奪ったものの、ケイヒル、ケネディ、アロイージとパワータイプの選手をヒディンクは次々と投入。

日本が高さがあり、パワープレーを得意としている選手を苦手としていたことを見抜いていたヒディンクはその名采配であっという間に3点を取り、

初戦を白星で飾った。

オーストラリア戦は日本が自滅したように一見感じるが、そうではなく全てヒディンクの手の上で転がされていただけだったのである。

 

ヒディンクの過去のチェルシーでの成績は?

ヒディンクは2008-2009シーズンにシーズン途中からチェルシーの監督に就任。実はこのときロシア代表監督も兼任しており、シーズン終了までの期間限定という形で引き受けた。

このシーズンでチェルシーにFAカップ優勝をもたらす快挙を成し遂げる。

この時のチェルシーの主なメンバーは次の通りだ。

デコ

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バルセロナで4シーズン過ごした後、チェルシーに加入した。パススキルは歴代のポルトガル代表でもトップクラスである。

 

バラック


ドイツの新皇帝と呼ばれるMF。ブンデスリーガの名門バイエルンやレバークーゼンでプレー。チェルシーには4シーズン在籍した。

 

アネルカ

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南アフリカワールドカップの大会中に監督と衝突しフランス代表を追放された選手。少々扱いづらい選手だったためドログバとも共存は不可能と言われたが、ヒディンクは見事、共存させることに成功。

ヒディンクが率いた2008-2009シーズンのプレミアリーグ得点王となっている。

 

ドログバ

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チェルシーを知っている人ならば誰もが知っているコートジボワールの英雄。2014-2015シーズンにモウリーニョのラブコールに応え、チェルシーに電撃復帰をした。

現在はMLSのモントリオール・インパクトでプレーしている。

 

フランク・ランパード

Soccer - Barclays Premier League - Chelsea v Queens Park Rangers - Stamford Bridge


今夏マンチェスターシティからMLSに移籍したもはやチェルシーの現役のレジェンド。イングランド代表での出場試合数も多く、プレミアリーグを観るものなら誰もが知っている名選手。

チェルシーでは数々のタイトルを獲得。チェルシーでは13シーズンに渡りプレーした。

 

ジョン・テリー

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1998年のデビューから現在までチェルシーでプレーしている頼れるディフェンスリーダー。チェルシーのユース出身選手であり、そのディフェンススキルとリーダーシップで数々のピンチを救ってきた。

今、34才となり体的な衰えはでてきてはいるが、その判断力とボールを奪い取る技術は健在、現在チェルシーの監督であるモウリーニョからも高い評価を得ている。

 

 チェルシーがこのまま低迷すれば主力が移籍する可能性も

あのモウリーニョが率いていてもこのように低迷してしまうのだからプレミアリーグで勝ち続けるのは本当に難しい。

おそらく一時的だとは思うが、モウリーニョの調子が良くなるのも待っていられないのがビッグクラブの宿命だろう。

それにアザールにレアルからオファーがあるなどの報道がされている以上、低迷し続ければ主力選手が流出する可能性だって否定できない。

ヒディンクが就任となれば、無冠で終わることはないとは思うが、モウリーニョでも勝てないチームだ、そう簡単に立て直すことはできないだろう。

冬の移籍も近い。ヒディンクにしろ、アンチェロッティにしろ、夏にちょこちょこ補強していたチェルシーが誰を冬で取るのか非常に楽しみである。

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