2022−2023シーズンシュツットガルトはブンデスリーガでは劇的残留
23−24シーズン開幕時は日本代表遠藤航がリバプールに電撃移籍したこともあり、誰もが残留争いをすることになると思っていただろう。
22−23シーズンのシュツットガルトは劇的残留を果たしなんとかブンデスリーガに留まることができた。
しかし2023−2024シーズンのシュツットガルトは何かがいい意味でおかしいのだ。
ブンデスリーガ勝ち点73で2位という好成績を収めている。クリーンシートの試合は12試合もあった。
そんなクラブが今夏の移籍市場で大量流出の危機にあうかもしれないと報道されているのでそれらの情報をまとめてみた。
また伊藤洋輝がJリーグのジュビロ磐田から移籍した最初の海外クラブなので日本代表ファンの方も情報として頭に入れておくとさらに代表戦が楽しくなるだろう。
ブンデスリーガではシーズン終盤の上位クラブとの連戦を無敗で乗り切ったシュツットガルト
2023−2024シーズンのシュツットガルトは残留争いどころか優勝争いをすることになる。
特にシーズン終盤における彼らの快進撃は素晴らしく、上位クラブに負けてなかった。
28節4位ドルトムント0-1で撃破
29節6位フランクフルト3-0で撃破
31節1位レバークーゼン2-2で引き分け
32節2位バイエルン3-1で撃破
最終的に優勝を逃したバイエルンを3位に沈め、シュツットガルトは2位となった。
ブンデスリーガを優勝したシャビ・アロンソの無敗レバークーゼンがいなければブンデスリーガチャンピオンは彼らだった。
シュツットガルトは2シーズン続けて残留争いからチャンピオンズリーグ出場
2シーズン続けて残留争いをしたシュツットガルトは2024年に15年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
2022-2023シーズンは日本代表MF遠藤航の劇的ゴールから残留を果たしたことは記憶している方も多いだろう。
チャンピオンズリーグでも旋風を巻き起こすことが期待されるがシュツットガルトには1つ心配がある。
それは選手の給料が安すぎて、2024年夏移籍市場で大量流出する恐れがあるからだ。
すでにシュツットガルトでは日本代表DF伊藤洋輝がバイエルンに移籍し、フンメルスを失ったドルトムントがリバプールも狙っていたとされるCBヴァルデマール・アントンを強奪した。
まだ7月になっていないのにシュツットガルトでは2人の主力選手が移籍している。
どちらも2023−2024シーズンはシュツットガルトよりも低い順位のクラブだ。
ドルトムントはチャンピオンズリーグ決勝に進出したが、ブンデスリーガでは5位と体たらくなシーズンを過ごしている。
バイエルンに移籍した伊藤洋輝に続き2024年夏移籍市場でシュツットガルトが放出しそうな選手たち
カトンパ・ムブンパ 25歳 FW 背番号14 コンゴ代表
相手のプレスが少しでも緩いと、スルスルとドリブルで駆け上がり、ゴールを決めてしまう。
推進力がある戦車のようなFW。
ブンデスリーガのDFに寄せられても1対1なら強引にシュートを打てるフィジカルを兼ね備える。
デニズ・ウンダフ 27歳 FW 背番号26 ドイツ代表
現在開催されているEURO2024でドイツ代表として戦っているウンダフ。
彼は苦労人タイプの選手であり、ベルギーのユニオンで覚醒し、2022年に日本代表三笘薫の所属するブライトンへと移籍。
そこからプレミアリーグで試合に出続けると思ったが、2023年にはブンデスリーガのシュツットガルトへとレンタル移籍。
結果ウンダフが来てくれたことによりシュツットガルトは躍進を遂げることができた。
ウンダフは2023−2024シーズン公式戦33試合で19ゴール10アシストの好成績を収めている。
得点王ではないもののウンダフのリーグ戦18ゴールはドイツ人では最多である。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのストライカーだったといえる。
シュツットガルトとしては、買取オプションによりウンダフを完全移籍させたいが、ブライトンがそれを阻止しようとしているようだ。
ウンダフもシュツットガルト残留を希望しているものの、ブライトンは買い戻しオプションを発動してドイツ代表にも選ばれ、評価が上がっているこの選手を確保しておきたいようだ。
セール・ギラシ 28歳 FW 背番号9 ギニア代表
2022年からレンヌより移籍してきたギラシ。
身体能力があり、キック、ヘディングどちらでもゴールが取れるストライカー。
ブンデスリーガ得点ランキングでも得点王のハリー・ケインに続き2位となり28ゴールも決めている。
ボルシアMGの板倉滉並のCBでは止めることは難しい。
クラブ史上歴代リーグ得点記録を塗り替えた脅威のFW。
ギラシに関しては契約解除条項の金額が安いので
おそらく2024年夏移籍市場の目玉の選手であり多くのビッグクラブが彼獲得に高額のオファーをすることだろう。
チョン・ウヨン 24歳 MF 背番号10 韓国代表
外国籍選手でありながらシュツットガルトで10番をつける韓国人FW。
ポジショニングのセンスは抜群。
24歳とまだ若いが2018年からドイツへ移籍しているため、海外のキャリアは長い。
かつてハンブルガーSVやレバークーゼンでプレーしたトッテナムFWソン・フンミンと重なるためプレミアリーグのクラブが狙いそうだ。
マクシミリアン・ミッテルシュテット 27歳 DF 背番号7 ドイツ代表
1対1の対人守備能力に長けた左サイドバック。
2023−2024シーズンのブンデスリーガでは31試合出場で2ゴール4アシストを記録し、シュツットガルト躍進の原動力となった。
伊藤洋輝と同じく、貴重な左利きのSB選手であり、彼が流出するのはクラブとしても痛手だろう。
そんな簡単に貴重な左利きのSBが見つかるとは思えない。
現在開催されているEURO2024ではドイツ代表のメンバーとして参加している。
伊藤洋輝がバイエルンに移籍したことでJリーグの興行にも影響?7/28には日本ツアーで京都サンガFCとの親善試合が
シュツットガルトが日本に来ることが実は決定しており、Jリーグの京都サンガと試合をすることが
2024年7月28日(日)に決まっている。
伊藤洋輝が在籍していたこともあり一定の集客が期待されていたが、6月に彼がバイエルンに移籍したことにより、
チケットが売れない可能性がでてきた。
せっかくのジャパンツアーなのに伊藤洋輝選手が来ないんじゃ…バイエルン移籍が次の夏だったらよかったのに…
サムネイル画像からは伊藤洋輝が削除されており、なんだか切ない。
シュツットガルトが気になった方はぜひスタジアムに行って応援してほしい。
ただこの移籍市場でどれだけの選手が残留してるかはわからないが。。。
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