これだけ海外で日本人が活躍したり出来るのに、あるリーグだけは日本人が全く活躍できない場所がある。
リーガエスパニョーラだ。プレミアで日本人が活躍しているとは言い難いが、スペインよりは幾分ましな気がする。
スペインリーグに挑戦した主な日本人は私が知る限り以下になる。
・城彰二(ヴァジャドリード)
・西澤明訓(エスパニョール)
・大久保嘉人(マジョルカ)
・中村俊輔(エスパニョール)
・家長昭博(マジョルカ)
・ハーフナーマイク(コルドバ)
※指宿はセビージャ・アトレティコ(トップチームの下) トップページへ
言葉・文化
ここは避けては通れない問題だ。ラテン系の人のノリはきっと日本人に合わない気がする。特に会話でのコミュニケーションが大事なので、スペイン語が出来なければ致命的だろう。
オランダ語が完璧なハーフナーでさえも成功できなかった・・・
スペイン語とは違うかもしれないが、少なくともハーフナーは2ヵ国語が喋れる日本人である。まあ英語もできると思うので、正確には3カ国語かもしれない。
そのハーフナーもスペインの2部から上がってきたばかりのコルドバに移籍したが、満足いく活躍ができずにわずか5試合出場しただけで2014年12月に契約解除となった。
もしかすると言語よりも日本とスペインの文化や価値観の違いのほうが成功を妨げている障害になっているのかもしれない。
サッカー脳
こんな言葉ないかもしれないが、サッカー偏差値みたいなものだ。スペインのサッカー選手はサッカー脳が優れている。他の国に比べてフィジカル部分が劣る彼らは、それを補うための考えるとうことを強化した。スペインのサッカーはサッカー脳が優れているからスペクタクルに見える。
日本人サッカー選手も「思考」の部分を上げていかないといけない。監督に言われたことを忠実に実行するのが得意な日本人だが、それではダメだ。自分で考えることが今求められている。受け身ではなく。
スペインを象徴するクラブバルセロナはまさにサッカー脳がやばい選手の集まり
バルセロナはメッシ、ネイマール、スアレスなどの個性派揃い
いずれにしてもスペインで活躍する選手にはなにかしらの「個性」がある。その「個」に「連携」を加えたのが今のバルセロナであり、
昔のポゼッション主体のサッカーで世界を制したときとは違った、「個」での打開が強くなった印象もある。
まさに今シーズンのメッシ、スアレス、ネイマールの南米トリオは「個の力」だけではなく、連携も素晴らしく良かった。
サッカー脳が優れている=柔軟な思考でプレーできる
「個」という中の1つに「サッカー脳」があると私は思っている。それは自分の「アイディア」をうまくピッチ上で表現することであり、
リーガエスパニョーラで成功するためには欠かせない「要素」なのかもしれない。
日本代表の本田圭佑も代表チームが次のステップアップをするためには各々が「個」のレベルアップをしなければならないと言っていたことがあった。
私もその通りだと思うし、「思考」という部分においても日本人は「柔軟性」をもっと高める必要がある。
日本代表は昨年、「自分たちの思考したサッカー」でブラジルワールドカップに挑んだが、結果は1勝もできずグループリーグ敗退。
特にギリシャ戦では引いた相手を崩すという、アイディアが足りなかったのを観ていて感じた試合だった。
もしかしたら日本人がスペインで活躍できるようになったときこそ、「自分たちのサッカー」ができるようになるのかしれないーー
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