【バンクーバー(カナダ)福田智沙】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本代表(なでしこジャパン)は8日(日本時間9日)、当地で1次リーグC組初戦で同19位のスイスと対戦し、1-0で競り勝った。前回2011年ドイツ大会女王の日本は、03、07年大会のドイツ以来となる連覇に向け、好発進した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000036-mai-socc
【なでしこスタメン】
▽GK 山根恵里奈(24)=千葉=
▽DF 岩清水梓(28)=日テレ=、熊谷紗希(24)=リヨン(仏)=、有吉佐織(27)=日テレ=、宇津木瑠美(26)=モンペリエ(仏)=
▽MF 澤穂希(36)=INAC神戸=、大野忍(31)=INAC神戸=、宮間あや(30)=岡山湯郷=、阪口夢穂(27)=日テレ=
▽FW 安藤梢(32)=フランクフルト(独)=、大儀見優季(27)=ヴォルフスブルク(独) 301 Moved Permanently
鮫島彩、川澄奈穂美は先発外れ、澤穂希が先発
ついにカナダ女子ワールドカップの初戦をなでしこジャパンが迎えた。
前回の王者である我らがなでしこジャパンに挑むのが、欧州予選を9勝1分と無敗で勝ち上がってきたスイスである。
FIFAランキングは19位と4位のなでしこジャパンに比べれば、格下でつまり、勝って当たり前の相手ということだ。
しかしそのスイス相手に、なかなか日本はチャンスを作れない、反対に攻め込まれる場面もあり、苦しい展開が続く。
FW 安藤
1点が遠い中迎えた前半29分にフォワードの安藤梢が相手ゴールキーパに倒されペナルティーキックを獲得。
なお安藤はこの接触プレーで負傷交代。

このPKを宮間あやが決め1-0のスコアに。
そしてこのまま試合は終了。
なでしこはなんとか初戦を勝利した。
スイスのエースバッハマンがすごすぎるとネット上で話題に!!
【女子W杯】後半47分、クリアをバッハマンに拾われてシュートされたがゴールの上!危なかった!
— NHKサッカー (@NHK_soccer) 2015, 6月 9
バッハマンにメッシのようなシュートの力があれば日本は負けてた。 — HONDA (@gokuusoccer) 2015, 6月 9
後半ロスタイム、なでしこのクリアミス後にバッハマンのシュートコースは空いていたと思うし、冷静にグラウンダーで蹴り込まれたら同点だったと思う。でも、あそこで熊谷さんがもう一度踏ん張ってブロックに行った。シューターの視野に一瞬入っただけでもボールを浮かせた効果があると思う。
— 河治良幸 (@y_kawaji) 2015, 6月 9
タイプ的にはアメリカのエースワンバックに似たタイプで、パワーでゴリゴリ行く選手だ。なでしこにとっては個人技でやられるとやっかいな選手であったが、
今日のバッハマンはコンディションが悪かったのか、要所要所でミスを犯していたようにもみえた。
コンディションが良かったらやばかったと思うほどの選手であることから、不調だったことは大いに助かったといえる。
親善試合以降点が取れないなでしこジャパン
「4、5点入ってもおかしくなかった。これはわれわれの病気かもしれない」
これはこの前日本で行われたイタリアとの親善試合直後になでしこジャパンの佐々木則夫監督が口に出した言葉だ。
そして今日のワールドカップ初戦もこのゴール欠乏症からまだ抜け出せていないような感じがした。
無失点だったから勝利を得たものの、決勝トーナメントに上がればドイツ、アメリカなどの強豪国は必ずなでしこジャパンのゴールに1点は決めてくるはずだ。
そのため無失点の勝利は難しいだろう。だとしたらなでしこジャパンが連覇する方法は1つしかない。早くこのゴール欠乏症を改善し、
本来の攻撃スタイルを取り戻すことだ。
まだワールドカップは始まったばかり、改善する時間は十分にある。次の試合からは「辛勝」ではなく、「快勝」で勝利してほしいと願っている。
第2戦は日本時間13日にカメルーンと行われる。
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