ブンデスリーガからは吉田麻也と鎌田大地が他リーグへと移籍
昨シーズンあと3ポイントのところで残留できなかった名門シャルケ。
そのシャルケの残留を託されたのが日本代表CB吉田麻也だったが、
1年延長オプションの契約を遂行できず、
シャルケを今夏退団。
一時はフリーとなり、Jリーグ復帰噂もあったが
MLSの名門LAギャラクシーへと加入が決まった。
LAギャラクシーといえば
ベッカムをはじめ、イブラヒモビッチ、ジェラードなど
数多くの有名な選手が在籍していた名門クラブに日本を代表するDFが加入したことは
とても誇らしい。
今シーズンはメッシもMLSのクラブに加入したので今ホットなリーグといえよう。
吉田麻也に続いてブンデスリーガから旅立った選手といえば、
フランクフルトで中心選手だった鎌田大地だろう。
フリーとなったため、移籍金0で獲得できる日本のMFに多くのオファーが届いたが、
最終的に着地したのはセリエAのラツィオだった。
移籍市場が開幕した当初はミラン移籍が濃厚だったが、
クラブの人事異動もあり破綻。
サウジアラビアのアルヒラルに移籍してしまったミリンコヴィッチサビッチの
後釜を欲していたラツィオが鎌田を獲得した。
吉田麻也、鎌田大地というカタールワールドカップでも活躍した2人の
日本代表選手がドイツでみれないのは残念であるが、
ほかにも日本人選手は欧州サッカーのドイツブンデスリーガに在籍している。
その選手たちを今回は紹介していこうと思う。
原口元気 MF 32歳 シュツットガルト
2018年ロシアワールドカップでヒーローだった男にとって
昨年のカタールワールドカップ落選は屈辱だっただろう。
昨シーズンワールドカップでの落選も影響してか、
ブンデスリーガ上位だったウニオンベルリンから
残留争いをしていたシュツットガルトへと冬に電撃移籍。
今シーズンも昨シーズンに引き続き、シュツットガルトでプレーする。
昨シーズン16位で終わったチームをブンデスを
知り尽くしたベテランとして立て直せるか注目したい。
堂安律 MF 25歳 フライブルク
昨シーズン、
カタールワールドカップで2得点という活躍が日本人には記憶に新しい
MF。
活躍はワールドカップだけではなく、ブンデスリーガでもたしかな存在感を放っていた。
昨シーズンのリーグ戦成績5ゴール6アシストがその表れだろう。
チームは5位でシーズンを終えたため、今シーズンはヨーロッパリーグで
堂安の活躍がみることができる。
板倉滉 DF 26歳 ボルシアMG
昨シーズンシャルケの2部昇格に大きく貢献した実績を引っ提げ
ボルシアMGに加入した板倉。
移籍1年目からレギュラーとして活躍したのは彼のポリバレント性の高さからだろう。
レッドカードをだし一発退場になった試合もあったが、
2年目の今季はさらに安定した守備を披露してくれるに違いない。
代表でも欠かせない守備の要に成長しただけに、板倉への期待はさらに大きくなるばかりだ。
長谷部誠 DF 39歳 フランクフルト
ブンデスリーガ17年目を迎える日本の生けるレジェンド。
毎年のように移籍市場でフランクフルトにはDFの選手が加入してくるが
最終的に生き残っているのは日本人の長谷部である。
39歳という年齢でブンデスリーガでプレーしていることだけでもすごいが、
彼は若い選手からスタメンを奪っているのだからもはや異次元だ。
昨シーズン一時は引退も考えたというが今シーズンも現役続行を決意。
今シーズンからフランクフルトを率いる
新監督ディノ・トップメラーは長谷部を高く評価。
あのナーゲルスマンのアシスタントをしていたこともあり、
より知的な選手を好むかもしれない。
そうなれば頭脳で若い選手たちと渡り合ってきた長谷部であれば、
今シーズン怪我にだけ注意していればスタメンとして出続けることも可能だろう。
浅野拓磨 FW 28歳 ボーフム
カタールワールドカップではドイツ戦で奇跡の勝利にゴールで貢献した浅野。
バイエルンのノイアーも反応できなかったシュートを放った浅野だが、
ブンデスリーガでの成績は今一つ伸びない。
ボーフムが残留を争うチームである以上、
守備に追われる時間帯が長くなるのはしょうがない部分もあるが、
助っ人という立場でチームにいるからにはもっとゴールを決めてほしいところ。
今シーズンは二桁に迫るゴール数を決めてもらいたいものだ。
遠藤航 MF 30歳 シュツットガルト ※リバプールに移籍
2年連続でブンデスリーガでのデュエル王に輝いた男の進化が止まらない。
昨シーズン守備的な選手でありながら、5得点5アシストを記録し、チームの残留に貢献。
球際の強さに加え、ゴール前の脅威も増した。
シュツットガルトでは日本人でありながらキャプテンを務める遠藤航。
日本代表でもキャプテンに選出されており、クラブと代表でリーダーシップを発揮している。
また年齢的に考えてステップアップするなら今シーズンの冬がラストチャンスか。
※2023年8月の移籍市場で遠藤はリバプールに移籍しました。
伊藤洋輝 DF 24歳 シュツットガルト
ロシアワールドカップからカタールワールドカップの間にでてきた新星で
一番驚きなのはこの伊藤洋輝かもしれない。
三苫薫の活躍があまりに目立ちすぎたため、注目されないが、
彼はドイツに渡る前、J2のジュビロ磐田に在籍しており、
レンタル移籍でシュツットガルト加入。
移籍1年目でいきなりスタメンへと定着。
左利きという貴重さもあってか、
日本代表としてもカタールワールドカップのメンバー入りを果たしており、
無名の選手からこの4年間でかなりの成長を遂げた。
今夏の移籍市場ではオランダの名門アヤックスが若い伊藤を狙っていると噂されており、
約23億円のオファーをシュツットガルトにだしたそうだ。
しかしシュツットガルトは売る気がなく、残留することもありえる。
アヤックスに移籍した選手のほとんどがビッグクラブにステップアップしているだけに
伊藤がもし移籍となれば2~3年後にはすごいクラブにいるかもしれない。
妄想のしすぎかもしれないが。
奥川雅也 FW 27歳 FCアウクスブルク
古都のネイマールとしての異名を持ち、19歳から海外にいる奥川。
残念ながら日本代表には定着できないでいるが、
今シーズンブンデスリーガのアウクスブルクで活躍をすれば
日本代表にも召集されるはず。
昨シーズン所属していたビーレフェルトではドイツ2部ではあったものの
リーグ戦5得点10アシストを記録。
結果を示した。
アウクスブルクは昨シーズン15位と残留争いをしていたチームであるが
過去に元日本代表の細貝萌や宇佐美貴史などが在籍し、日本人にも馴染みのあるクラブ。
奥川には先輩の日本人選手以上の活躍が期待される。
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