【カタールW杯に行く前に反省を】日本代表がロシアワールドカップで見つけた3つの課題とは?

サッカーコラム
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ロシアでベルギーという強豪と互角に渡り合った日本。ドルトムントの香川真司は10番として躍動

2018年ロシアワールドカップで日本はベスト16入りを果たし、最高成績こそ更新できなかったが

世界3位の相手に互角の死闘をワールドカップでみせれたのは今大会が初めてである。

結果は相手のカウンターにやられ、世界との差をみせつけられたという見方もできるが

選手の個の力でいえば世界を捉えており、吉田の1対1の強さを発揮し、乾、大迫、原口は屈強なDF相手でも

フィジカルで負けていなかった。
Embed from Getty Images
特に日本の10番香川真司は別格の存在感をはなち、ゴールこそPKの1点だけだったが

ボールタッチ、ボールチェイス、スペースの入り方はチームでも群を抜いていた。

そんな躍進した日本がワールドカップでみつけた課題を今から紹介していこうと思う。

 

格上のチームと戦う上での完璧なプレーを続けるための集中力

日本はワールドカップを戦った4試合すべてで失点しており、

無失点で終えたことはなかった。

世界ランク61位の日本が格上チーム相手に無失点で勝利というのは贅沢かもしれないが

0で抑えることができる力があれば日本はベルギーに勝っていただろう。

日本はベルギー戦の68分に長谷部と香川のパス交換に失敗して相手にスローインを与え

そこから最終的に1点目を奪われている。

後半に入ると日本は集中力を切らし失点するケースが多い。

もし格上のチームから勝利を得るのなら、90分間ミスなく完璧なプレーを続けなければならないのだ。

日本代表をコーチとして支えた手倉森さんは

「あのレベルではあの時間帯にもスキをみせない緻密さがないとベスト16は超えられない」

と語っており、ベルギーのコーナーからのカウンターを悔やんでいた。

優勝したフランスは同じミスをあの時間でするかといえばノーである。

そこが日本と優勝国の差であるといっていい。

 

日本は高さ対策が課題、クロスの出どころを抑えることができないからフェライニに決められる

日本は2006年ドイツ大会で、オーストラリアの高さに苦しめられ惨敗したが

ベルギー戦もほぼ同じだったといえる。

途中交代したフェライニにあっさりとヘディングでやられ失点。

高さ対策ができてないことを露呈した。

しかしフェライニほどの身長があり、身体能力が高い選手相手に高さで勝ろうとしても

日本人選手の身長を考えれば物理的に不可能である。
Embed from Getty Images
物理的に対応するのではなく、フェライニにクロスが渡らないようにすべきであり、

このディティールをどこまで詰めていくのかが日本の課題だといえる。

 

独自のプレースタイルの確立ではなく、90分の中でプレースタイルを変えることのできる対応力を身につけること

日本の日本化を提唱したのが元日本代表監督のオシムさんだったが、

今、世界の強豪を見渡すと、1つの戦術にこだわるチームは勝てていない。

スペインがそうだったが、世界ナンバーワンを誇るパス戦術が分析され、

開催国ロシアにPKの末敗れている。

日本も独自のアイデンティティを確立しなければならないと言われているが

柔軟さを身につけたほうがはるかに強豪との勝率はあがるだろう。

日本では大迫がサイドをやることは絶対にないが、ベルギーではルカクが

サイドを担当することがある。

強豪はどの国も選手個人にどこのポジションでもできるよう強要している。

日本人選手も複数のポジションをこなすことができなければこの先、

海外の所属クラブでも出番がないと思ったほうがいいだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました