今シーズン、近年稀に見ないほどの大不振に陥っている白い巨人ことレアル・マドリード。
1試合未消化であるとはいえ、首位のバルセロナとは勝ち点差19も開いており
現在4位につけている(第20節終了時現在)
そして、ここにきてレアル・マドリードを離れると噂になっている選手が
何人かいるので紹介していこう。
1【GK】13キコ・カシージャ(スペイン/31歳)
3年前の夏にエスパニョールから600万€(約8億円)で8年ぶりに
復帰したレアル・マドリードの下部組織出身の2ndGK
しかし、今冬の移籍市場にてアスレティック・ビルバオで正GKを務めており、
弱冠23歳ながらもスペイン代表にも選出されているケパ・アリサバラガの加入が濃厚と噂されたレアル。
これによりチーム内でカシージャは第3GKへと降格することがほぼ決まったところで
獲得に乗り出したと噂になったのが
前レアル・マドリード監督
ラファエル・ベニテス率いるニューカッスル・ユナイテッドだ。
ニューカッスル・ユナイテッドは24節を終えて勝ち点23で15位につけている。
しかし、降格圏である18位サウサンプトンとは勝ち点差わずか1。
残留に向けて実力のあるGKを欲しているところに白羽の矢がたったのが
レアル・マドリードのキコ・カシージャだった。
しかし、つい先日ケパ・アリサバラガの契約延長が発表されたため、
当分は残留が濃厚となる見込みだがはたして。。。
2【MF】24ダニ・セバージョス(スペイン/21歳)
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昨夏にレアル・ベティスから1700万€(約23億円)でレアル・マドリードへとやってきたU-21スペイン代表
昨年のU-21欧州選手権ではキャプテンを務め最優秀選手賞を受賞し、
スペイン代表の準優勝に貢献した。
そして、満を持してレアル・マドリードへとやってきたが、
なかなか出場機会に恵まれず、リーグ戦に限って言えば、
6試合の出場でプレイ時間は200分にも満たない。先発出場に限ってはわずか2試合のみ。
ここで、獲得に乗り出そうと噂になったのが今冬にバルセロナへと移籍した
フィリペ・コウチーニョの後釜としてユルゲン・クロップ率いる
リバプールとキケ・セティエン率いる前所属チームであるレアル・ベティスだ。
はたして、この将来有望なスペイン人MFは
レアル・マドリードで練習に励みレギュラーの座を奪うのか、
あるいは噂のような他のチームへと移籍してしまうのだろうか。
3【MF】23マテオ・コバチッチ(クロアチア/23歳)
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3年前の夏にインテルから3000万€(約40億円)でやってきたクロアチアの新鋭
加入1年目は言語や環境に苦しんだが加入2年目となった昨シーズンは
好パフォーマンスを披露。
また、今シーズン開幕直前のスーペルコパ・デ・エスパーニャでのエル・クラシコでは
バルセロナのエースメッシのマンマークに徹し
メッシに仕事をさせなかったことでも高評価を得ている。
そして、そのバルセロナで出場機会に悩まされているブラジル人MFのラフィーニャの
インテル移籍が噂されているがこの移籍が破談になった場合の
インテルの2ndオプションがコバチッチのようだ。
しかし本人に移籍希望があるわけでなく、当然クラブ側にもその意思はない。
そして、ラフィーニャの移籍も決まった今、移籍の可能性は消滅したといってもいいだろう。
4【FW】ガレス・ベイル(ウェールズ/28歳)
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5年前の夏にトッテナム・ホットスパーから移籍金1億€(約135億円)でやってきた快速FW
当時の移籍金最高額だったクリスティアーノ・ロナウド(後述)の移籍金を更新して
獲得したこの選手は、サッカー界でも有数のスピードの持ち主だ。
しかし、そのスピードを出すための筋肉の多さからか、
ここ数年は怪我に悩まされシーズン通してのフル稼働ができていない。
今シーズンが始まる前に、ベイルは移籍を希望していたがそれをクラブ側は却下している。
しかし、今シーズンに入っても怪我を繰り返すベイルに業を煮やした
レアル・マドリードの会長、フロレンティーノ・ペレスも移籍を容認した。
移籍の候補先としてはマンチェスターUが挙げられている。
モウリーニョも彼を欲しており、一時期は合意間近とまで報じられた。
しかし、ここにきてアレクシス・サンチェスのマンチェスターUへの移籍が決まり、
ポジションに空きがなくなったため、ベイルのマンチェスターUへの移籍はほぼ消滅しただろう。
このウェールズ人は来シーズン、はたしてどこのチームに所属しているのだろうか。
5【FW】クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/32歳)
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9年前の夏にマンチェスターUから移籍金9000万€(約120億円)でやってきた
メッシと並ぶサッカー界のスーパースター。
レアル・マドリード在籍9年足らずでクラブのゴール数記録を更新したり
チャンピオンズリーグ連覇に貢献したりと、
これまで、チームに言葉では表せないほどの貢献をしてきた。
しかし、ここ数年彼に対する移籍の噂が耐えていない。
その原因はクリスティアーノ・ロナウドの脱税疑惑に対するクラブ側の擁護がなかったり、
彼のチームへの貢献度を考えると安すぎる年俸2100万€(約28億円)である。
バルセロナFWリオネル・メッシ5000万€(約78億円)、
パリ・サンジェルマンFWネイマール3600万€(約49億円)、
上海上港MFオスカル2400万€(約33億円)、
河北華夏FWエセキエル・ラベッシ2200万€(約30億円)に
ロナウドの年俸は劣っていることを考えればクラブへの不信感を抱くなというのが無理だろう。
そして、噂となっている移籍先に挙がっているのは古巣であるマンチェスターUとパリ・サンジェルマンだ。
しかし、前述したとおりマンチェスターUはアレクシス・サンチェスの加入が決まり、
ガレス・ベイルと共に噂はほぼ消滅したといっていい。
となると、移籍先の第1候補は昨夏にネイマールやムバッペなどの大補強を行った
パリ・サンジェルマンになると予想される。
またもや、パリ・サンジェルマンが大金を叩いてこのビックディールを成立させてしまうのだろうか。
ロシアワールドカップ後の夏の移籍市場で紹介した5人が他クラブへ移籍するかも?
これらの移籍報道が真実かあくまでも噂なのかは誰にもわからないが、
少なくともどの選手にも移籍の可能性があるということだけは変わらない。
この先、ロシアワールドカップ後の夏に
誰もが予想してなかった移籍が起こりうる可能性は充分にあると思う。
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