4年後には本田圭佑、川島永嗣、長谷部誠など中心選手が代表を引退することに
ロシアワールドカップで日本が残せなかったものは
若手選手への経験である。
20才~23才くらいまでの若い選手が
ワールドカップのピッチに立っていなかったことは
カタール大会へのつけとして日本に回ってくるだろう。
ロシア大会後代表を引退する選手が出始め、
おそらく引退を発表した長谷部をはじめ
本田、川島など、南アフリカ大会から参加している選手達の多くは
4年後代表を引退していると思われる。
そこでカタール大会で選ばれそうな現時点での代表候補4人を選んでみたのでみてほしい。
年齢的なことも含め4年後に30歳以上となる選手は外させてもらった。あらかじめご了承願いたい。
伊藤達哉 21才 FW ハンブルガーSV所属
日本代表酒井高徳とクラブでチームメイトになっている
21才の若きサイドアタッカー。
柏レイソルの下部組織出身選手ではあるが、プロデビューする前のユース時代に
世界大会でチームが準決勝したことがきっかけでハンブルガーのスカウトの目に止まり
Jリーグでプレーしないまま入団。
ドリブルで敵陣を切り裂き、守備に長けたドイツ人DFも慌てるほどの技術を持っている。
ドリブルでかわすだけではなく、味方とのコンビネーションも活用できるのも強み。
今大会活躍しブレイクした乾貴士が次の大会で34才となるため、
その後継者となる選手の一人である。
東京オリンピック世代の一人で間違いなく2年後にはオリンピックに出ることになるだろう。
4年後は25才。
この期間にビッグクラブに移籍してもおかしくはない年齢だ。
カタール大会で是非みたい選手である。
久保建英 17才 FW FC東京所属
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U-20ワールドカップに当時15才ながら飛び級で参加した17才の日本の将来を背負って立つべき選手。
年齢に似合わない落ち着いたプレーが特徴で
決定的なスルーパスのセンスはJリーグにいる20代の選手と比べても高い。
あのバルセロナにいたこともあり、スペインのメディアが常に追っている日本人選手でもある。
バルサに早々に復帰すれば、彼の技術はたちまちワールドクラスとなるだろう。
4年後は21才。A代表の選手としては若いが、15才のときに
20才と同じようにやれたタケならば年齢的な問題はないと思われる。
リアルキャプテン翼に一番近いタケを日本が活かせる日が来るか注目である。
昌子源 25才 DF 鹿島アントラーズ所属
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ロシアワールドカップでは吉田麻也とコンビを組み、安定の守備を披露したJリーガー。
今大会のポーランド戦以外の3試合のうち先発した10人が海外組で
Jリーガーは昌子一人だけだった。
Jリーグの環境でプレーしているのでディフェンス技術が心配だったが
昌子は完璧に仕事をこなしてくれたと思う。
ベルギー戦での3失点目を自ら反省してはいたが、あれは昌子一人のせいではない。
明らかにカウンターを食らったところが反省点であるからだ。
現在25才の昌子は4年後に29才となる。
ベテランに差し掛かる年齢となるので代表を引っ張っていく立場になるだろう。
ワールドカップでの活躍が海外でも注目されすでにフランスのリーグアン
ストラスブールから獲得オファーが届いているという。
今夏Jリーグを離れ、日本から旅立つことになるだろう。
4年後ヨーロッパでの経験を経て代表の頼もしいディフェンスリーダーになるに違いない。
中村航輔 23才 GK 柏レイソル所属
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ロシアワールドカップでゴールマウスを守った川島永嗣は
4年後に39才となる。
この年齢まで現役かどうかもわからないし、
例え続けていたとしてもヨーロッパでプレーし続けている可能性は極めて低い。
そうなればゴールキーパーも世代交代が必要である。
東口や西川など代表経験豊富なキーパーもいるが
年齢が両方とも30オーバーなので4年後に向けて主力として使うのは
難しいだろう。
となれば、今回キーパーの補欠として選ばれたリオ世代の中村航輔しか
代表のゴールマウスを守るキーパーはいないことになる。
国際経験はあまりないが、まだ23才、アジアカップでの活躍などがあれば
ヨーロッパのクラブに移籍する可能性は十分にあるキーパーだ。
Jリーグでも相手シューターとの間合いの詰め方が絶妙で、シュートコースを
限定してシュートストップさせる技術は川島以上だろう。
4年後は27才。ゴールキーパーとしてはこれからという年齢でワールドカップを迎える。
4年間の頑張り次第では世界を驚かす日本の守護神に成長することが期待できるだろう。
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