マンチェスターユナイテッドはファンハールが解任となりモウリーニョが新たに就任
イングランドの名門マンチェスターユナイテッドは、
オランダ人監督のファンハールが2シーズン目の今季終わりにリーグ戦順位をユナイテッドとしては
最下位に等しい情けない5位でフィニッシュしたため成績不振で解任となり、
新たにポルトガル人監督のモウリーニョが就任した。
モウリーニョはファーガソンに見込まれた監督の1人としても有名で、メディアの対応をみているとどこか似ているところもある。
そして解任となったファンハールが2年間で放出した選手のうち、中でも今シーズン輝きを放った6人の選手をイギリスメディアが紹介した。
もし彼らが残っていればユナイテッドがあそこまで得点不足に悩むことはなかっただろう。
この中にはきっとモウリーニョも呼び戻したい選手もいるはず。
そういう視点でご覧になっていただければと思う。
ロビン・ファン・ペルシー フェネルバフチェ 14得点
ファン・ペルシーといえばファンハールと共にブラジルワールドカップを戦ったオランダのいわば戦友。
ファンハールが就任した2014-2015シーズンはプレミアリーグで10得点を決め、及第点の活躍をみせた。
ちなみにエースのルーニーはこのシーズン12得点であることからファンペルシーがいかに頑張ったがわかるだろう。
2人合わせても22得点と得点王になったアグエロの26ゴールよりも下。
にも関わらず、ファンハールはチーム内得点ランク2位につけているストライカーをシーズン終わりの昨夏に放出。
わけがわからない。
ハビエル・エルナンデス レバークーゼン 17得点
ハビエル・エルナンデスといえばマンチェスターユナイテッドで長くプレーしていたメキシコ代表のストライカーである。
クロスからでも中央のスルーパスからも決めることができる選手で、2014-2015シーズンにはレアルにレンタル移籍をし、
チャンピオンズリーグで堅守を誇るアトレティコ相手から値千金の決勝ゴールを奪うなどビッグクラブでも持ち前の勝負強さを発揮した。
そして今シーズンはブンデスリーガのレバークーゼンへと完全移籍。
初挑戦のドイツでも大暴れし、リーグ戦で17得点を決めた。
アンヘル・ディ・マリア パリサンジェルマン 10得点
この中では最もユナイテッドの7番に相応しかった選手。
ブラジルワールドカップでアルゼンチン代表として活躍したワールドクラスの選手であり
前所属がレアルマドリードと経歴も完璧。
そんなディマリアがユナイテッドを僅か1年で去った原因はファンハールであることは間違いなく、自身も
「俺をチームに適合させることができなかった」と監督を非難している。
今シーズンのディマリアを活躍を見る限り、PSGに売ったことは間違いであるといえよう。
香川真司 ドルトムント 9得点
日本人でありながら観客を魅了するプレーを連発する、アジア代表の選手。
今季はブンデスリーガのベストイレブンでトップ下に選ばれる活躍をみせた。
香川在籍時にユナイテッドの監督は3人いたが、彼を理解していたのは連れてきたファーガソンだけであった。
2015-2016シーズンの香川は二桁得点を達成することはできなかったもののドルトムントにやってきた最初のシーズン以上の活躍をみせ完全復活をアピール。
ロイス、ムヒタリアン、オーバメヤンとのコンビプレーは「ファンタスティック4」と称され、香川自身も華麗なプレーを連発していた。
中でも管理人がお気に入りだったのがシャルケ戦でのループゴール。これはワールドクラスのゴールであった。
来シーズンは「ファンタスティック4」が他選手が移籍するため解体となる見込み。
来季は香川の働きがより一層求められるシーズンになることは間違いないだろう。
ナニ フェネルバフチェ 7得点
若いころからクリスティアーノ・ロナウドと比較され、彼自身も目標としていた。
そんなユナイテッドのロナウドはファンハールにクビを宣告され、ファンペルシーと共にフェネルバフチェに移籍。
ナニもファンハールのことを移籍後に批判している。
チャンピオンズリーグをファーガソンのユナイテッド時代に経験している数少ない選手だったが迷将ファンハールはあっさり放出。
とても理解しがたい行為である。
ダニー・ウェルベック アーセナル 4得点
イングランド代表の選手ではあるが、今回の2016ユーロでは残念ながら選外となった才能あふれるFWの1人。
今シーズンは自身にとっても不甲斐ない4得点と成績も今一つ。
しかし、同じアーセナルであり、負傷で3試合しか出場していないウィルシャーがユーロに出ているのは疑問はあるが、そこは置いといて
ウェルベックの今シーズンの成績ではファンハールが放出したことは正しいと言えるかもしれない。
上記の選手に比べればだが・・・
ただ2014年に玉突き事故のように放出された経緯もあるため、可哀想な選手でもある。
今年の5月に右ひざの手術をすると発表され、ユーロには間に合わず、年内復帰も絶望的な状況。
来シーズンの早期復帰を願うばかりだ。
コメント