前回2012年ロンドンオリンピックで選ばれた各国のオーバーエイジをおさらい
ビッグクラブに所属する選手が集結
日本
吉田麻也 徳永悠平 林彰洋
イギリス
ライアン・ギグス クレイグ・ベラミー マイカー・リチャーズ
ブラジル
フッキ マルセロ チアゴ・シウバ
ウルグアイ
ルイス・スアレス エディソン・カバーニ エジジオ・アレバロ・リオス
スペイン
ファン・マタ ハビ・マルティネス アドリアン・ロペス
オーバーエイジを選んだ結果は・・・
スペイン グループリーグ敗退
ウルグアイ グループリーグ敗退
イギリス 準々決勝敗退
日本 ベスト4
ブラジル 準優勝
優勝候補であるスペインは日本に敗れるなど本来の力を発揮できず、あっさりグループリーグ敗退になり、
ウルグアイも同様であのスアレス、カバーニが不調だったため同じくグループリーグ敗退。
イギリスはベテランのギグスが選ばれ、地元開催とアドバンテージがあるから決勝までいくのではと期待していたが韓国に敗れ、姿を消す。
日本は守備をピンポイントで強化し、3位決定戦で韓国に敗れはしたもののベスト4という結果を残した。
ブラジルはネイマールを擁していただけでもすごいのに、さらにワールドクラスの選手を3人入れ、ガチで優勝を狙うメンバーを組んできた。
だが結果はメキシコとの決勝戦で敗れ、またも優勝を逃すことに。
この結果だけをみるとワールドクラスの選手を入れればいいというものではないのがよくわかる。
ではこれからリオオリンピック日本代表に選びたいオーバーエイジ枠の選手たちを紹介していこう。
オーバーエイジ DF 昌子 太田 森重 長友
昌子 鹿島アントラーズ
鹿島でレギュラーのCB。23才と若く鹿島ではU-23代表の植田直通とコンビを組んでいることからチームにフィットするには時間はかからないだろう。
ただ問題は本人が行きたくてもクラブが許すかというところだ。
センターバックはけが人もでて一番手薄なポジション。
呼んでほしい選手の1人だ。
森重 FC東京
森重はA代表でもレギュラーであり、2014年ブラジルワールドカップのメンバーでもある。
空中戦、最終ラインからのビルドアップ、対人守備
と今のU-23代表が持っていない能力を兼ね備えている日本最強のCB。
もし召集できるとなればこれほど心強い選手はいないだろう。
太田 フィテッセ
こちらはオランダリーグでプレーする海外組の左サイドバック。
サイドバックは現時点で怪我人が非常に多いポジションであるため連れていくならサイドバックが優先か。
太田は左利きの貴重なサイドバックであり、そのカミソリのようなクロスは精度が非常に高い。
元々Jリーグにいたころからクロスの質が高くオーバーラップが持ち味だったがオランダに移籍したことで対人守備スキルが上達。
スキのないサイドバックに成長した。
FC東京時代に仲の良かった森重とセットで呼びたい。
長友 インテル
所属先のインテルが許すなら是非来てほしいサイドバック。
本来右利きではあるが左でもプレーできる両利きのサイドバックで、世界一のサイドバックを目指しているだけあってそのプレーはワールドクラスといえる。
ただ呼ぶには現実的に厳しく、インテルが許可してくれる可能性は低い。
あくまで理想と思っていたほうがいいかも。
オーバーエイジ MF 柴崎 青山 山口 清武
柴崎 鹿島アントラーズ
鹿島で今季から10番を背負い、前日本代表監督アギーレの才能を見いだされ、A代表にも選出された。
そのパスセンスとゲームメイク能力の高さからポスト遠藤保仁と言われるほどである。
ただ問題はフィジカルでここが弱いために最近のA代表にも呼ばれないことが多い。
23才と若く、柴崎はオリンピック出場経験はないためモチベーションは高いはず。
リオで観てみたい選手の1人だ。
青山 サンフレッチェ広島
青山を呼ぶメリットは広島のチームメイトである浅野を上手く使えることである。
またブラジルワールドカップで大舞台を経験していることも大きく、所属クラブでキャプテンを任されていることから
そのキャプテンシーをU-23代表でも発揮してほしい。
攻守のバランスを保つ役割にはピッタリの選手。
エゴな選手ではないためチームに馴染むのも問題はないはず。
山口 ハノーファー
所属クラブハノーファーが今シーズン2部に降格し、メンタル的に心配なA代表のボランチ。
ただ海外でプレーしていることと、A代表でもハリルホジッチに気に入られていることから是非呼びたい選手である。
またロンドンオリンピックではU-23代表として出場経験があり、前回韓国に敗れメダルを逃した悔しさが本人にはあるはず。
3月に負傷した鼻の骨の治り具合にもよるが、対人守備に優れたボランチなので是非呼びたい。
清武 ハノーファー
正確なプレースキックを蹴れるドイツでも称賛されているMF。
前回のロンドンオリンピックでも主力で、ベスト4躍進の原動力となった。
所属先のハノーファーでは主力で、今夏チームは2部に降格したため各クラブから争奪戦になると噂されている。
ただ新天地にいけばプレシーズンのキャンプには参加しないとならない。
そうなれば召集はほぼ不可能。
今のリオオリンピック代表には右足のプレースキッカーがいない。清武は最適だが現実的には厳しいかも・・
オーバーエイジ FW ハーフナー・マイク 大久保 豊田
ハーフナー・マイク ADOデン・ハーグ
今季オランダリーグで16得点をあげた194cmの大型FW。
先日のキリンカップ召集メンバーには外れてしまったが、リオオリンピック代表には高さがなく、選ばれれば相手の脅威となってくれるはず。
空中戦だけのイメージが強かったが、ポストプレーも上達。
足元の技術が足されたことで、一段上のストライカーへと変貌した。
リオオリンピック代表に足りない経験値は長くヨーロッパにいるハーフナーが補ってくれるはず。
大久保嘉人 川崎フロンターレ
キリンカップメンバーにはハリルホジッチに「活きるイメージが湧かない」と外されてしまった3年連続Jリーグ得点王。
しかしその得点力はリオオリンピックでも発揮されるはず。
2度のワールドカップを経験し、ドイツ、スペインでもプレー経験がある今乗りに乗っているこの男を招集しない理由は見当たらない。
ただ川崎フロンターレは召集に反対のようで依頼がきても断る方針のようである。
そう大久保が仮に選ばれた場合、5試合を欠場することになるためタイトル獲得に黄色信号となりかねないからだ。
本人は「国のために戦いたい」と前向きであることから是非呼んでほしいところ。
A代表で観ることができないならせめてオリンピックだけでも・・・
豊田 サガン鳥栖
豊田といえばブラジルワールドカップで直前にメンバーに落選してしまった不運な男というイメージが強い。
まだ30才と若く、空中戦に強いためオリンピックでもその能力は重宝されるはず。
あとは実績で考えると、Jリーグで4年連続15得点以上をマークしており、佐藤寿人や大久保嘉人と比べても遜色ない。
前線からの守備もするため、献身性も高く、手倉森監督とも合うはず。
あなたは誰をオーバーエイジに推薦?
こちらの選手たちは解説者から他のライターさんの意見を参考に紹介させていただきました。
皆さんの中にはJリーグを観ている方も多いと思います。
あなたは誰をオーバーエイジに推薦しますか?
3人選べば18人から15人にU-23代表が削られることになります。
若手に経験を積ませたいからオーバーエイジ使わないというのもいいでしょう。
ただ個人的にメダルを獲りたいのあれば、オーバーエイジをフルに使わないといけんかなーと思います。
前回もCBに吉田麻也がいたからこそベスト4に進出できたと思っているので。
ただトゥーロン国際大会のここまでの戦いをみていると、オーバーエイジは必須なんじゃないかなと。
怪我人も多いし、若手うんぬん言ってられない状況にもなっているのかなーと感じはしますけどね。
呼ぶ、呼ばないにしてもオリンピックでは前回以上の旋風を若い世代には巻き起こしてもらいたいです。
最後にガンバレ!U-23日本代表!
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