構造を見直せ!本田圭佑に批判されたミランはなぜ弱くなった?黄金期から現在の低迷期までを振り返ってみる!

コラムまとめ
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ミランが強くなったのはベルルスコーニのおかげ?

1986年にイタリア元首相ベルルスコーニ(現ACミラン名誉会長)がミランの会長職に就任。

当時のミランはセリエAでスクデット(リーグ優勝)を取れるようなチームではなかった。

そこでチームの再建をかけ莫大な金をクラブに投入。

ルート・フリット

ファン・バステン

Marco Van Basten – ACMilan. 14/8/88. Credit: Colorsport

フランク・ライカールト

後にオランダトリオと呼ばれるフリット、ファン・バステン、ライカールトを

就任2年目で獲得。1987-1988シーズンにセリエA優勝を果たした。

このシーズンを皮切りにミランは常勝軍団へと生まれ変わる。

2000年代には

イタリア代表のDFネスタ


元ブラジル代表の「怪物」ロナウド

マンU、レアルマドリーで活躍したデイビッド・ベッカムなどの大物選手も続々と移籍。

ベルルスコーニの改革によってスクデット8回、チャンピオンズリーグ5回など数多くのタイトルがミランにもたらされた。

ミラン低迷期の始まりはカカ放出から

90年代からは黄金期と言われ無敵のチームだったミラン。

しかし2009-2010シーズンから徐々に低迷期へと移っていく。


【画像】カカのレアル・マドリ-ドの入団発表

まずチームの主力であり、バロンドールも受賞したブラジル代表のカカをレアルマドリーに放出。このシーズンは無冠に終わる。


なんとか立て直そうと翌年の2010-2011シーズンはイブラヒモビッチ、ロビーニョ、カッサーノなどを獲得し、セリエA優勝を果たす。

チームの中盤をコントロールしていたピルロを放出

2011-2012シーズンはピルロをユベントスに放出したが、イブラヒモビッチなどの主力は残留した。

しかしピルロ擁するユベントスにセリエA優勝をもっていかれ2位となりこのシーズンは無冠に終わる。

2012-2013シーズンにはイブラヒモビッチなどの主力選手を大量解雇

少し前から徐々に財政が圧迫していたミランは、主力だった中心選手を次々に放出。

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イブラヒモビッチをはじめ、ガットゥーゾ、ネスタ、セードルフ、インザーギらの黄金期を支えたベテラン勢、カッサーノやネスタの後継者として期待されていた若手DFチアゴ・シウバもパリサンジェルマンに放出してしまっている。

元イタリア代表で今夏リバプールから復帰したバロテッリらを獲得したが、このシーズンは3位で終えることに。

2013-2014シーズン本田移籍、レジェンドセードルフが監督に

アジアを開拓したいミランにとって、どうしても獲得したい日本人選手がいた。そう、我らが日本代表のエース本田圭佑である。

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前所属クラブのcskaモスクワとの契約は切れていたためフリー移籍となり、移籍金はタダ。

選手を獲得するのにお金を使いたくないミランにとって本田は「お買い得な選手」だった。

そしてクラブでは10番を身にまとい低迷するミランの救世主と持ち上げられたが、

終わってみれば、本田は僅かに1ゴール、チームは8位でシーズンを終える。

15シーズン振りにヨーロッパリーグとチャンピオンズリーグの出場権を獲得できなかったことになる。

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ちなみにこのシーズンで指揮をとっていたのはミランのレジェンドであったセードルフだった。シーズン終了後に解任されている。

2014-2015シーズンは若きミランのレジェンドインザーギが監督に就任

クラブは現役時代ミランの黄金期を支えたインザーギを監督にするが、

選手獲得に省エネなミランの貧弱な戦力とまだ若い青年監督の采配では優勝どころの話ではなかった。

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終わってみれば10位と昨季よりも低位置でシーズンを終える。

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そして現在、ミハイロビッチが監督に就任し、クラブは120億円の資金を投じ、カルロス・バッカ、ルイス・アドリアーノらを獲得。

本田圭佑も残留し、スクデット獲得を目指したが、現在11位と今シーズンも低迷。優勝はこのままでは夢のまた夢といった状況だ。

 

日本代表ミラン10番の本田圭佑がついにキレた!

  • 「イタリアメディアはナンセンス」
  • 「サポーターは低レベル」
  • 「なんで俺がでれないねん」
  • 「ストラクチャー(構造)を見直せよ」

0-4で大敗したナポリ戦の後、

ベンチで出場できなかった

本田がついにマジ切れしてしまった。
ミハイロビッチ監督の采配、

ベルルスコーニの経営体質、

選手を批判するだけのイタリアメディア

勝たないと拍手しないミランサポーター

CALCIO

について本田が痛烈に批判。

これだけクラブの悪口を言ってしまうとおそらくミランに残ることは難しくなるだろう。
そのことを考慮しての発言だろうとは思うが、冬の移籍期間までまだ時間がある。

(冬の移籍期間は1/1~1/31)

もう移籍先が決まっているから発言したのだろうか?

本田のことだ。自分がこれだけ爆弾発言してミランの現状が何も変わらなければ、冬にチームを去る覚悟だと思う。

移籍先の具体的な候補がないため、管理人が移籍してほしいクラブをピックアップしてみたいと思う。

本田に移籍してほしいクラブ

ガラタサライ

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スナイデルなどのレベルが高い選手が最近多く移籍している、トルコリーグの強豪チーム。

明らかにチーム力では今のミランよりも上。挑戦する価値は十分にあるリーグだ。ただスナイデルがいるので10番は諦めるしかない。

 

リバプール

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南アフリカワールドカップ後に度々「本田リバプールからオファー」というエア移籍報道がでたチーム。

本田の体の強さならプレミアリーグでもやっていけると考えている。また最近では守備も上手くなっているのでボランチの境地も開拓してほしいところ。

日本代表香川真司を指導した元ドルトムントのクロップが監督になることが濃厚なので、冬で放出となる本田が補強のターゲットになるかもしれない。

 皆さんはこの本田のマジ切れ発言に対してどう思いますか?

皆さんはこの本田の発言に対してどう思いますか?

「大して活躍もしていないのに偉そう」とか「本田の言っていることは正しい」とか人それぞれに意見があると思います。

僕は29才の若さでここまでミランのことを分析していた本田をすごいと思ったし、ここまで言い切った勇気は素晴らしいなと感心しています(笑)

俺が本田の立場だったら絶対言えない・・・

だって自分の務めている会社の社長に「あなたの経営はストラクチャーから見直さないといけない」的なこと言えんわーww

でも言ってみてー(笑)

 

 

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