2021シーズンのJ1のチームで成績不振でシーズン途中に監督を解任し
交代させた7チームをまとめて紹介していこうと思う。
横浜FC 下平隆宏監督→早川知伸
2019年シーズン途中から横浜FCを指揮し、
クラブを13年ぶりのJ1昇格に導いた名将を8試合未勝利ということで
今季早々に解任。
クラブも戦力を補強し、立て直しを図ったものの、
結局、力不足で来季はJ2へと降格することとなった。
鹿島アントラーズ ザーゴ→相馬直樹
2020年から鹿島アントラーズの指揮を執っていたザーゴ監督。
選手時代はセリエAのローマでもプレーした経験があった鹿島の新監督は、
今シーズンの開幕戦でいきなりつまずき、
それがよくなかったのか4月の半ばの時点で15位と低迷。
常に勝利を目指す常勝軍団はザーゴ監督に見切りをつけ、
日本人である相馬監督にクラブを託した。
ガンバ大阪 宮本恒靖→松波正信
ガンバ大阪のレジェンド選手である宮本恒靖監督は、
昨シーズンの成績を2位にし、ガンバ大阪を復活させた。
しかしなぜか今季は低迷。
宮本恒靖監督は5/13に解任されてしまう。
コロナの影響もあり、最終的に13位でリーグ戦をフィニッシュした
ガンバの再建は来シーズンみられるのだろうか。
湘南ベルマーレ 浮嶋敏→山口智
8月31日リーグ戦27節で湘南ベルマーレは浮嶋敏監督の退任を発表。
この時点で15位と残留するには厳しい位置にいたため、
山口コーチをクラブの監督に就任させた。
浮嶋敏監督といえば東京オリンピックのキーパー谷を使い続け、
湘南の少ない戦力で頑張った監督といえるだろう。
湘南は今季これが功を奏したか、見事J1残留を果たした。
セレッソ大阪 レヴィー・クルピ→小菊昭雄
2019年に監督業を引退し、今のセレッソの土台を作った名将。
セレッソのために監督復帰を決めたクルピだったが、
リーグ戦25試合で12位と低迷。
昨シーズン4位と好成績を残したチームとしてはいただけない順位。
クルピも同意の元、契約解除となった。
後任はコーチの小菊。結局監督交代でも順位は上がらず、
最終的に12位でシーズンを終えた。
サンフレッチェ広島 城福浩→沢田謙太郎
2018年からサンフレッチェ広島で指揮をとっていた城福監督が10月に退任。
2018年では2位、2019年6位、2020年8位とリーグ戦の順位は年々下がり、
今シーズンも低迷。
後任は沢田謙太郎ヘッドコーチとなった。
2022年シーズンはドイツ人監督のミヒャエル・スキッベに決まっている。
果たしてうまくいくのだろうか…
清水エスパルス ミゲル・アンヘル・ロティーナ→平岡宏章
ポジショナルプレーを得意とするロティーナを招聘し、古いスタイルからの
脱却を試みた今季のエスパルス。
だがしかし、開幕戦を勝利で飾ったものの、
選手にポジショナルプレーを浸透させるのに苦労し、
黒星ばかりを重ねていくことに。
ポジショナルプレーとは動きを最小限にして少ない動きで勝つサッカー。
一番効率がいい勝ち方ができる戦術だが、選手の理解度が低いと
ポジションが少しずれるだけでスペースが空き、守備に乱れが生じてしまう。
そのせいか、エスパルスは失点をどんどん重ねていった。
昨シーズンと同じく、ロティーナが解任されたあと、平岡コーチが監督に昇格。
残留を託された平岡監督は見事、低迷していたチームを立て直し
自力での残留を決定させた。
いつもギリギリのエスパルス、来季は果たして上位に食い込めるのだろうか。
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