現在の日本代表森保監督体制になってからの最多得点者は
7得点の大迫勇也を上回る11得点の南野拓実だ。アシストは、酒井宏樹が5で次に4の南野拓実(同率の4で中島翔哉)。
まさに、現時点での日本代表の中心選手といえるだろう。
南野拓実のセレッソ大阪時代にサイドハーフを経験。2015年にザルツブルクへと移籍
南野拓実は、セレッソ大阪のユースチームで頭角を現し2012年プロサッカーに入った。
2013年からは早速、セレッソ大阪の中心選手として活躍し公式戦38試合に出場で8得点。
2014年は公式戦35試合出場6得点という成績。
セレッソ大阪時代は、FWのポジションでは無くサイドハーフのポジションでプレーしていた。
その中で、この成績は海外チームが放っておくわけがなく、2014-2015シーズンの冬にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクに移籍した。
レッドブル・ザルツブルクでもコンスタントに出場機会を確保し、
2018-2019シーズンには公式戦30試合出場9得点という成績を残している。
最近では、UEFAチャンピオンズリーグで2018-2019シーズンのCL覇者のリヴァプール相手に1得点1アシストを記録し、
いくつかの欧州のクラブから興味を示されるまでに成長した。
またマネやケイタといったすでにリバプールで活躍する選手の中にもザルツブルク出身者が存在しており
南野もこれに続く。先輩たちと同じように名門で中心選手となれるか注目したい。
クロップのリバプールの戦術に南野は順応できるか
そしてついに、そのビッグクラブであるリヴァプールへの移籍が決定した。背番号は18だ。
リバプールといえば先日地上波でも放送していたクラブワールドカップを制し
世界一になったばかりのクラブ。日本でも知っている人が多いのではないだろうか。
(移籍金はたったの10億円。プレミアリーグ首位チームの資金力からすればバーゲン価格とある見方も。)
クロップ監督が指揮を執るリヴァプールの戦術は、ハイプレスをしかけ相手に激しくプレッシャーをかけるため、前線の選手にも運動量が求められる。
南野拓実はセレッソ大阪在籍時もザルツブルク在籍時も前線から相手にプレスをかけることを苦にしないフィジカルを兼ね備えている。
もちろん、パス・シュート・ドリブルもハイクオリティであるため、リヴァプールの戦術に順応することは難しくないだろう。
周知のとおり、リヴァプールは世界トップレベルのクラブであり、
前線にはFWマネ、FWフェルミーノFWサラーといったそれぞれの代表の主力選手でもあり、バロンドールを獲得してもおかしくない選手たちが揃っている。
しかし、チャンスはある。
リヴァプールはトップレベルのクラブであるが故に国内リーグ・国内カップ戦・UEFAチャンピオンズリーグなどの出場しなければならない。
ただし南野はザルツブルクですでに今季チャンピオンズリーグに出場しているため
リバプール移籍後の出場は許されないかと思われたが
ルールが改訂され決勝トーナメントに南野は出場することができる。
リバプールは1回戦でスペインのアトレティコマドリードと対戦することに決まった。
そしてターンオーバーした際に南野拓実が出場し、結果を出せばレギュラー陣の壁を破る可能性はある。
香川の元恩師クロップから学んだものを日本代表に還元
そんなリヴァプールで揉まれながら南野拓実は成長していく。
日本代表の10番でセレッソ大阪の先輩でもある香川真司と相思相愛だった
クロップの下へ南野はいく。
南野の年齢を考えても先輩香川のプレミアリーグでの実績を超えることは不可能ではないはずだ。
そしてプレミアリーグで培った経験・能力を日本代表に還元できるものは少なくはない。
その還元したものを日本代表の各選手それぞれが受け取り成長していくことで、
2020年カタールワールドカップで躍動し日本代表をさらに上のステージへ引き上げてくれるはずだ。
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