30才を過ぎヨーロッパから離れるワールドクラスの選手達
今夏Jリーグに元スペイン代表で
活躍した大物選手が加入した。
フェルナンド・トーレスとアンドレス・イニエスタである。
ヨーロッパで活躍する選手は30を過ぎると
ヨーロッパ以外のその他のリーグを選ぶ傾向がある。
バルセロナで活躍したイニエスタなどはまだまだヨーロッパで
活躍できるキレがあるが、
彼がレベルの低いJリーグに来たのも
バルサ以外のヨーロッパのクラブでプレーしたくなかったからだろう。
イギリスメディアではイニエスタをはじめ
欧州に離脱するのが早すぎた選手たちを紹介しているので
順にみていこうと思う。
アンドレス・イニエスタ バルセロナ⇒ヴィッセル神戸移籍
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今シーズンJリーグのヴィッセル神戸に移籍してきた
スペインの天才選手。
バルセロナというトップクラブで10年以上活躍し、
バルサ一筋で過ごしてきた。
イニエスタからでるパスは一級品で、
「あんなパスは誰にも出すことはできない」
とアルゼンチン代表の元10番リケルメが褒めたたえるほどである。
現在34才と攻撃的なポジションの選手としては高齢で
ヨーロッパを離れるのも妥当な年齢ではあるが
イニエスタは衰えても別格。
まだ1、2年はヨーロッパで活躍できたという意見も多い。
デイビッド・ベッカム レアルマドリード⇒LAギャラクシー移籍
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ベッカムといえば、知らない人はいない日本でも有名な選手である。
金髪ヘアーをなびかせ、
サイドからえぐいクロスを連発。
ユナイテッドでキャリアを積んだ後、
スペインの名門レアルマドリードに移籍。
当時銀河系軍団と呼ばれたスター軍団のなかで輝きを放った。
そして32才でアメリカのLAギャラクシーに移籍し、
ヨーロッパから離れたが
その後もミランに移籍したり、引退間際にはパリサンジェルマンに移籍したりと
ヨーロッパにも復帰している。
ファン・ロマン・リケルメ ビジャレアル⇒ボカジュニアーズ移籍
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アルゼンチンで最高のパサーといえばこのリケルメではないだろうか。
ラ・リーガの魔術師と言われたリケルメは司令塔のポジションで活躍。
あのバルセロナにも在籍していたことがあったが10番をつけていただけの
印象しかなく、十分な活躍はできなかった。
その後、同じくスペインのビジャレアルに移籍し、
元ウルグアイ代表のフォルランと共に大活躍。
しかし29才の若さでビジャレアルを退団し、母国アルゼンチンの
ボカジュニアーズに復帰した。
ジョージ・ベスト マンチェスターユナイテッド⇒ジューイッシュ・ギルド・オブ・ヨハネスブルグ移籍
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北アイルランドの伝説的プレーヤーで
アイドルのようなルックスからエルビートルと呼ばれていた。
17才の若さでマンチェスターユナイテッドとプロ契約をすると
それ以降、10年以上に渡って活躍。
29才の若さでユナイテッドを退団。
南アフリカのチームへと移籍した。
ロマーリオ バレンシア⇒フラメンゴ移籍
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ロナウドと並び称されるブラジルの天才ストライカー。
バルセロナで活躍したことも共通点である。
さらに1994年のワールドカップでブラジルが優勝したときのストライカーが
このロマーリオである。
現代サッカー選手のように豊富な運動量はないが、
エリア内でボールがきたら必ずといっていいほどシュートを決めている。
ロナウドは広いエリアで動くタイプだが、ロマーリオは狭いエリアで仕事をする感じだ。
スペインのバレンシアを29才で離れ、ブラジルのフラメンゴへと復帰している。
ヨハン・クライフ バルセロナ⇒ロサンゼルス・アズテックス移籍
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1974年のワールドカップ決勝で当時オランダの
中心的選手がクライフだった。
あの時代では珍しかった背番号14を好んでつけており、
クライフの活躍によって14番をつけるファンが急増。
オランダのトータルフットボールの体現者として知られ、
アヤックスやスペインのバルセロナで活躍した。
実はこのクライフ、ワールドカップには生涯で一度しか出場していない。
にも関わらず、世界最高のフットボーラーと評価する人のなんと多いことか。
クライフはピークを迎えた30才でバルセロナを離れ、ロサンゼルス・アズテックスというアメリカのチームに移籍した。
早すぎたヨーロッパ離脱だったがその後、オランダに復帰し、
アヤックスのライバルチームフェイエノールトロッテルダムでタイトルを獲得している。
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