2008年に100兆円を超える資産を持つと言われているUAEのアブダビ王族シェイク・マンスールがマンチェスター・シティを買収したことで、このクラブを世界有数のビッグクラブへと押し上げました。
大富豪から資金を得たシティはワールドクラスの選手を次々と獲得できるようになり、これまでにチャンピオンズリーグをはじめ20以上のトロフィーを手にしています。
対象的にライバルである赤のマンチェスター・ユナイテッドはファーガソン勇退以降、成績があまりよくありません。
マンCは、2022-23シーズンには歴史的な3冠を達成し、その成功はマンスールの資金力のおかげともいえます。
この記事では、マンチェスター・シティ歴代の獲得選手を移籍金が高い順にランキングにし、トップ10までを紹介していきます。
- 歴代1位ジャック・グリーリッシュ 2021年アストン・ヴィラから移籍
- 歴代2位ヨスコ・グヴァルディオル 2023年 RBライプツィヒから移籍
- 歴代3位ケビン・デ・ブライネ 2015年ヴォルフスブルクから移籍
- 歴代4位ルーベン・ディアス 2020年ベンフィカから移籍
- 歴代5位ロドリ 2019年アトレティコ・マドリードから移籍
- 歴代6位リヤド・マフレズ 2018年レスター・シティから移籍
- 歴代7位ジョアン・カンセロ 2019年ユベントスから移籍
- 歴代8位エメリク・ラポルト 2018年アスレティック・クラブから移籍
- 歴代9位ラヒーム・スターリング 2015年リバプールから移籍
- 歴代10位マテウス・ヌネス 2023年ウルヴァーハンプトンから移籍
歴代1位ジャック・グリーリッシュ 2021年アストン・ヴィラから移籍
Embed from Getty Images移籍元: アストン・ヴィラ
移籍金: 1億1,750万ユーロ
移籍した年: 2021年
最も移籍金が高かったのがこのグリーリッシュです。
イングランド代表のこの選手はシティ史上最高額の選手として2021年に加入しました。
アストン・ヴィラでの活躍が評価され、期待を背負っての移籍でしたが、シティ加入最初のシーズンは思ったようなパフォーマンスを発揮できませんでした。
しかし、2022-23シーズンにはペップの戦術にもフィットし、チームの3冠達成に貢献。
彼のドリブルや創造力は、シティに新たな攻撃の幅をもたらしましたが、2023-2024シーズンはベルギー代表FWジェレミー・ドクにポジションを追われ出場機会が減少しました。
クラブで結果がでなかった影響か、まさかのEURO2024イングランド代表メンバーも落選となってしまいます。
ペップは背番号10の復活に期待しており、リー・カーズリー率いるイングランド代表でも久々の代表復帰を果たし、さっそくゴールを決めました。
しかし高額な移籍金をシティ側が回収するほどの活躍はみせてないため、これからの爆発に期待したいです。
歴代2位ヨスコ・グヴァルディオル 2023年 RBライプツィヒから移籍
Embed from Getty Images移籍元: RBライプツィヒ
移籍金: 9,000万ユーロ
移籍した年: 2023年
グヴァルディオルは2023年に移籍し、サッカー史上最高額のディフェンダーとなりました。
若手ディフェンダーとしてブンデスリーガで名を馳せ、2022年のワールドカップでもクロアチア代表を後方から支えチームも好成績を収めました。
彼の特徴はディフェンダーとは思えないドリブルスキルとシュートといえます。
DFでありながらセットプレー以外で得点をとれる突然変異な選手ではないでしょうか。
歴代3位ケビン・デ・ブライネ 2015年ヴォルフスブルクから移籍
Embed from Getty Images移籍元: ヴォルフスブルク
移籍金: 7,600万ユーロ
移籍した年: 2015年
3位に入ったデ・ブライネは、シティの攻撃の中心として不動の地位を築いています。
チェルシーでは十分なチャンスを得られず苦しんだ後、ブンデスリーガのヴォルフスブルクで復活し、シティに加入しました。
彼のパスセンスと視野の広さは、数々のトロフィー獲得に欠かせないものでした。
デ・ブライネのプレースタイルは、シティの攻撃的な戦術にぴったりと合致しています。
現監督であるペップ・グアルディオラの戦術を理解し体現できる選手の一人です。
来年2025年6月末に契約が満了することからサウジアラビアへの移籍が噂されています。
歴代4位ルーベン・ディアス 2020年ベンフィカから移籍
Embed from Getty Images移籍元: ベンフィカ
移籍金: 7,160万ユーロ
移籍した年: 2020年
ルーベン・ディアスは、ベンフィカから移籍した最初の2020年シーズンは活躍できるか未知数でしたが、加入早々にその懸念を払拭し、プレミアリーグで32試合に出場、CLも11試合に出場しました。
ルーベン・ディアスはペップシティの守備をより強化し、プレミアリーグ制覇に大きく貢献しました。
移籍した最初の2020-2021シーズンにFWA年間最優秀選手賞(サッカーライター協会が主催するイングランドでプレーする選手が対象)を受賞し、現在まで安定したプレーを披露しています。
ポルトガル代表としても活躍しており、41歳で2024年現役を引退した先輩ぺぺの魂を受け継いでいるのはディアスでしょう。
歴代5位ロドリ 2019年アトレティコ・マドリードから移籍
Embed from Getty Images移籍元: アトレティコ・マドリード
移籍金: 7,000万ユーロ
移籍した年: 2019年
5位に入ったロドリは、ペップシティの心臓であり中盤の最重要選手です。
移籍した最初のシーズンはイングランドサッカーに適応するのに苦労しましたが、2020-2021シーズンには本領を発揮。
彼は守備的ミッドフィールダーとしての役割を果たし、チームのプレミアリーグ制覇に貢献しています。
2023年の活躍からバロンドールでも高い評価を受けており、最終順位5位となりました。
2024年のEUROでもシティでの活躍の勢いそのままに、スペイン代表の優勝に大きく貢献しました。
今月発売されるFC25では最高数値の91となっております。
今シーズンのアーセナル戦で激しい攻防の末右膝の前十字じん帯を断裂したことがわかり今季の試合出場は絶望的と報道されています。
歴代6位リヤド・マフレズ 2018年レスター・シティから移籍
Embed from Getty Images移籍元: レスターシティ
移籍金: 6,780万ユーロ
移籍した年: 2018年
マフレズは、レスターのプレミアリーグ優勝に貢献した後、シティに加入したアルジェリア人選手です。
彼のファーストタッチとドリブル技術は非常に高く、ペップにも評価されマンCに在籍した5シーズンで78ゴール、59アシストを記録しています。
2023年にサウジアラビアのアル・アハリに移籍するまで、数々のタイトルを獲得しました。
サウジアラビアに移籍後の2023-2024シーズンはリーグ戦32試合で11ゴール14アシストを記録しています。
歴代7位ジョアン・カンセロ 2019年ユベントスから移籍
Embed from Getty Images移籍元: ユベントス
移籍金: 6,500万ユーロ
移籍した年: 2019年
カンセロは、シティの攻撃的なスタイルに完璧に適応した選手といえます。
攻守両方で活躍したカンセロはイタリアのユベントスから2019年にマンCに移籍してきました。
カンセロは2020-2021シーズンと2021-2022シーズンは絶好調でタイトル獲得に大きく貢献しましたが、2023年にはなぜか調子を落としてしまいます。
2022-2023シーズン後半にドイツのバイエルン・ミュンヘンへ、さらに2023-2024シーズンスペインのバルセロナにレンタル移籍しています。
今シーズンもペップシティで試合に出場できるか不透明だったため、サウジアラビアのアル・ヒラルに2024年夏に移籍しています。
歴代8位エメリク・ラポルト 2018年アスレティック・クラブから移籍
Embed from Getty Images移籍元: アスレティック・クラブ
移籍金: 6,500万ユーロ
移籍した年: 2018年
ラポルトは、ペップシティの守備陣に2018年にアスレティック・クラブ(アスレティック・ビルバオ)から移籍してきました。
移籍した最初のシーズンはタイトル獲得に貢献しましたが、負傷による欠場も少なくありませんでした。
それでも、出場試合は少ないもののシティの重要なメンバーとして活躍し続け、2022-2023シーズンの3冠にも貢献。
2023年夏にサウジアラビアのアル・ナスルに移籍しています。日本のJリーグも出場しているACLにも7試合出場しています。
歴代9位ラヒーム・スターリング 2015年リバプールから移籍
Embed from Getty Images移籍元: リバプール
移籍金: 6,370万ユーロ
移籍した年: 2015年
スターリングは、若干20歳で2015年に同じイングランドの名門リバプールからシティに加入し、大きな期待がありました。
移籍した最初のシーズンは安定感に欠けましたが、グアルディオラ監督の指導のもとで急成長。
スターリングは2017-2018シーズンに18ゴール、翌年の2018-2019シーズンには17ゴールを記録し、シティの連覇に貢献しました。
2022年に同じくイングランドの名門チェルシーに移籍する際には、27歳で選手としてもピークに達し通算337試合に出場し、シティ史上最高の選手の一人としての地位を確立していました。
現在はチェルシーからアーセナルにレンタル移籍をしており、シティ時代の輝きを取り戻そうとしています。
アーセナルでCLデビューをしたことで、異なる4つのイングランドクラブでUCL出場したことになり、史上初の記録を作りました。
歴代10位マテウス・ヌネス 2023年ウルヴァーハンプトンから移籍
Embed from Getty Images移籍元: ウルヴァーハンプトン
移籍金: 6,200万ユーロ
移籍した年: 2023年
ポルトガルの名門スポルディングでワールドクラスへと成長したヌネスは、2023年の夏にウルヴァーハンプトンからマンチェスターシティに加入しました。
マンCの獲得第一候補ではなかったものの、最終的に移籍しています。
ヌネスはペップ・グアルディオラ監督からも高く評価されている選手の1人です。
MFのヌネスは中盤のロドリ、ギュンドアン、ベルナルド・シウバ、コバチッチ、フォーデンとポジション争いをしているため、なかなか出場機会を得ることはできていません。
特に2024年夏にバルセロナからギュンドアンが電撃復帰をしたため、さらに熾烈な争いとなってしまいました。
2022-2023シーズンはプレミアリーグに34試合出場も、シティに移籍した2023-2024シーズンはその半分の17試合出場に留まりました。
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