【自慢の堅守が総崩れ】清水エスパルスのロティーナを解任すべきか?

Jリーグ
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ロティーナが就任してリーグ戦15試合で勝利数たったの2

昨シーズンセレッソを4位まで引き上げたスペインの名将が

清水エスパルスの強さを取り戻すために来てから

数ヶ月が過ぎた。

昨シーズンセレッソではリーグ戦の負けがたった10だった名将も

清水エスパルスの立て直しには相当苦労しているようで

すでに12試合を終えて7の負けがついている。

このままいけば20試合到達前に二桁となるだろう。

夏の中断期間に選手を補強しなければ絶対に残留は無理というレベルまで

落ちているエスパルス。

何が悪いのか?個人的に分析してみた。

 

 

昨シーズンのセレッソの砦マテイ・ヨニッチのようなCBがほしい


今のエスパルスに希望の光があるとすれば堅守での失点の少なさだろう。

ここ最近失点は多かったものの開幕から複数失点があまりなく

ここまでわずか21に留めている。

だがここ数試合の状況をみているとその守備もほころびが見え始め、

CBのスタメンが定まっていないことからも不安定が露呈しているのはたしかだ。

特に問題となっているのは外国人枠として使っているヴァウドである。

彼はエアバトルに強く、昨シーズンのセレッソであれば完全にヨニッチの役割だ。

だが今日の札幌戦もそうだが、ボールのコントロールをミスし、後ろからボールを奪取しようとしたところ、ペナの手前でファール。

イエローをもらい絶好の位置でFKを与えている。

相手がホームランしたから助かったものの、失点ものの危険なプレーだった。

あんな選手と言っては申し訳ないが、やはり枠を使うならヨニッチのように安定して守備ができる選手にしたい。

ヨニッチは昨シーズンの得点王柏のオルンガを封じ、柏にシュート23本打たれた試合があったが1点に抑えていた。

ロティーナのサッカーを体現するためにもJリーグのストライカーを封じることのできる守備スキルをもった外国人CBの補強は急務である。

できればヨーロッパ国籍の選手が望ましい。

 

 

中盤のクオリティに問題。稲垣クラスのボランチがほしい

清水エスパルスの中盤は補強ポイントの1つだろう。

今の清水はプレスが甘く、簡単にサイドからカットインでき、クロスをあげさせている。

そのせいで名古屋戦ではホームで3失点と醜態をさらしていた。

たしか名古屋はあの試合、中2日か3日だったはずなので、5日以上試合がなかった清水とはコンディションに差があったのだが

その差がないほどによく走り、清水は逆に走れなかった。

すべての選手に責任があるかもしれないがスタメン11人を今のレベルからあげようと思うとさすがにお金がないので、

補強するとすれば走れるボランチだろう。

理想は名古屋の稲垣である。あのクラスのボランチをリーグ戦の折返しの補強期間にとれるとは思えないが、

補強できればかなり完成度の高いチームになるだろう。

今のエスパルスが抱えている問題を大方解決できると思っている。

 

 

サンタナ、カルリーニョス、エウシーニョで3トップ形成を

エスパルスは今シーズン、守備に比重を置きすぎた反動か、得点数が激減。

1点以上とれる試合が少なく、1点しかとれないため、引き分けになった試合が多い。

点がとれないのは日本人アタッカーの質の悪さだ。

補強した横浜FCの中山、北九州のディサロ、湘南の指宿らが点を量産できず、

サンタナ1人が点をとっているような状況である。

ではいっそのことブラジル人3人で3トップを形成してはどうかと思う。

サンタナ、カルリーニョス、エウシーニョは息の合ったコンビネーションをみせ相手を崩してくれるはずだ。

特に中央からドリブルで切り込んでくるエウシーニョはかなり厄介な存在となるはず。

エウシーニョの場合はクロスの精度もそうだが、シュートの技術もFW並であり、

DFにしとくには惜しい気がしている。

最も日本人選手でも崩しまではできているので問題はフィニッシュの精度。

ブラジル人が3人いれば誰かが決めてくれるだろうと安易な考えである。

夏に1人外国人アタッカーを加えてもいいが、個人的には今の戦力でも攻撃は選手の組み合わせ次第で解決できるような気がする。

 

 

清水エスパルスは残留するためにロティーナを解任する?

今の順位であれば、今シーズンの目標は間違いなく「残留」になるだろう。

最低限の目標ではあるが、今のままだと落ちることは間違いない。

そこで例年のごとく、監督を解任し、交代を図るのが得策だが、

ロティーナという名将をやめさせるのには反対である。

結果がでていないといえ、昨シーズンの課題となっていた失点の多さは今の所改善がみられている。

今の清水エスパルスが監督の采配のせいだけではないのは明らかだ。

あとは得点数を増やすだけなので、そこは選手の努力も関係してくるだろう。

逆に失点が止まらないのであれば、それは「解任」でいいと思う。

今、監督を解任し、仮に残留できたとしてもそれでは一生チームは強くならない。

ロティーナでシーズンをやり通してはじめてチーム力があがると思っている。

 

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