クラモフスキー体制ではゴール回数がリーグ6位。攻撃のチームだったエスパルス
2020年シーズンをエスパルスは16位で終えた。
これは通常でシーズンであればプレーオフに回らなければならない順位であり、
2020年はコロナが流行したため、来季4チーム降格する代わりに、今回はどこのチームも落ちないということになった。
私はこの結果に対して開幕前のエスパルスの動向をみてこうなるだろうと予想はしていたのでなんら驚きはない。
むしろ最下位ではなかったので満足いく結果といえる。
クラモフスキー監督は予想通り、連敗が続き、解任というかたちになった。
彼の体現したいサッカーが道半ばで途絶えてしまったこと、さらにそれがエスパルスのサッカーにならなかったことは素直に悲しい。
だが彼の残した遺産は大きいと思う。
セレッソをクビになったロティーナ監督が就任。失点70、被ゴール率18位の守備を立て直す
清水エスパルスは今シーズンリーグワーストの70失点を記録。
それを改善しようということでセレッソをクビになったロティーナをすぐに取りにいった。
被ゴール率も18位でリーグワースト。守備ははっきり言ってJ1では最低である。
しかも2019シーズンでも失点69を記録しており、不名誉な2年連続リーグワースト失点ということになってしまった。
さらに失点の内訳も
PK3
セットプレー14
クロス13
スルーパス6
ショートパス19
ロングパス2
ドリブル7
こぼれ球2
その他4
このようになっている。
セットプレーも課題と言われているが、意外にショートパスからの失点が一番多い。
流れの中の守備の集中力をもっと高めるべきだろう。
だが守備においてはロティーナ就任でかなり数字的には改善が期待できる。
セレッソはセットプレーでの失点が昨シーズンわずか6。
清水もここまで落とせれば上位にいくことも夢ではない。
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日本を代表するゴールキーパー権田修一をはじめ、守備を積極的に補強
今季の清水エスパルスは早くから補強に動いている。
ロティーナが求めるのはリーグ最少失点のチーム。
それを達成するため、守備ラインはかなりのテコ入れが行われそうだ。
セレッソは昨シーズン川崎フロンターレに2試合で計8失点をしたくらいで
大崩をした試合はなかった。
セレッソのレベルまで守備力を持っていけるのは難しいかもしれないが
少なくともリーグワースト失点ということにはならないだろう。
対して得点数は昨シーズン48と決して悪くはない。2位のガンバ大阪よりも高い数字を記録している。
ロティーナが開幕から鉄壁の守備ラインを構築できれば上位進出も夢ではない。
2021年シーズンの清水エスパルスは期待していいだろう。
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