リバプールから夏の移籍で獲れなかったコウチーニョをバルセロナは今冬獲得
バルセロナが昨夏の雪辱を果たすかのようにリヴァプールから
ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを獲得した。
移籍金は歴代2位の1億6000万ユーロ。
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しかし、コウチーニョほどのメガクラックがなぜCLに半年出れないこともわかって冬の市場、
それも早い時期に決まったのか。幾つかの大きな要因を探っていく。
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メッシのためにバルセロナはグリーズマンorコウチーニョの獲得を目指す。PSGのネイマールも獲得を熱望
1選手以上の権力を誇示したメッシ
まず、1つ目。それはバルサとレオ・メッシとの間に結ばれた条約だ。
この秋行われた契約延長の際、メッシ側からチームの競争力を維持できる
メガクラックの獲得を約束する条項を盛り込むことを求められていた。
クラブはエースとの約束を守るべく、
アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンか
コウチーニョのどちらかを冬に獲得しようと奔走。
バルサは、契約解除金が明確に設定されており国内のライバルであるアトレティコのエースの獲得を目指した。
しかも、グリエーズマンは昨夏マンチェスター・ユナイテッド移籍が叶わなかったことからか今シーズン序盤、
モチベーション低下も囁かれていた。
獲得までの道は開けているかに見えたが、
アトレティコから違法な接触があったと訴えられかけ、冬の獲得が困難に。
この冬は見送りざるをえなくなってしまった。
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クラブの威厳をかけた”市場のライバル”との争奪戦
そして2つ目。それは今や移籍市場のライバルとなったPSGの存在だ。
PSGは昨夏にネイマールを獲得した際に、コウチーニョの獲得を約束していた。
しかし、リヴァプールからオファーを拒否されていたバルサとは違い、
コウチーニョ本人に拒否され成立させられず。
それでも、王様からの要求を叶えようとPSGも冬の市場での獲得を目論んでいた。
バルサとしては、またもPSGに負けたようなイメージが付くのは
クラブのブランドに大きなキズが付くことだと認識していた。
PSGもコウチーニョ獲得を諦めていないとわかった時点で
バルサとしては絶対に負けられない戦いが始まっていたということだ。
昨夏の時点で心はバルセロナだった
3つ目は、コウチーニョ自身だ。昨夏の時点でもかなりバルサ移籍に近づいたが、
クラブ間で合意に至らず破談に。今シーズン始まってからは敵に回してしまった
KOP(リバプールファン)の厳しい目にさらされながらプレーしていたが
心ここにあらずといった雰囲気はたびたび指摘されていた。
今回の移籍が成立する前には、ルイス・スアレスとメッシから励ましと待っているというメッセージも受け取っていたそうだ。
あの2人から直接電話がかかってきて断るなど到底無理だろう。
そして最後にはバルサとリヴァプールが埋められずにいた1500万ユーロの差額をコウチーニョ自らが支払い、成立させた。
いま移籍すれば後半戦のCLは出場できない。半年後にはW杯もある。
それでも移籍を選択した。それがコウチーニョの本心を表しているだろう。
半年越しにバルサ移籍を実現させたコウチーニョは果たして、夢のクラブで輝き、
盟友ネイマールのようにクレたちを熱狂させることができるのだろうか。
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