ペドロ・ロドリゲス バルセロナ⇒チェルシー
先日日本で行われたクラブワールドカップで南米王者のリーベルプレートを破ってクラブ世界一に輝いたバルセロナ。
そのバルセロナの下部組織出身選手であるペドロ・ロドリゲスは今夏プレミアリーグのチェルシーに移籍した。
理由は出場機会を求めてのことだった。
しかしチェルシーではここまでリーグ戦で2ゴールしか挙げておらず苦しんでいる。
バルセロナでは今シーズン、メッシやイニエスタ、ネイマールなどの主力選手が怪我で離脱していた時期もありもし残留していれば控えのペドロにも活躍の機会は十分にあったはずだ。
「ペドロには残留しなければだめだと言っていた。だけど、多くの人々が問題を複雑にしてしまったんだ」
「彼はバルサに残っていれば、幸せでいられたはずだ。だけど決断を下すのは僕たちじゃない。もし僕たちに決定権があれば、彼は長い間ここでプレーし続けていたはずだ」
http://www.goal.com/jp/news/74/
バルセロナの元同僚でブラジル代表のSBダニエウ・アウベスはペドロは残留するべきだったと語っていることからもチェルシー移籍は間違いだったようである。
エステバン・カンビアッソ レスターシティ⇒オリンピアコス
元アルゼンチン代表の選手でセリエAのインテルに在籍していた10年間でリーグ優勝5回、国内カップ戦優勝4回、CL優勝1回を経験している。
インテル退団後は日本代表岡崎慎司が今夏移籍したレスターシティに入団。
昨シーズンはレスターシティの1部残留に大きく貢献するも1シーズンで退団した。
移籍した理由については
「CLでできる限り多くの試合に出場できることを願っている。オリンピアコスがCLに参加することは誰にとってもハッピーだ。僕にとってもね。CLに出場することがオリンピアコスにとってすべてだし、僕も出場できれば幸せだ」
カンビアッソのオリンピアコス加入が決定「CLに出場できて幸せ」 | フットボールチャンネルエステバン・カンビアッソ【写真:Getty Images】 ギリシャ・スーパーリーグ王者のオリンピアコスは7
オリンピアコスがチャンピオンズリーグに出場できるからだと言っている。
しかし今シーズンのレスターシティはプレミアリーグで首位を独走しており、カンビアッソも移籍したことに後悔しているだろうと報じられた。
マテオ・コバチッチ インテル⇒レアルマドリード
コバチッチはレアルマドリード今夏移籍しステップアップを果たした。
しかしレアルマドリードでは完全に控えの扱い。
インテルにいたほうが彼にとっては良かった。今シーズンインテルは首位を独走しスクテッド(リーグ優勝)をする可能性があるからだ。
移籍するタイミングとしては今シーズン終了後がベストではなかったのだろうか。
フローラン・トーヴァン マルセイユ⇒ニューカッスル
今夏の移籍でフローラン・トーヴァンを24億円でニューカッスルに売却したマルセイユはクラブの収支が超プラスとなった。
そのフローラン・トーヴァンは24億円の価値を見出しているのか?と言われれば誰もがノーと答えるだろう。
チームは下位に沈み得点も0。
マルセイユは優勝するクラブではないものの今シーズンチャンピオンズリーグを狙える位置にはつけている。
それを考えるとCLに出場できる可能性が極めて低く、プレミアリーグから来シーズン2部に降格する可能性があるチームに移籍してしまったことは彼にとっては不幸だったといえる。
スティーブン・ジェラード リバプール⇒LAギャラクシー
前リバプール監督から昨シーズン、もうレギュラーとして使うことを約束できないと言われアメリカのメジャーリーグサッカーに移籍したジェラード。
リバプールに監督に元ドルトムントの監督クロップが就任し、仮に今もジェラードが残っていたらどうなっていたのだろうという観ている側の後悔かもしれない。
ただジェラード本人もクロップのサッカーに興味はあったはずで少しは後悔しているのではないだろうか。
私は楽観的な人間だが、彼には契約がある。間違いなくレンタル移籍の可能性はない。もしできるならやっていたよ
“ジェラード・ロス”を認めるクロップ監督「穴を埋めなければ」 | サッカーキングリヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、昨シーズン限りで同クラブを退団した元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードの穴を埋めことができていないと明···
クロップ監督はジェラードの復帰を否定しているがちゃっかりとリバプールの練習に参加しているではないか。
MLSはヨーロッパのリーグとは開催期間がずれるためレンタル復帰もしやすい。
ジェラードもかつてのアンリのように電撃復帰があるかも。
この中で一番かわいそうなのは元バルセロナのペドロ
この5選手はおそらく自分が夏に移籍を決断し前所属チームを離れてしまったことをきっと後悔していると思う。
そしてこの中で最もかわいそうなのがバルセロナに在籍していたペドロだ。
本来ならプレミアリーグで優勝できるチームに移籍したはずなのにリーグ戦は下位に沈み、古巣バルセロナはクラブワールドカップ優勝、その報道の後にはチェルシーの監督モウリーニョが解任と
ペドロの周りには全くいいことが起こっていない。
チェルシーの新監督就任で環境が変わることはあるかもしれないがあまり期待しすぎないほうがいいだろう。
移籍はたしかに選手のキャリアアップをはかれる場合もあるが、その反対に落ちることもある。
特に今までに挑戦したことのないリーグに移籍するのは慎重になったほうがいい。
後悔している選手たちが全員以前とは違うリーグのチームに移籍していることからもわかるのではないだろうか。
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