戦術家シャビ・アロンソはビッグクラブよりプロビンチャのほうが向いている?
1月12日に行われたスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦の後、レアル・マドリードの監督を解任された戦術家シャビ・アロンソ。
現役時代の彼は、あのペップ・グアルディオラ監督からも高く評価されるほどのマエストロであり、指導者になった現在も戦術への強いこだわりを持つ監督として知られている。
そもそもアロンソがレアル・マドリードの監督に就任できたのは、ブンデスリーガで圧倒的な戦力を持っていたわけではないレバークーゼンを優勝へ導いた実績があったからだ。
当時のレバークーゼンは無名の若手選手が多かったが、アロンソはそうした選手たちを育て、覚醒させることでチームを作り上げた。
そう考えると、アロンソのようなタイプの監督は、レアル・マドリードのようなビッグクラブよりも、自前で選手を育てながらチームを作っていく必要のあるプロビンチャのクラブのほうが向いているのではないかと感じる。
若手中心のチームであれば、自分の戦術を浸透させやすいからだ。
しかしその逆は、うまくいかないケースも多い。
実績あるスター選手が集まるレアル・マドリードのようなクラブで、監督が自分の戦術を優先し、選手の自由を制限してしまうとチームは機能しなくなる。
ヴィニシウスやエムバペといったスター選手の集団をまとめるためには、戦術以上にマネジメント能力が重要になるからだ。
そして、そうしたクラブではジネディーヌ・ジダンのようなカリスマ性も必要になる。
実際、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、アロンソの解任が噂されていた際に、こんな言葉を残している。
「もし昨シーズンの私がレアルを率いていたなら、シーズン終了の半年前には解任されていただろう。」
ビッグクラブの監督という仕事が、いかに過酷なものかを物語る言葉と言えるだろう。
シャビ・アロンソがリバプール監督就任なら2026年夏の移籍市場で補強するのはこの3人?
リバプールの次期監督候補として、レアルの監督をクビになり、現在フリーとなっている元スペイン代表MFのシャビ・アロンソの名前が浮上している。
現在リバプールを率いるアルネ・スロット監督は、プレミアリーグで5位と苦戦しており、来季チャンピオンズリーグ出場権を逃した場合は解任される可能性が高いと見られている。
その後任として有力視されているのが、かつてリバプールでもプレーしたシャビ・アロンソだ。
レバークーゼンでの監督としての成功もあり、アンフィールド復帰を歓迎する声は少なくない。
そんなアロンソが、もしリバプールの監督に就任した場合、2026年夏の移籍市場で補強する可能性があるかもしれないとして挙げているのが次の3人の選手だということで予想をしてみた。
①ブラッドリー・バルコラ パリサンジェルマン(PSG)所属
まず名前が挙がっているのが、パリ・サンジェルマンのフランス代表ウイング、ブラッドリー・バルコラ。
3/19時点で公式戦38試合12ゴール6アシストを記録し、覚醒のときを迎えている。
アロンソは現在のリバプールに「純粋なドリブラー」が不足していると考えており、1対1で局面を打開できるウイングを求めているという。
バルコラはスピードとドリブル突破を武器とするタイプで、モハメド・サラーの後継者候補としても名前が挙がっている。
②アダム・ウォートン クリスタル・パレス所属
中盤の補強候補として挙がっているのが、クリスタル・パレスのイングランドの若手MF代表のアダム・ウォートン。
若くしてプレミアリーグでも高い評価を受けているセントラルミッドフィルダーで、以前からリバプール移籍の噂がある選手でもある。
アロンソは、中盤のゲームメイク能力と展開力を強化したいと考えているようだ。
同じくプレミアリーグのマンチェスターユナイテッドも狙っていると噂されており、来年の夏には争奪戦となるだろう。
③アレッサンドロ・バストーニ インテル所属
守備の補強候補として名前が挙がっているのが、インテルのCBアレッサンドロ・バストーニ。
身長は190cmもあり左利きのセンターバックで、守備力だけでなくビルドアップ能力にも優れており、世界屈指のDFの一人と評価されている。
リバプールでは長年守備の要だったフィルジル・ファン・ダイクの後継者として期待されているようだ。
インテル側はバストーニに対し7000万ユーロ(約128億円)を要求しているといい、バルセロナも狙っているという。
資金力があるリバプールといえど簡単には獲得できない選手だろう。
補強総額は約2億8000万ユーロ?
ただし、この3人を獲得するとなると、移籍金はかなり高額になる。
報道によれば、3人の獲得には約2億8000万ユーロが必要とされている。
リバプールは昨夏の移籍市場でも大きな投資を行ったものの、期待した結果を得られていないだけに、再びこれほどの資金を投入できるかは不透明だ。
そのため、この大型補強を実現するためには、主力選手の売却など資金確保が必要になる可能性も高い。
アロンソ体制ならリバプールは再び強くなるのか
リバプールは近年、プレミアリーグの優勝争いからやや遠ざかっている。
しかし、クラブのレジェンドでもあるシャビ・アロンソが監督として戻ってくるのであれば、クラブとしても大きな賭けに出る可能性は十分にある。
果たして、アロンソ体制のリバプールが実現するのか。
そして、そのとき本当にこの3人の補強が実現するのか――。
今後の移籍市場の動きに注目が集まりそうだ。

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