前回の記事について少し反響があったので皆さんにご紹介したいと思います。
僕が日本サッカー、日本代表について思うこと。サポーターの意識を変えるべきじゃないですか?
僕が日本サッカー、日本代表について思うこと。サポーターの意識を変えるべきじゃないですか? http://t.co/bg3xrUHDcQ @bokisa_kuruさんから 読むべきだね 某有名サイト、ジャーナリストが書くべきことをこの方が叫んでいる #daihyo #日本代表
— jun jun@J1見てません (@junjunjun351) 2015, 10月 15
@junjunjun351 @bokisa_kuru 弱い相手に勝って強いと錯覚させてきたから停滞期になったってのはちょっと違うと思いますけどね そして親善試合の結果で言うならミステル時代はベルギーやフランスやアルゼンチンを下してますし今回はテストの色が濃かった試合です — 岩井洋顕 (無理矢理) (@GS_20_KA) 2015, 10月 15
@bokisa_kuru @junjunjun351 だから親善試合の結果を鵜呑みにして評価を変えるのはよろしくないと言うことですよ 本田が言うように強くなればなるほど伸びしろがなくなっていくのは自然なことだと思うのでこれからどう工夫して伸びていくかが重要なのです — 岩井洋顕 (無理矢理) (@GS_20_KA) 2015, 10月 16
選手を見たいから代表戦に行く人がいるし、観るじゃなくて見るってことね。 https://t.co/GYYY29eeQQ — しょう・ Love Shinji (@shockeye43) 2015, 10月 15
僕の記事をリツィート、お気に入りに登録してくださった皆さんありがとうございました。
今までで一番アクセスが多かったので、僕としてもびっくりです(笑)
やはりこういう熱い記事を書いて思うのは、皆さんそれぞれにサッカーに対する思いってあるんだなってことを改めて感じますね。
さて今日は日本サッカーについて僕が勝手に思うことその2ってことでこれから書いていこうと思います。
ですのでどうか最後までお読みいただけると嬉しいです(笑)
日本サッカーが世界と離されているのは社会のせいなのか?
引いた相手を完璧に崩せない日本
日本サッカーが世界との差を縮めたかと思えば、ブラジルワールドカップで惨敗し、
アジアカップでも優勝できずにベスト8、東アジアカップでも最下位 主要大会で
日本は全然いい成績を残せていません。
さらにユーロ予選を観ていてもやはりヨーロッパのチームはレベルが高く、予選敗退したチームと日本はアウェーで試合をして勝てるのかと思いながら、
今日もハイライトをみていました。
南アフリカワールドカップでベスト16の快挙を成し遂げ、強豪との親善試合でも勝てるようになってきた日本ですが、
今やアジアのナンバーワンの座もとられてしまいました。
そして今、日本のサッカーが停滞気味になっている原因の1つが
ガチガチに引いた相手を崩せないことです
FIFAランク100以上の雑魚チームが守備でブロックを作ると日本はシュートを打ってもゴールが決められなくなります。
一見、崩しているようにみえるのですが、30本のシュートのほとんどがキーパー正面かディフェンダーに向けて撃っているのです。
それではいくらシュートを打っても入らないのは当然。
個のレベルが低いと日本はよく言われますが、これに関しては日本人選手自体、
僕的にいえば世界との選手との能力の差はそんなにないのかなと思ってます。
ハノーファーの清武はチームの10番だし、香川はドルトムントのエースでブンデスリーガの代表みたいな選手にまで成長しました。
つまり他のアジアの国からみたら日本はタレント揃いのやばいチームなのです。 その日本がなぜ、引いた相手を苦手とするのか。
選手に創造性がないから
ヨーロッパや南米の選手に比べて日本人選手は「創造性」が足りません。
香川なんかは例外ですが、本田などもこの要素が欠けているためにミランでは落第とまで言われてしまいました。
しかし創造性がないのは当然なのです。
そう、僕たちが受けてきた日本の教育を振り返ればわかります。
集団行動をとるために個性を殺し、規律正しい人間を育てるのが日本の義務教育。
そして社会に出れば大半の人が会社という組織に入り、言われたことを忠実にこなし、生活費を得ています。
ちょっと意見を言えば、不要と言われリストラ、人は備品以下の価値でしかありません。
こんな教育、社会環境で日本で個性ある人間が育つわけがないのです。
僕は語弊があるかもしれませんが真にクリエイティブな人間は日本人ではわずかだと思っています。
このルールに縛られた環境で育つのが無理な話です。
皆さんも北朝鮮を思い出せば、ピンとくるのではないでしょうか。
創造性が育たないのはサッカー選手も同じです。
サッカーの教育も個性を殺した指導がほとんどで、Jリーグを観ていればわかるのですがどのチームも組織を重視した戦術をとっています。
個性的な戦術をとっているチームがほんとに少ない。
イングランドのプレミアリーグではロングスローで点を取る戦術を用いたチームがあり、
ベップのバイエルンなんかは選手を様々なポジションで起用し、変幻自在なサッカーをしています。
選手はもちろんですがチーム自体にそれぞれ強い個性があるのです。
日本のサッカーの教育は個性を伸ばさなければならない子供の頃に組織的な動きを教えて、個性ある選手を潰しています。
10代の頃から天才と賞賛された選手が現在、代表に定着していないのはこの子供時代の教育が影響してるのではないでしょうか。
Jリーグでも個性がある選手が減ってきている
今、Jリーグでも強力な個性がある選手が減ってきています。
フリーキックなら中村俊輔
スーパーゴールなら佐藤寿人
FWもできるCB田中マルクス闘莉王
現在も個性を放っている、代表的な選手は30代の選手ばかり・・・
強烈な個性を放つ若手の選手が全然いないのです。
中村俊輔なんかは日本代表を退いてもなお、世界から絶賛されているし
J2の横浜FCにいるカズもゴールを決めればまたも世界中で話題となります。
こうした観客を魅了する選手が減ってしまったのも日本サッカーの教育のせいでしょう。
日本のCBは危機的な人材不足
例えば守備がめちゃくちゃ上手い子がいるとして、
でもその子のチームの監督は負けると感情的になり、名指しでディフェンダーの子を怒るとするならば 一向にワールドクラスのセンターバックなど育つわけがない。
センターバックに海外組が少なく、人材不足なのは、日本のサッカーの教育のなかにセンターバックのプレーを褒めるという概念がないからなのかなと思ってます。
生き残るのが難しいプレミアリーグのサウサンプトンで長いシーズンを戦っている日本代表吉田は香川や本田と同じくらい評価されてもいいのではないでしょうか。
家長は将来的に代表の中心になると期待された選手だったが・・
本田圭佑以上の逸材だった大宮アルディージャに所属する家長がなぜ、代表に定着できず、スペインのクラブで活躍できなかったのか?
それは日本で育ったためにスペインの文化についていけなかったからです。 間違いなく、能力的には活躍できる十分なものを彼は持っていたのだから。
本田圭佑みたいな選手を日本は輩出しなければならない
僕は本田圭佑という選手は日本で生まれたのに、中身は日本人ではないと思っています。
普通、日本人だったら自分が所属しているクラブに経営のことまで口出しはしません。
彼がバカだからかそんなことを言ったのか? いえ、彼は20代前半プレジデントという経済雑誌を読むほど、サッカー選手でありながら常に他のことも勉強していたインテリです。
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頭のいい彼は自分が言うしかこのクラブは変わらないと思ったのでしょう。
だから批判されると分かっていながらあえて言ったのです。
この本田圭佑みたいな選手を日本は海外に送らなければならないと僕は思っています。
彼の強靭なメンタルと個性を強く出す姿勢はサッカー選手だけでなく多くの日本人が持っていないものです。
そしてそれを持ち合わせているからこそ、本田圭佑は海外のクラブで活躍できるのでしょう。
逆にいえば個性と強調性のどちらが欠けても現代サッカーでは通用しないといえます。
監督の言うことを聞きすぎる日本人
Jリーグ組で挑んだ東アジアカップを観ていて前線の選手に個性がないなと思いました。
そう、監督の言うことを聞きすぎて選手自身がピッチ上でなにも考えないでプレーしていたのです。
ボールを持ったら縦パス、縦パス、縦パスでは相手に読まれるのは当然だし、芸がない。
監督の指示はあるかもしれないけど、ボールを持ったらある程度は選手自身が考え、プレーしなければなりません。 ハリルホジッチが自分の戦術に選手を縛る考えならば、日本サッカー協会の監督人選ミスでしょう。
ブラジルでは自分たちが考えたサッカーが通用しなかった。
ザッケローニが目指したサッカーの到達点は富士山ではなく、エベレストだったわけです。
サッカー脳を鍛えれば強豪にも勝てる
自分たちのサッカーで勝つことが日本の目指すべきサッカーならば、選手たちのサッカー脳を鍛える必要がある。
これは簡単なことではないけれど、考えながらサッカーができるようになれば日本は世界に通用すると確信しています。
日本人と背丈や体格が違わないスペインがなぜワールドカップで優勝できたのか?
それはサッカー脳を鍛えたからなんですよ。 バルセロナの選手が大半を占めていたのは、バルサが攻撃のときに守備のことを考えてやれという指導を選手にしていたからです。
それを監督のデルボスケが代表でも取り入れた。だからほとんど大会中は失点がなかったのです。
それはそうですよね。攻撃しているときから守備を考えてるなんて、
そんなチームやりにくくてしょうがないですよ。
だって相手からすれば絶好のカウンターのときに簡単に潰されるわけでしょ。
イライラしちゃいますよね(笑)
スペインってパスサッカーのイメージが強いですが、こういうこともきちんとやってる。
考えてサッカーをすることを。
だから日本がまずやらなくちゃならないのはこういう意識から変えていくこと。
それは子供を指導する方たちから変えていく。
1日、2日。1年、2年でできる話じゃないから。
実績ある監督を呼んで日本は強くなりますか?
日本サッカーを強くするのに必要なのは、実績ある監督を呼ぶことじゃない。
日本のサッカーの教育から見直し、日本サッカー協会のトップから変わらないと。
現在FIFAランク1位のベルギーが近年力をつけてきたのは、実績ある監督をお金だして呼んだからじゃない。
ビッグクラブで活躍できるような選手を作る教育システムを作ったから。
今はそれが成功し、ベルギー代表の選手は誰もが知っているクラブでレギュラーで活躍してる。
要は代表のチームを強くするってクラブのようにお金かけて選手をとって強くするわけじゃないから簡単じゃない。
でも日本サッカーがベルギーやドイツのように強くなるには同じくらい面倒なことを地道にコツコツと長期的な目線でやっていかなければならない。
選手を育てることはもちろんですが、世界に誇れる日本人の監督も必要でしょう。
元日本代表岡田監督のような人が何人もでてこないと、いくら日本人選手がうまくなっても指導者が無能だったらサッカーは勝てない。
だから組織の上から下まで日本サッカーの環境を1から変えていかないと、日本が世界と肩を並べるのは不可能ではないでしょうか。
長文読んでいただきありがとうございました。
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