元ポルトガル代表FWのルイス・フィーゴ氏(39)が、00年にバルセロナを退団してRマドリードへ移籍したことに“正解”だったと振り返った。
バルサ→レアル移籍の真相フィーゴが回顧 - 海外サッカーニュース : nikkansports.com元ポルトガル代表FWのルイス・フィーゴ氏(39)が、00年にバルセロナを退団してRマドリードへ移籍したことに“正解”だったと振り返った。19日付のスペイン各紙...
バルセロナからは契約延長の話を断られた後ポルトガル代表の先輩フットレの助言でレアル移籍を決断
当時のフィーゴはバロンドール(欧州年間最優秀選手)を受賞し、
バルセロナニスタからもルイスの愛称で親しまれ、キャリアの絶頂期にいた。
しかしバルセロナの当時の会長には契約延長の意思を受け入れてもらえず、
「違約金を払うクラブがあるならでていってかまわない」と言われた。
ここからフィーゴのレアル移籍が加速する・・
フィーゴの憧れのポルトガル人プレーヤー、パウロ・フットレからの進言もあり、2000年にレアル移籍を決断。
現役時代のフットレ。
「選手人生が終わると重要なのは、資産だけだ、ルイス(フィーゴ)、大切な家族のためによく考えるんだ。サッカー選手として、こんな金額をつかめるチャンスはもう転がってないぞ」と熱いメッセージがフィーゴの胸に響いたという。
移籍後の苦悩の日々・・・
フィーゴのレアル移籍会見後のバルセロナファンからの仕打ちは凄まじいもので
グッズは格安で売られ、バルセロナ時代のユニフォームは燃やされた・・・
「守銭奴」 「裏切り者」 「王様だったが、今は奴隷だ」と罵られた。
フィーゴ在籍時のクラシコ レアル対バルセロナの試合映像。
現在チェルシーで活躍するセスクは、セスク自身がアーセナルにいた頃レアルが獲得に乗り出したが、
10年前のクラシコでフィーゴのブーイングを思い出し、ユニフォームを着ることができないと断ったことを明かしている。
レアルマドリードのラウールという存在
レアルマドリードの黄金期を築いたラウール・ゴンザレスは、
当時のフィーゴの酷い扱いを見て、練習やロッカールームでフィーゴのことを一番に気にかけ、
オフの日にも一緒に食事にでかけたそう。
いつも隣にいて朝ごはんまで一緒だったというから、驚きだ。
なんとも心温まるエピソードではないだろうか。
フィーゴが移籍したレアルは黄金時代へ。反対にバルセロナは暗黒時代へと突入
フィーゴが移籍した年にレアルはリーガ優勝を果たす。
ここからレアルは黄金時代へと突入。
反対にバルセロナは暗黒時代への道を歩むこととなる。
これはフィーゴの代役となる選手が見つからなかったのが原因である。
この年から3年間バルセロナはタイトルから遠ざかる。
メッシがレアルに移籍すればフィーゴ以上の仕打ちをバルセロナサポーターから受けることになる
「移籍は、前日の夜まで悩んだ」
「バルセロナのユニフォームを着てプレーしたことを誇りに思っている」
「私はこれからもその5年間の美しい記憶と共に生きていく」
と引退後に語っており、バルセロナに対して感謝と愛を示している。
最近でも禁断の移籍はなくはないが、ここまでサポーターが過激になったのは、
私が知る中ではこのフィーゴだけではないだろうかと思う。
今でいうとメッシがレアルに移籍するようなものだから頻繁にあってはならないことだが(笑)
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