JFA(日本サッカー協会)は24日、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)予備登録メンバー35名を発表した。
■FIFA女子ワールドカップ カナダ2015予備登録メンバー
▼GKGK
福元美穂(岡山湯郷ベル)海堀あゆみ(INAC神戸)
山根恵里奈(千葉)
DF
近賀ゆかり(INAC神戸)上尾野辺めぐみ(新潟)
岩清水梓(日テレ)
鮫島彩(INAC神戸)
有吉佐織(日テレ)
北原佳奈(新潟)
川村優理(仙台)
熊谷紗希(リヨン)
MF
澤穂希(INAC神戸)
安藤梢(フランクフルト)
宮間あや(岡山湯郷ベル)
川澄奈穂美(INAC神戸)
阪口夢穂(日テレ)
田中明日菜(INAC神戸)
宇津木瑠美(モンペリエ)
永里亜紗乃(ポツダム)
FW
大野忍(INAC神戸)大儀見優季(ヴォルフスブルク)
菅澤優衣香(千葉)
岩渕真奈(バイエルン)
W杯連覇懸かるなでしこジャパン、予備登録メンバー発表…澤、川澄ら | サッカーキングJFA(日本サッカー協会)は24日、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)予備登録メンバー35名を発表した。 大会···
前回の2011ドイツW杯と同じメンバーが14人
2011年ドイツ女子ワールドカップで優勝した我らがなでしこジャパン。そのときのメンバーで今回2015カナダW杯でも選ばれたのは次の通りだ。
GK
福元美穂(岡山湯郷ベル)
海堀あゆみ(INAC神戸)
DF
近賀ゆかり(INAC神戸)
上尾野辺めぐみ(新潟)
岩清水梓(日テレ)
鮫島彩(INAC神戸)
熊谷紗希(リヨン)
MF
澤穂希(INAC神戸)
安藤梢(フランクフルト)
宮間あや(岡山湯郷ベル)
川澄奈穂美(INAC神戸)
阪口夢穂(日テレ)
宇津木瑠美(モンペリエ)
FW
大野忍(INAC神戸)
岩渕真奈(バイエルン)
少し多いというのが私の印象である。確かに前回のメンバーで構成するほうが監督的には楽でいい。
しかしそれでは相手に研究されたときが怖いのだ。
その1例として2014ブラジルW杯でのスペイン代表がある。スペインはほぼ前回と変わらないメンバーで王者として臨んだ。
だが・・・結果は無残だった・・・
スペインは2010南アフリカW杯とほぼ同じメンバーでグループリーグを戦い、1勝2敗で1次リーグ敗退。
世界がスペイン代表の敗退に衝撃を受け様々な識者がその敗北の原因について分析をおこないました。話を総合したところ下記の三つが言われています。
- コンディション不良:クラブチームでの戦いを通して、選手が疲弊していたこと。選手のハングリー精神が不足していたこと。
- ジエゴ=コスタの起用:チームにフィットしていないジエゴ=コスタの起用にこだわり続けたこと
- 各チームのスペイン対策:スペインの戦い方が有名になったため、対策が十分に行われていたこと
http://fc-crocodile.net/archives/34
「現在 チェルシーで活躍するFW ジエゴコスタ。彼がチームにフィットしていればまだ優勝できる可能性はあったかも・・・」
私が特に類似していると思っている点は3番だ。スペインも「ポゼッションサッカー」つまりなでしこジャパンと同じ「パスサッカー」をスタイルとしている。
しかもそれははっきりいってなでしことは比べ物にならないほど、洗練された正確なパス回しでミスが少ない。
そんなポスト優勝国が早々に姿を消すのがワールドカップの怖さでもあり、視聴者側からすれば「おもしろさ」でもある。
これは男子、女子関係なく、4年前と同じサッカーでは通用しないことは間違いない。
メンバーの中で最も期待したいのがMF安藤梢
安藤は2009年よりドイツ・ブンデスリーガに移籍。デュイスブルクでプレーし、13年よりフランクフルトでプレーしている。「チャンピオンズリーグ優勝という夢を叶えることが、ドイツに移籍した理由の一つ」と話した安藤は、「これまで、準決勝で敗れた悔しい経験もあったが、6シーズン目にしてやっとその夢を叶えることができて『ぐっ』ときた」と感慨深げに語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150517-00557818-gekisaka-socc
UEFAチャンピオンズリーグ女子で所属クラブが優勝した安藤。彼女もこのチームで主力として活躍したことから、大きな自信を得て最高の状態でカナダW杯にいけるのではと個人的には思っている。
安藤梢 32才 MF
前回大会も経験してることから、今回も更なる活躍が期待できそうだ。
ちなみに余談だが安藤は黄金バットに似てるらしいww
猶本光、仲田歩夢、田中陽子かわいいヤングなでしこの中心メンバーは選外。
猶本光 21才
田中陽子 21才
仲田歩夢 21才
3月に行われたアルガルベカップ 2015で彼女たちの名前はメンバーリストにはなかった。
2014アジアカップでは唯一、猶本光の名前があったが佐々木則夫監督の前ではうまくアピールできず、結局は今回のメンバーには選ばれていない。
大きな理由としては2012年に行われたU-20カナダW杯のAFC U-19女子選手権で出場権を逃したことだろう。
しかしこの元ヤングなでしこ達が2019年のフランスW杯を戦っていくだろうと私は思っている。それ故に今回選ばれなかったのは「世代交代」という意味でも次の大会に少なからず影響するはずである。
今回が初のディフェンディングチャンピオンとしてW杯に挑む我らがなでしこジャパン。
若い彼女たちが選ばれなかったのは非常に残念ではあるが、監督が現時点の「最強」メンバーにあの23人を選んだのだから仕方ない。
後はブラジルW杯のスペイン代表のようにはならないよう、初の女子W杯連覇へ向けて残りの時間でしっかりコンディションを整えて「最高」の状態で本大会に臨んでもらいたいと願う。
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