ヨハン・クライフとはどんな選手？
ヨハン・クライフはドイツの皇帝ベッケンバウアーやアルゼンチンの神の子マラドーナと同じように
オランダの歴代最高選手である。
カリスマ性にあふれ、現役時代のプレーは知性そのものだった。
まさにピッチ上の監督。
偉大な選手の1人である。
そのクライフが3月24日、68才の若さで他界した。
現役時代は空飛ぶオランダ人と呼ばれオランダのトータルフットボールには欠かせない唯一無二の存在に
1974年西ドイツワールドカップで
トータルフットボールという流動的なスタイルで世界の度肝を抜いたオランダ代表。
その中心にいたのが何を隠そうヨハン・クライフである。
トータルフットボールは現代サッカーに多い、全員守備、全員攻撃の戦術で
クライフが現役だったころはそのスタイルが確立されておらず、それを実現したのがクライフだったのである。
クライフ自身のテクニックも非常に高く「フライングダッチマン」と呼ばれ
空飛ぶオランダ人の異名に相応しい代名詞の
クライフターンはまさにライダーキックのような技だった。
監督としても成功を収める。バルセロナではドリームチームを作り上げ黄金時代を築いた
バルセロナは今でこそ美しいパスサッカーで世界のサッカーファンを魅了しているが最初からこのスタイルだったわけではない。
今のバルセロナを作ったのがクライフで彼が監督になってから今のスタイルは導入されたのである。
ロマーリオ
ストイチコフ
ラウドルップ
などの才能ある選手を次々と起用し史上初のリーガ3連覇を達成したことは有名な話だ。
監督としてもクライフはその才能を発揮し、バルセロナをドリームチームと言わせるほど
ビッグクラブへと押し上げた。
バイエルンのグアルディオラもその手腕を称賛
現代のフットボールで世界最高峰の監督と言えばバイエルンのグアルディオラである。
グアルディオラはクライフのスタイルをよく知っている元選手でドリームチームの核となる選手でもあった。
そのクライフサッカーを知り尽くしているグアルディオラはバルセロナに自身のエッセンスを加えた
戦術を導入。
就直後のシーズンで低迷していたバルセロナを3冠させるという偉業を達成した。
クライフが現代サッカーの基礎を作り、バルサの基礎を作った。そして、それを発展させ現代化させるのは、彼に続くバルサの指導者たちの役割である。
グアルディオラはバルサを作ったのはクライフであると語っている。
この言葉から分かる通り、クライフは偉大な功績を残したということだ。
以下にサッカー界からクライフへのメッセージを紹介する。
バルセロナ メッシ
「伝説がまた一人、この世を去った」
バイエルン ベッケンバウアー
「ショックを受けている。私にとって彼はとても仲のいい友人だっただけでなく、兄弟のような存在だった」
バルセロナ イニエスタ
「彼の死は大きな損失だ。バルセロナ、サッカー界、彼がこのスポーツにおいてどれだけ大きな存在であったかを知る人々にとってとても悲しい一日になった。何度か彼と話をする幸運があったし、彼の助言は自分の中に残っている」
バイエルン監督 グアルディオラ
安らかにヨハン。伝説であり天才、バルセロナのメンタリティーを変えた人物」。
クライフに死に数々の名選手や監督たちからコメントが寄せられている。
サッカー界からまた一人偉大な人物がいなくなってしまった。
安らかにヨハン。そして今のサッカー界を見守り続けてください。
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