元日本代表ヴィッセル神戸の森岡が移籍したシロンスク・ヴロツワフとはどんなクラブ?
シロンスク・ヴロツワフは1947年に創設されエクストラクラサ(ポーランド1部)に属するクラブである。
リーグ優勝1回
ポーランド・カップ2回
ポーランド・スーパーカップ2回
エクストラクラサカップ1回
と実績ある名門だ。
また
UFFAカップ
ヨーロッパリーグ
チャンピオンズリーグ
とヨーロッパの大会にも参加経験がある。
ポーランドの名門で10番・・・Jリーグでもいいのでは・・・
このポーランドの名門クラブに今冬移籍したのがアギーレジャパンにも呼ばれたヴィッセル神戸の森岡である。
しかもつける背番号は10番。
だがこの移籍は森岡のステップアップになるのか微妙なところだ。
今や世界4大リーグといえば
セリエA
リーガエスパニョーラ
プレミアリーグ
ブンデスリーガ
であり、当然ながらポーランド1部はJリーグよりもちょっと上か下かのレベルのリーグだろう。
そして10年前とは違い、日本人選手の価値も上昇し今では世界4大リーグで活躍する日本人選手がたくさんいる。
それで今回の森岡の移籍だ。
果たして4大リーグでもないポーランドに移籍して森岡は日本代表に返り咲き、ビッグクラブへとステップアップできるのだろうか・・・
マンチェスターユナイテッドのファーガソンなどは若い選手を積極的にスカウトしていたけど・・
マンチェスターユナイテッドを30年近く率いていた名将ファーガソンは過去に無名の選手を育て
たくさんのワールドクラスの選手を世に送り出してきた。
レアルマドリードに在籍しているクリスティアーノ・ロナウドもその一人であり、
今の森岡だってロナウドのようになってもおかしくはない・・
だが、ファーガソンのような監督は数が少ないし、自分のクラブの下部組織ではないポーランドのクラブから才能ある選手を
スカウトするクラブは少ないのではないだろうか。
そうなれば森岡のヨーロッパでステップアップするという夢の実現は一気に遠のく可能性がある。
過去の日本人選手をみてもポーランドからステップアップした選手はいない
本田圭佑 オランダ
岡崎慎司 ドイツ
香川真司 ドイツ
中田英寿 セリエA
中村俊輔 セリエA
これは歴代の海外で活躍した日本人選手が移籍した最初のヨーロッパのクラブである。
当然ながらこの中にポーランドのクラブからビッグクラブへとステップアップした選手はいない。
だからこそ思う。
森岡はポーランドではなく、Jリーグのクラブに移籍するべきだったと。
ポーランド、スウェーデンなどのクラブからJリーグに移籍する選手もいるし
鹿島にレンタル移籍していた金崎夢生はポーランド2部である。
つまりポーランドリーグとJリーグはレベル的にはほぼ同等であり、私は森岡の移籍がどうしてもステップアップしているようには思えないのだ。
FC東京、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪などの上位クラブで
10番をつけたほうがよっぽど価値はあると思っているし、
Jリーグで活躍したほうが日本代表にだって呼ばれやすくなる。
日本代表に呼ばれれば、必然的に海外のスカウトの目にとまり、ヨーロッパへのクラブへの移籍オファーもくるだろう。
結果それがいい循環となり、森岡のステップアップにつながるのだ。
だからこそ思う。
Jリーグで活躍し、日本代表に呼ばれ、海外に挑戦する
その流れでいけば結果成功できると。
FC東京にいた武藤嘉紀もその流れでマンチェスターユナイテッドからオファーがくるようになった。
森岡もその流れでヨーロッパに移籍してほしかった。
今回の移籍は本当に残念でならない。
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